子供の円形脱毛症の2つの原因と治すために親ができる3つのケア

子供の円形脱毛症の2つの原因と治すために親ができる3つのケア

「子供に円形脱毛症がある…」「どうすればいいの?」など、子供の円形脱毛症について気になっていませんか?

実は円形脱毛症で悩む人口の1〜2%とも言われており、子供も大人と同様に発症し、子供の円形脱毛症で悩む方々はたくさんいらっしゃいます。

本ページでは育毛アドバイザーとして過去に300人以上の育毛のお手伝いをしてきた筆者が円型脱毛症の原因や対処法を以下の流れで紹介していきます。

  1. 子供の円形脱毛症の2つの原因
  2. 症状の重さによって変わる治療法
  3. 子供の円形脱毛症を治すためにできる3つのこと

このページを最後まで読めば、子供の円形脱毛症に関する知識が身につき正しい治療や子供のケアができるようになるでしょう。

1. 子供の円形脱毛症の2つの原因

「円形脱毛症の原因はストレスである」という認識が一般的に広まっていますが、実はストレス以外にも原因はあるので混同しないようにする必要があります。

子供が円形脱毛症になったら、なるべく早く近くの皮膚科に行きましょう。

また、適切に子供のケアをできるように、まずは子供の円形脱毛症の原因を見ていきましょう。

子供が円形脱毛症になる主な原因は下記の2つですので1つずつ紹介します。

  • 原因1.自己免疫異常
  • 原因2. ストレス

原因1. 自己免疫異常(アトピー含む)

自身の免疫機能が異常をきたし、自分自身の細胞を攻撃してしまう疾患です。通常は体に入ってきた異物を攻撃するはずの機能が、毛根の細胞を異物と認識してしまい攻撃されてしまうために発症すると考えられています。

なぜ自身の細胞を間違えて攻撃してしまうのか詳しくは原因はまだ明らかになっていませんが、免疫力の低下、ホルモンバランスの崩れ、ストレスなどが原因のひとつとして考えられています。

なお、アトピーなども自己免疫疾患が皮膚などに現れたものです。

アトピー

アトピーとは(アトピー性皮膚炎、気管支炎、アレルギー性鼻炎のいずれか)を持っている人のことを言います。

実は、円形脱毛症患者の中で、40%以上の人がアトピー性疾患を持つとされています。また、家族や血縁関係がある人にアトピーの素因を持つ人がいると円形脱毛症になりやすいと言われています。現時点では遺伝的な要因が強いと考えられています。

原因2. ストレス

ストレスは円形脱毛症の原因の1つとして考えられています。

長期間にわたりストレスを受け続けていると、血管が収縮し頭皮への血行が悪くなります。血液によって髪に必要な栄養素が運ばれているため、血管が収縮し血行が悪くなると髪の成長が阻害されハゲに繋がると考えられています。

また、ストレスは免疫系統や、ホルモンバランスなど、さまざまな体のシステムに影響を与えるので、自己免疫異常の原因はストレスであるというような考え方もされています。

参考. 円形脱毛症と混同しやすい症状「抜毛症」

抜毛症とは、自分で頭髪を抜いてしまう疾患です。主に人間関係などに悩みを持つ子供や、思春期の子供で発症するケースが多く、特に女の子に多いと言われています。

抜毛癖の原因はストレスの事が多く、円形脱毛症との違いとしては、抜毛症は自分で髪を抜くため、変に短い髪があったり、利き手側がまばらに抜けていたりします。

2. 症状の重さによって変わる治療法

円形脱毛症を治すためには、「皮膚科」に行くことをおすすめします。

円形脱毛症は軽度のものは自然に治る可能性もあり、80%が1年以内に治るとも言われています。

しかし、症状が重くなると、髪が生えてきたと思っても、すぐに抜けてと再発を繰り返すケースもあります。

子供の円形脱毛症の状態チェック

子供の円形脱毛症はどのような状態でしょうか?症状の重さによって治療法は異なります。

円形脱毛症の種類症状治療に要する期間特徴
軽度①単発型一箇所から数カ所に渡って、円形に脱毛してしまう症状およそ1年以内単発型の円形脱毛症
②多発型2箇所以上が円形に脱毛し繰り返し発症してしまう症状およそ半年から2年多発型の円形脱毛症
重度③全頭型多発型の円形脱毛症が進行していき頭全域に渡って髪が抜けてしまう症状症状の改善が進まなかったり、改善しても再発したり、治療に長期間にわたるケースが多い全頭型の円形脱毛症
④汎発型全頭型の円形脱毛症がさらに進行し全ての髪が抜けきってしまう症状症状の改善が進まなかったり、改善しても再発したり、治療に長期間にわたるケースが多い汎発型の円形脱毛症
⑤蛇行型円形脱毛症の一種で、脱毛が帯状に進行していく症状です。数年かかるケースが多い 蛇行型の円形脱毛症

軽度(①単発型②多発型)の場合は自然治癒もしくは簡単な治療で1年以内に改善する人が多いです。

重度(③全頭型④汎発型⑤蛇行型)の場合は治療に何年もかかる場合も多く最悪、治らないケースもあります。

主に行われる治療は下表のように症状の重さによって異なっています。

軽い症状重い症状
抗アレルギー薬
ステロイド薬外用薬
局所注射使う場合あり×
経口薬×
パルス療法×使う場合あり
局所免疫療法×

ではどのうような治療をするのか詳しく見ていきましょう。

軽度(脱毛面積が25%未満)の場合

軽度の症状(①単発型②多発型)で、発症してから半年未満の場合は、ステロイド剤などの外用薬を使ったり、抗アレルギー薬などの内服薬で治療します。

軽度の症状で、発症から半年以上経っている場合は、下記の5つのような治療を行っていきます。

  • ステロイド局所注射    ・・・ステロイド剤を注射する治療法
  • 局所免疫療法       ・・・薬剤を局部に塗りかぶれさせることで毛根を攻撃しているリンパ球を薬剤の方に集中させる治療法です。
  • 冷却療法         ・・・ドライアイスを定期的に患部にあてる治療法
  • PUVA療法      ・・・紫外線をあて毛根を攻撃しているリンパ球の働きを抑える治療法
  • スーパーライザー療法   ・・・特殊な紫外線をあてて自律神経を刺戟する治療法

重度(脱毛面積が25%以上)の場合

重度の症状(③全頭型④汎発型⑤蛇行型)で、発症してから半年未満の場合は、外用薬、内服薬、処置療法とあわせて、下記のようなステロイドパルス療法やステロイド内服が行われます。

発症してから半年以上経っている場合は、局所免疫療法を中心とし、外用薬や内服薬、処置療法を併用しながら治療していきます。

  • ステロイドパルス療法   ・・・入院し点滴でステロイド剤を体内に注入する治療法
  • ステロイド内服      ・・・ステロイド剤を服用する治療法
注意!
皮膚科やAGAクリニックなどで円形脱毛症を見てくれますが、円形脱毛症に詳しくない医者も多く「とりあえず薬で様子を見ましょう」で終わってしまう場合も多いです。もちろん、症状が軽い場合はそれで問題ありませんが、症状が重くなってしまった場合のことを考えると、なるべく円形脱毛症の治療を行っている病院を探した方がいいでしょう。HPなどで、円形脱毛症について記載がある病院やクリニックを探して行くといいでしょう。

3. 子供の円形脱毛症を治すためにできる3つのこと

円形脱毛症になっても気づかない子供もいますが、学校などで友達に指摘されたり気づいて気になり出すかもしれません。

円形脱毛症が原因で自信をなくしたり、友達にいじめられたりと精神的なストレスを感じ、さらに症状を悪化させないためにも親ができることを3つ紹介します。

  • 枕カバーは抜け毛がわかりにくいものを選ぶ
  • 学校などにも協力を要請する
  • 子供の様子に気をつける

3-1. 枕カバーは抜け毛がわかりにくいものを選ぶ

枕カバーにたくさんの髪の毛が抜けていると、どうしてもショックを受けてしまいます。

もし髪が大量に抜けてしまっても、わかりにくいように枕カバーの色を変えたり、あまりにも抜ける場合は子供が目が醒める前に抜け毛を取ってやるといいでしょう。

 排水溝などに髪の毛がたまらないようにして、抜け毛を意識させないようにするのも1つです。

3-2. 学校などにも協力を要請する

症状が重くなり、髪がまばらになったり、隠せない状態になった場合は、学校などにも協力を要請しておいた方がいいでしょう。

いじめられていないか目をかけたり、日頃から円形脱毛症を目立たないように協力を要請しましょう。

3-3. 子供の様子に気をつける

子供がなるべくストレスを感じずに毎日を過ごさせ、確実に早く治療するためにも、大人は何にストレスを感じているのかを把握しておく必要があります。

日頃から、子供と話す時間を確保し、子供の日常生活や心の状態に目を向けるようにしましょう。

しかし、何でも特別扱いすることはせずに、なるべく普通に接しいつも通りの愛情を注いであげましょう。

4. さいごに

子供の円形脱毛症の原因や治療法、大人ができるケアなどについて詳しくお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?

子供が円形脱毛症になる原因は主に下記の2つです。

  • ストレス
  • 自己免疫異常(アトピー含む)

症状が軽い場合は自然治癒する可能性もありますが、症状が重くなっていくと、治療に何年もかかったり、治療が難航する可能性もあるので、すぐに皮膚科か髪専門のクリニックで診てもらいましょう。

あなたの大切な人の頭が少しでも改善することを心から願っています。