頭皮のプロ直伝!フケに効く薬と根本的に治すため方法まとめ

頭皮のプロ直伝!フケに効く薬と根本的に治すため方法まとめ

フケが出ると、「薬を使ってでも早く治したい!」そんなことを考えていませんか?

フケは薬で治る場合もありますが、薬だけでは改善しない場合や、その時は治ってもすぐに再発してしまう可能性があるので、薬と合わせてあらゆる対策をして根本的に治すことが必要です。

このページでは頭皮ケアアドバイザーとして500人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、あなたの頭皮のお悩みを解決するために必要なことを下記の流れで紹介していきます。

  1. フケは薬で治るの?使う前に知っておくべきこと
  2. 治療は必要?フケ治療に使う薬まとめ
  3. フケはシャンプーが原因かも!使って良いものダメなもの
  4. フケを治すために最も重要!自宅でできる6つの対策

このページを読んで頂くことで、フケを改善できる薬や対策について知識が深まり、フケの解消に向けて大きな1歩となるでしょう。

1. フケは薬で治るの?使う前に知っておくべきこと

頭皮のかゆみ用の市販薬のイメージ

薬局などで販売されている薬で有名なのは上記のような「メディクイックH」「ムヒHD」などがありますね。

市販薬はフケの根本的な原因に対して対処できるわけではないため、フケを治すことはできません。

市販の薬は炎症を抑える、かゆみを抑える、菌の増殖を抑える成分が入っていますが、これらはフケの根本原因を網羅しているわけではないためです。

そのため、市販の薬を使うくらいなら皮膚科に行って薬をもらうか、日頃のケアをおすすめします。

1-1. フケの根本的な原因とは?

フケが出る仕組み

そもそもフケとは、頭皮や皮膚表面の古くなり、剥がれ落ちた角質のことです。

通常、皮膚や頭皮の奥底では新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。

剥がれる皮膚は目に見えないほどの大きさですが、何かがきっかけでこのターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるほど大きなフケとなっています。

主にフケの根本的な原因は、皮脂の過剰分泌や菌の増殖、物理的な刺激などによりターンオーバーが乱れてしまうことにあります。

1-2. 市販薬でできることと日頃のケアでできること

市販薬でできることと日頃のケアでできること

市販薬では、頭皮の炎症やかゆみを抑えられたとしても、フケの根本原因である皮脂の過剰分泌や菌の増殖、物理的な刺激の3つのうち、市販薬でできるのは菌の増殖を抑える点のみです。

フケはどれか1つの原因で生じているのではなく、複数の要素が絡み合って生じていることが多いため、市販薬では対処しきれません。

フケを根本から再発しないように改善するためには、日頃のケアとして多方面から対策が必要になります。

1-3. フケの2つの種類

ターンオーバーが乱れることによってフケが出ますが、実は、フケには下記の2種類があり、フケの状態が少し異なります。

それぞれのフケには特徴がありますので、あなたのフケや体質と比べながらどちらのフケなのか検討をつけましょう。

乾性フケ脂性フケ
乾性フケのイメージ脂性フケのイメージ
  • パラパラと肩に落ちる細かいフケ
  • 頭皮がカサカサと乾燥している
  • 乾燥肌である
  • 頭皮にかゆみがある
  • 頭皮を掻くと大きいフケがとれる
    (爪の中にフケがたまる)
  • 頭皮がベタつく
  • 頭皮にかゆみや赤みがある

画像引用:左https://www.aderans.co.jp/…
https://www.youtube.com…

あなたのフケはどちらの状態に近いでしょうか?おおよそどちらかに分類できることが多いです。

このフケの症状に合わせた対策をしなければ逆効果になってしまうので、どちらのフケに近いか把握をしておきましょう。

2. 治療は必要?フケ治療に使う薬まとめ

フケの特効薬はありませんが、薬を使って治療をすることで、はやく改善できる可能性もあります。

この章では薬を使ったフケ対策について下記の流れで紹介します。

  • どんな場合に皮膚科で薬が必要か?
  • フケは皮膚科の薬で治るの?
  • 薬でフケが治るまでの期間
  • 皮膚科で処方してもらえる2種類の薬

2-1. どんな場合に皮膚科で薬が必要か?

「これくらいなら大丈夫かな?」という程度のフケもあると思います。

なるべく症状が悪化する前に皮膚科に行きましょう。

下記に当てはまった場合は皮膚科に行くとよいでしょう。

  • 頭皮に発疹や激しいかゆみを生じている場合
  • 1ヶ月以上症状が改善しない場合

2-2. フケは皮膚科の薬で治るの?

フケは皮膚科に行けば薬で治る場合もありますが、特効薬ではありません。

根本的に治せるわけではないので、一度治っても薬の使用をやめるとすぐに再発してしまうこともしばしばあります。

そのため、薬を使うにしても日々の習慣も同時に改善し、根本的な解決が重要です。

2-3. 薬でフケが治るまでの期間

皮膚科に行って処方してもらった薬を使った途端に治ることもありますが、治るまでに数週間〜1ヶ月程度の時間がかかります。

逆に皮膚科に行っても中々治らない可能性もあり、薬の使用をやめた途端にまたフケが出てしまうこともあるため、生活習慣などの改善も含めじっくりと対策をしていく必要があります。

2-4. 皮膚科で処方してもらえる薬の2つ種類

皮膚科では、乾性フケ・脂性フケなど、症状に合わせて薬を処方してもらうことができるため安心できます。

それぞれの症状に使われる薬にはどんなものがあり、どのような用途で使われるのか紹介します。

乾性フケの治療に使われる薬

乾性のフケは、頭皮が乾燥していることで引き起こされているため、頭皮の皮膚を保護したり、炎症やかゆみを抑えることで治療をしていきます。

乾性フケに使われる薬には下記のようなものがあります。

主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。

イメージ有効成分用途
ワセリン
プロペト
ワセリン プロペトのイメージワセリン保湿
ウレパール
ケラチナミン
パスタロン
ケラチナミン パスタロンのイメージ尿素
ヒルドイド
ビーソフテン
ヒルドイド ビーソフテンのイメージヘパリン類似物質
レスタミンコーワ
ベナ錠
レスタミンコーワ ベナ錠のイメージジフェンヒドラミンかゆみを抑える
オイラックスクリームオイラックスクリームのイメージクロタミトン

かゆみの症状を抑える薬として、賛否両論ある「ステロイド」が使われることがありますが、乾燥が原因の場合、そこまで強い効力は必要ないため、ステロイドが使われることは少ないです。

脂性フケに使われる薬

脂性のフケを治療するために、抗菌剤やステロイドなどで治療をすることが一般的です。

脂性フケの治療に使われる薬は下記のようなものがあります。

主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。

イメージ有効成分用途
ニゾラールローションクリーム
ニトラゼン(ジェネリック薬)
ニゾラールローションクリーム ニトラゼン(ジェネリック薬)のイメージケトコナゾール抗真菌
ゲンタシン軟膏クリームゲンタシン軟膏クリームのイメージゲンタマイシン硫酸塩抗菌
ルリッド錠ルリッド錠のイメージロキシスロマイシン抗菌

脂性フケの症状がひどい場合や時間が経っても治らない場合は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎により赤みやかゆみがひどい場合は、抗菌・抗真菌作用とステロイドの混合薬が使われることがあります。

ステロイドとは?
ステロイドとは、炎症を抑えたり、アレルギー反応を抑える薬です。副腎皮質から分泌されるホルモンに似せた人工的に作られた物質で、副作用が強いことや、症状を抑えるだけの対処療法であることから賛否両論ある薬です。副作用として、皮膚が弱くなったり、感染症にかかりやすくなるとされています。

参考. フケを伴う4つの病気や感染症

フケの症状はこれまで紹介した乾性フケや脂性のフケ以外にも、病気や菌による感染や寄生虫まで、あらゆる可能性があります。

病気や感染症として診断される症状としては下記の4つがあります。

病名特徴概要
脂漏性皮膚炎頭だけでなく、眉、耳、鼻などの周りにも赤みが出る皮脂が多く分泌されることによって常在菌であるマラセチア菌が繁殖し刺激となることであかみや、かゆみフケなどの症状が出る
白癬菌(しらくも)楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)が出る白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。
乾癬皮膚が少し盛り上がり、赤い発疹、フケのようなうろこ状の鱗屑原因不明の皮膚疾患で、血管が拡張し皮膚の新陳代謝が通常の10倍以上の速度で進むため、皮膚が剥がれ落ちていく
しらみ髪の根元に白い卵がある、髪をかき分けると虫がいる髪の根元付近に卵を産み、フケと間違われることもある寄生虫で、かゆみを引き起こす

もしかすると、これらの病気や感染症が原因でフケが発生している可能性もあるので、症状がひどい場合は一度は皮膚科に行ってみることをおすすめします。

フケの症状は皮膚科であればどこでも対応してもらえるので、近くの皮膚科を受診しましょう。

3. フケはシャンプーが原因かも!使って良いものダメなもの

フケは薬だけで根本的に治すことはできないので、シャンプーなどで対策をすることも必要です。

もし、普段使っているシャンプーに原因がある場合、シャンプーを変えることで根本的な原因を解決できる可能性もあります。

この章ではおすすめしないシャンプーの特徴から、シャンプー選びのポイントまで詳しく紹介します。

3-1. 薬用シャンプーはフケを改善する効果があるのか?

薬用シャンプーの例

フケやかゆみに効く薬用シャンプーとして「メディクイックH」「オクト」などが薬局などで販売されています。これらのシャンプーには、主に抗菌作用がある成分が入っています。

皮脂が多い人は頭皮の常在菌が増え、ターンオーバーを乱す可能性が高いため、薬用シャンプーによって菌の繁殖を抑える効果が期待でき、頭皮にべたつきを感じる人や脂性の肌の人には効果がある可能性があります。

しかし、乾燥肌の人の乾性フケは乾燥が原因であり、炎症を引き起こしていることが1つの原因であるため、薬用シャンプーを使ってもあまり効果は期待できないでしょう。

私自身、脂性のフケに悩み、薬用シャンプーを試したことがありましたが改善しませんでした。理由としては、薬用シャンプーに含まれる添加物が刺激となっていることや、菌の増殖を抑えると言っても皮脂の分泌を劇的に抑えるわけではないため効果がなかったのだと考えられます。

3-2. シャンプー選びの3つのポイントとおすすめのシャンプー

フケはターンオーバーを乱すことが原因であるため、なるべく刺激がないシャンプーを選ぶことをおすすめします。

その点で必要なポイントは下記の3つです。

  • 無添加・・・防腐剤、刺激物が入ってないことで刺激を減らす(頭皮に優しい)
  • 天然オイル入り・・・天然オイルで髪をコーティングできる(髪に優しい)
  • ★洗浄力が強くないこと・・・洗浄力が強すぎず、適度に皮脂を残しバリア機能を守る(頭皮に優しい)

無添加

シャンプーには下記に示すような添加物と呼ばれる成分が入っていることが多いです。

添加物とは・・・

シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料

上記に示すような物質で、薬局などで販売されているほとんどのシャンプーに含まれていますが、これらの成分が含まれていないシャンプーを無添加と言っています。

無添加のシャンプーを使えば、刺激を与えないで済むため、今まで添加物を含んだ成分でシャンプーをしていた人はフケを改善できる可能性があります。

天然オイル入り

一般的なシャンプーにはシリコンなどが入っており、髪をコーティングしてスルスルと通りをよくしてくれますが、無添加のものはシリコンも入っていないため、ギシギシした質感になりがちで髪にはよくありません。

そのため、無添加でも綺麗な髪を保つために、天然のオイルが入ったシャンプーをおすすめします。

シリコンが入っていなくとも、自然のオイルの力で頭皮に優しく、髪をスルスルと通りをよくしてくれます。

★洗浄力が強くないこと←最も重要

シャンプーには界面活性剤(水では落とせない汚れをとる成分)の種類によって下記のように種類があります。

界面活性剤の種類刺激の強さ価格備考
硫酸系×
強い
1000円以下1000円以下のシャンプーはだいたいこれ
石鹸系
中位
1000円以下石鹸カスが頭皮に残りやすい・洗浄力はそこそこ強い
アミノ酸系
弱い
2000円以上洗浄力が適度で頭皮に優しい

主にドラッグストアなどで販売されている「1000円以下のシャンプー」や「せっけんシャンプー」と記載されているシャンプーの界面活性剤は硫酸系や石鹸系で、洗浄力が強いです。

洗浄力が強すぎないものは2000円以上の価格であることが多く、1つの目安にはなります(高ければいいというわけではないのでご注意を!)

このあたりのグレードのシャンプーであれば、アミノ酸系の界面活性剤を使っており、添加物もほとんど入っていないのでおすすめです。

参考:界面活性剤の種類と本当に良いシャンプーとは?

界面活性剤は厳密には下記のように分類されます。

本当に良いシャンプーは、ベタイン系、アミノ酸系、グルコシド系の界面活性剤で、添加物が入っていないものです。

ベタイン系、アミノ酸系、グルコシド系の界面活性剤は一緒に入っていることもあり、おおよそこれらのシャンプーを総称してアミノ酸シャンプーなどと呼ばれていることが多いです。

界面活性剤
種類
洗浄力
強さ
頭皮
安全性
具体的な成分
硫酸系★★★★★×ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
スルホン酸系★★★★☆×オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、オレフィンスルホン酸na 
石鹸系★★★★☆カリ石けん素地、脂肪酸Na、脂肪酸K 
スルホコハク酸系★★★☆☆スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Na、スルホコハク酸ラウレス2Na
ベタイン系★☆☆☆☆コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン 
アミノ酸系★☆☆☆☆ココイルグルタミン酸na、ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルアラニンNa 
グルコシド系★☆☆☆☆ デシルグルコシド 

界面活性剤は複数入っていることも多いので、見極めるのが難しいと思います。

そこで次におすすめを紹介していますので参考にしてみてください。

3-3. フケ対策におすすめのシャンプー3選

シャンプーの中でも洗浄力が強すぎないもので、添加物が入っていないものを見つけるのは本当に大変だと思います。

日頃の生活の中に原因が隠れている可能性も高いですが、シャンプーは毎日するものなので、フケに繋がっている可能性は大です。

こちら「市販の人気アミノ酸シャンプーおすすめ20選![2024年ランキング]」で比較をしていますが、人気のシャンプーの中から、洗浄成分や添加物について比較を行い最も良いシャンプーを導き出しました。

そこでおすすめなのが下記の3つです。

筆者もありとあらゆるシャンプーを試しましたが、ダントツでharuシャンプーがよかったです。

女性はもちろんのこと、男性にもおすすめです。

haru ”kurokamiスカルプ”

haru ”kurokamiスカルプ”のイメージ

haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加シャンプーで、今女性にも男性にもとても人気のアミノ酸シャンプーです。

頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮に優しくフケのケアにも最適です。髪の仕上がりもスルスルとなめらかな仕上がりになります。

ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど、頭皮にお悩みの方が大絶賛するシャンプーです。

  • 定期購入(2ヶ月毎): ¥3,256/400ml ←1ヶ月あたり1,584円!
  • 通常:¥4,070
  • 特徴: アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン

haru「kurokami スカルプ」公式ページ

https://www.haru-shop.jp/

頭皮のニオイケアもしたい人におすすめ『ハーブガーデン』

ハーブガーデンのイメージ

ハーブガーデン』は、天然由来成分無添加100%のシャンプーで、あらゆるメディアや雑誌で紹介され、SNSでも大人気のアミノ酸シャンプーです。

植物由来のオイルや、美容成分がたっぷり入っているので、頭皮を優しくケアしながら、美しい艶のある髪に仕上げてくれます。

ハーバニエンスシャンプーは定期で購入すると¥2,200、コンディショナーとセットで購入しても¥4,400なので、とてもコスパの良いシャンプーです。15日間の返金保証もついているのでもしもの時も安心できますね。

  • 定期購入(2ヶ月毎): ¥2,200/300ml  ←1ヶ月あたり1,100円!
    (コンディショナーセット¥4,400)
  • 特徴: アミノ酸シャンプー、無添加、オイル入り

ハーブガーデン公式ページ

http://www.herbgarden-sf.com/

脂性フケの人におすすめ!『KADASON』

KADASONのイメージ

KADASON』は皮膚科医が監修し、すこやかな頭皮環境のために開発されたこだわりのシャンプーです。

頭皮ケアができる成分が配合されており、頭皮のベタつきやフケ、かゆみに悩む人など、脂漏性皮膚炎でしっかりと頭皮の洗浄が必要な人におすすめです。

頭皮への刺激は優しく、それでいてしっかりと洗えます。筆者もフケに悩んだ時に使っていましたが、1回2回使っただけで頭皮の調子がよくなり、フケが治るまで愛用しました。

  • 価格:¥3,278
  • 特徴:抗炎症成分・抗菌成分配合、ベタイン系

KADASON 公式ページ

https://ysmd-online.jp/

3-4. 市販の無添加シャンプーはおすすめしない

無添加でも洗浄力の強いシャンプーの例

シャンプーには下記に示すような添加物と呼ばれる成分が入っていることが多いです。

添加物とは・・・

シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料

薬局などで販売されているほとんどの市販のシャンプーに添加物が含まれていますが、これらの成分が含まれていないシャンプーを無添加と言っています。

無添加のシャンプーを使えば刺激を与えないで済むため、今まで添加物を含んだ成分でシャンプーをしていた人はフケを改善できる可能性があります。

しかし、単純に「無添加」と記載があるだけでは判断できません。

無添加であっても洗浄力が強ければ頭皮にはよくないためです。

4. フケを治すために最も重要!自宅でできる6つの対策

病気が原因のフケなど症状が重いものを紹介してきましたが、軽い症状であれば自宅でも対処はできます。また、薬で治しても、生活習慣の中に原因がある場合は再発してしまう恐れがあるため、しっかりと日頃から気をつけて置かなければなりません。

乾性フケと脂性フケの対策として、自宅で簡単にできる対策を紹介していきます。

日常生活の中には、頭皮を乾燥させたりダメージを与えバリア機能を低下させるたくさんの場面があります。フケを改善する対策をフケの状態別に下記に6つ挙げましたので、順番に見ていきましょう。

  • 頭の洗い方を見直す (乾性フケ・脂性フケ)
  • ドライヤーを正しく使う (乾性フケ・脂性フケ)
  • 体を動かす (乾性フケ・脂性フケ)
  • 食生活を正す (乾性フケ・脂性フケ)
  • 紫外線対策をする (乾性フケ)
  • 化粧水で保湿する (乾性フケ)

4-1. 頭の洗い方を見直す(乾性フケ・脂性フケ)

頭皮の脂や汚れはお湯ですすぐだけでも7割〜8割は落ちると言われています。

強く洗い過ぎたり、シャンプーやリンスを頭に残らないようにしっかり洗髪しましょう。

下記の5つのポイントを守って頭を洗いましょう。

頭を洗う時の5つのポイント

4-2. ドライヤーを正しく使う(乾性フケ・脂性フケ)

頭皮の乾燥の原因はもしかするとドライヤーの使い方にあるかもしれません。

ドライヤーは非常に高温の熱を出しますので、頭皮の水分を奪い乾燥の原因になります。

下記のポイントを参考にドライヤーをしましょう。

ドライヤーの4つのポイント

ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。

頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。

そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。

4-3. 体を動かす(乾性フケ・脂性フケ)

頭皮のフケの原因の一つに血行不良がありますが、血は皮膚を作るために必要な栄養素を運ぶ重要な役割を担っています。

運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。

体を動かすことでストレスの解消にも繋がるので一石二鳥ですね。

4-4. 食生活を正す(乾性フケ・脂性フケ)

偏った食生活は乾性フケ、脂性フケどちらにも繋がります。

主に体質によるところが大きいですが、乾燥肌の人は特にタンパク質やビタミン、ミネラルなど皮膚形成や保湿に必要な成分が足りていないことで、皮膚の新陳代謝が正常に行われず、バリア機能や保湿機能が弱まり、乾性フケに繋がっている可能性があります。

特に、ビタミンなどが不足すると、皮脂が酸化しやすくなります。酸化した皮脂が頭皮を刺激し、頭皮の細胞が剥がれるきっかけとなり、乾燥しやすい頭皮の状態になってしまいます。

また、脂っぽい食事が多いことが原因で皮脂線が発達し、皮脂量が多くなり、脂性フケになっている可能性もあります。

下記の表は皮膚の再生などに重要な栄養素と食べ物の表です。

栄養素効果食べ物
ビタミンA 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん
ビタミンB 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える 豚肉、レバー、卵、豆類
ビタミンC コラーゲンの合成、抗酸化作用 レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン
ビタミンE 血行促進、新陳代謝の活発化 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ
セラミド 皮膚を保湿する成分 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ
リノレン酸 細胞分裂の補助 えごま、大豆、小麦、柿
亜鉛 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 牡蠣、牛肉、たらこ、卵

基本的に、食べ過ぎないように気をつけ、上記の表を参考にしながら肉や野菜などのバランスの良い食事を心がけましょう。

4-5. 紫外線対策をする(乾性フケ)

夏場は強い紫外線によって頭皮の細胞が破壊され、皮膚を守る機能が低下し、乾燥の原因になっている場合があります。特に夏場は紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。

紫外線対策としては帽子をかぶる、UVカットのトリートメントなどがあります。

なお、帽子をかぶる際は蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう。

4-6. 化粧水で保湿をする (乾性フケ)

ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿性が高い頭皮用の化粧水を使って保湿するといいでしょう。

指の腹を使ってマッサージするように塗り込み、皮膚に浸透させることでしっかりと水分を保湿してくれるでしょう。

アルコール分を含むものや防腐剤を含むものなど保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がたくさん出回っているので注意が必要です。

保湿グッズを選ぶときは「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」を参考にしながら選んでみましょう。保湿グッズとしてのおすすめは『キュレル』です。

育毛サロンの頭皮ケア無料体験を受けてみては?

育毛サロンと呼ばれる頭皮のエステのようなサロンがあり、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、眠ってしまうような気持ち良い頭皮マッサージを受けられます。

中には無料体験を行なっているものもあり、コスパよく、プロに頭皮を洗浄してもらえます。

バイオテックの公式画像

例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。

通常有料でおこなっているコースなので、体験と言いながらも満足できる内容です。無料体験コースがあるうちに1度は行ってみることをおすすめします。

私も行ったことがありますが、頭皮がスッキリして大満足でした。

バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/

こういった無料体験のようなものは、「営業が強くないか?」と心配でしたが、そんなことは全くなく、美容室に行って髪を切った後のように、特に営業はなく、和やかな雰囲気のまま帰れました。

【フケと併発して薄毛や抜け毛は気になっていませんか?】

フケの症状と併発して起こりやすいのが薄毛です。「最近髪が薄くなってきたかな?」「抜け毛が増えた」と気になっていませんか?

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こちらの記事「広告にだまされるな!自宅で0円から始められる薄毛対策10選」で日頃できるケアを紹介したり、薄毛を改善するための情報を紹介していますので、参考にしてみてください。

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完全無料で抜け毛についてのアドバイスをおこなってくれると評判です。

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5. さいごに

薬を使ったフケの治療についてや、フケを改善するために必要な対策について詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

皮膚科で処方してもらえる薬を使えばすぐによくなる場合もありますが、日常生活の中に原因がある場合は薬でも治らなかったり、再発する場合も多いです。

薬で症状を抑えるのも良いですが、このページで紹介した対策を参考に根本的にフケを改善しましょう。

まずは洗い方などの何気なく行っていることの改善、そしてシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか?おすすめは下記の3つです。

あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。