「アトピーで頭がかゆくてついつい掻きすぎてしまう・・・」「しまった!」と思った時にはフケがパラパラと落ちている。そんな悩みを抱えていませんか?
アトピーが原因のフケはやっかいで、普通のフケとは根本の原因も少し違い、対処が難しいのが現状です。しかし、少し日々の生活を工夫するだけで症状を緩和できる可能性もあります。
このページでは頭皮ケアアドバイザーとして500人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、フケの悩みを解消するために知っておくべきことを下記の流れで紹介していきます。
本ページを読んで頂くことで、アトピー性のフケを改善するために何をすればいいのか分かり、一歩改善に近づくこことができるでしょう。
1. アトピー性皮膚炎とフケの密接な関係
アトピー性皮膚炎とは、元々アレルギー体質であったり、皮膚のバリア機能が弱く皮膚の炎症やかゆみが頻繁に引き起こる皮膚の病気です。
そして、アトピーの人はフケの症状が特におこりやすいです。
この章ではフケやアトピーについて下記の点について解説していきます。
- フケとは「ごっそりと剥がれた皮膚」
- 皮脂のバリアが弱まるとフケが出る
- アトピーの人はフケが出やすい理由
1-1. フケとは「ごっそりと剥がれた皮膚」
フケとは、頭皮や皮膚表面の古くなり、剥がれ落ちた角質のことです。
通常、皮膚や頭皮の奥底では新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
通常目に見えないほどの大きさですが、何かがきっかけでこのターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるフケとなっています。
1-2. 皮脂のバリアが弱まるとフケが出る
ターンオーバーの乱れがフケの原因であるとお伝えしましたが、ターンオーバーが乱れてしまうとはどのような状態なのでしょうか?
頭皮は常に皮脂を分泌し、皮膚表面に存在しているマラセチア菌に分解されることで酸化脂肪酸となり、さらに他の菌で分解されることで、さまざまな刺激から皮膚を守るバリアの役割を果たす膜のようなものをつくっています。
下記の図は、皮脂が菌に分解されバリア機能をもった膜ができるまでを表したものです。
皮脂の量、マラセチア菌などのバランスが取れている状態が理想です。
しかし、皮脂の量が多くなる、マラセチア菌が増殖するきっかけを与える、刺激が加わるなどによって、バランスが崩れてしまうとターンオーバーが乱れフケの原因となってしまいます。
1-3. アトピーの人はフケになりやすい理由
さて、これまでフケや、皮脂のバリア機能について解説しましたが、アトピー体質の人はなぜフケを生じやすいのでしょうか?
アトピー体質の人は、元々アレルギー体質で刺激に対してとても敏感です。
というのも、上記の図のように、アトピーの人は保湿を担っているセラミドという成分が少なく、乾燥しやすい皮膚を持っています。
そのため、皮膚のバリア機能が弱く、アレルゲンとなる外部の刺激にとても弱い状態となっており、ちょっとした刺激や乾燥でもターンオーバーが乱れ、フケの症状を引き起こしてしまいます。
また、アトピー体質の場合、炎症や刺激により頭をかきがちで、物理的に頭をかくこともフケに繋がります。
アトピーの人はかかりつけの皮膚科がある場合も多いと思います。あなたの症状についてはよく把握されていると思いますので、まずは相談してみてもよいかもしれませんね。
2. アトピー以外が原因で起こるフケの10のパターンとその対策
アトピー体質の人は特に、刺激に弱いのであらゆる刺激に対して警戒しておかなければなりません。
フケが出てしまうきっかけとなる原因は主に下記の10のポイントです。
下記の中でできることから1つずつ改善していきましょう。
- シャンプーの洗浄力
- 洗髪後のすすぎ残し
- 空気の乾燥
- ドライヤーの熱風
- 紫外線によるダメージ
- 偏った食生活や食べ過ぎ
- 過度なストレス
- 汚れた寝具
- ステロイド皮膚炎
2-1. シャンプーの洗浄力
シャンプーの洗浄力が強すぎることがアトピー性のフケの原因になります。
アトピー体質でフケが出てしまう最も大きな原因が、市販されているシャンプーを使っていることにあるという説もあります。
薬局などで販売されている安価なシャンプーには下記の表にあるような成分がたくさん入っています。
余計な成分 | 備考 | |
香料 | 乾燥肌や敏感肌には刺激が強すぎたり、アレルギーが出ることがある。 | |
着色料 | 食品のように細かく使用禁止の着色料が決められていないので注意が必要。 タール系のように皮膚からの浸透率が高く、皮膚障害やアレルギーの原因となるものもある。 | |
合成界面活性剤 「~硫酸」 「アルキル~」 「スルホン酸~」 | ラウリル硫酸Na | 洗浄力が非常に強く、肌への刺激も非常に強い。 肌が弱い場合、薄毛や抜け毛の原因になる可能性もある。 分子が小さく毛穴からも浸透するため、経皮毒を起こす可能性もある。 |
ラウレス硫酸Na | 洗浄力が非常に強く、肌への刺激も非常に強い。 肌が弱い場合、薄毛や抜け毛の原因になる可能性もある。 洗浄力、脱脂力ともに強いため、敏感肌の人は避けるべき。 | |
ラウレス硫酸アンモニウム | 洗浄力が非常に強く、肌への刺激も非常に強い。 肌が弱い場合、薄毛や抜け毛の原因になる可能性もある。 洗浄力、脱脂力ともに強いため、敏感肌の人は避けるべき。 | |
ラウリル硫酸塩 | 洗浄力が非常に強く、肌への刺激も非常に強い。 |
頭皮に刺激となる成分が入っていることに加えて、洗浄力が強すぎることでバリア機能となっている皮脂を洗い流すことはとても重大な問題です。
対策
なるべく洗浄力が強すぎず、刺激物が入っていないシャンプーを選ぶことをおすすめします。
シャンプーの選び方については後ほど詳しく解説します。
2-2. 洗髪後のすすぎ残し
洗髪後のすすぎが不十分ということはないでしょうか?
先ほどシャンプーには刺激物がたくさん入っているということをお伝えしましたが、シャンプーやリンス、整髪剤などは思った以上にしっかりとすすがないと、頭皮に残ってしまいます。
頭皮に残されたシャンプーやリンス、整髪剤が刺激となり炎症を引き起こし、バリア機能が弱まることで、フケを引き起こしている可能性があります。
対策
アトピー体質の人は、皮脂や汚れを洗い流すよりも、シャンプーやリンスを頭に残らないように気をつけることが重要です。
ちなみに、頭皮の脂や汚れはお湯ですすぐだけでも7割〜8割は落ちると言われています。そして、ほとんどの人は洗浄力の強いシャンプーを使っているため、強く洗い過ぎるなど言語道断です。
下記のように優しく、そしてすすぎを十分に頭皮を洗いましょう。
2-3. 空気の乾燥
湿度が低いことも頭皮の乾燥を招く要因になります。
特に冬は他の季節に比べて湿度が低くなりがちです。さらに暖房の使用などで空気の乾燥状態が続き、頭皮の表面から水分が奪われていくため乾燥状態になります。
頭皮が空気の乾燥によって乾燥することでフケが引き起こされる場合もあります。
対策
市販されている頭皮用の保湿クリームや化粧水、ローションなどがありますが、アトピー体質の人には危険なのでおすすめできません。
アルコール、防腐剤など刺激になる成分を含んでいたり、保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がほとんどです。
保湿をしようとして頭皮に刺激となり逆効果になってしまうことを避けるため、まずは保湿することではなく、この章で紹介している乾燥を招く行動を少しずつ改善していくことが大事です。
頭皮が乾燥してどうしようもない場合は、かかりつけの皮膚科の先生に相談してみましょう。
2-4.ドライヤーの熱風
髪を乾かす際にも注意が必要です。
頭を乾かさなさすぎると、頭皮の常在菌が繁殖して刺激となりよくありませんが、熱風をあてることもよくありません。
高温の風を出すドライヤーを頭皮に当てることで、頭皮の水分を奪ったり刺激となることで、乾燥の原因になります。
対策
できるだけ頭皮に負担がかからないドライヤーの使い方をご紹介します。
ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は、冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。
頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。
アトピーは熱でかゆみが生じることもあると思うので、冷風で乾かすと良いかもしれませんね。
2-5. 紫外線によるダメージ
頭皮が紫外線を浴びることによって皮脂が酸化し、酸化した皮脂が頭皮を刺激します。
酸化された皮脂や、紫外線の刺激によって頭皮のバリア機能が弱くなり乾燥に繋がります。
頭皮のバリア機能が弱まることで、さらに刺激の影響を受けやすくなり悪循環に陥ります。
対策
特に夏場は帽子などで紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。
なお、帽子をかぶる際は蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう
2-6. 偏った食生活や食べ過ぎ
バランスの悪い食生活や欧米型の食生活が原因で乾燥肌になる人が増えていると言われています。
特に、タンパク質やビタミン、ミネラルなど皮膚形成や保湿に必要な成分が足りていないことで、皮膚の新陳代謝が正常に行われずバリア機能や保湿機能が弱まり、乾燥肌に繋がっている可能性があります。
対策
下記の表は皮膚の乾燥に効果が期待できる栄養素と食べ物の表です。
栄養素 | 効果 | 食べ物 |
ビタミンA | 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する | いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん |
ビタミンB | 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える | 豚肉、レバー、卵、豆類 |
ビタミンC | コラーゲンの合成、抗酸化作用 | レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン |
ビタミンE | 血行促進、新陳代謝の活発化 | 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ |
セラミド | 皮膚を保湿する成分 | 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ |
リノレン酸 | 細胞分裂の補助 | えごま、大豆、小麦、柿 |
亜鉛 | 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 | 牡蠣、牛肉、たらこ、卵 |
基本的に、食べ過ぎないように気をつけ、タンパク質や野菜などのバランスの良い食事を心がけることが重要です。
上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
2-7. 過度なストレス
ストレスや睡眠不足は乾燥に繋がります。ストレスや睡眠不足により、代謝機能が低下するため、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れ、肌が荒れやすくなります。
また、ストレスを感じるとかゆみが生じることも多いと思います。ストレスを感じたり、イライラしたときに頭をかいていませんか?
もしかすると気づかぬうちに頭をかいて、それが刺激となってフケを生じている可能性もあります。
対策① ストレスを和らげる
ストレスの緩和には睡眠が最も簡単で効果的ですが、あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の3つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいかもしれません。
- 太陽の光を浴びる
- ハーブティーを飲む
- 温泉など
対策② 睡眠の質を高める
睡眠はストレスを溜め込まないための最も効果的な対策です。
特に22時〜2時は成長ホルモンが活発に分泌され、頭皮の合成や新陳代謝も活発になる時間帯であるため、なるべくこの時間帯に睡眠をとることを心がけましょう。
1日6時間以上寝ることがベストですが、1時間半サイクルで睡眠をとると睡眠の質を高めることができると言われており、4時間半、6時間、7時間半などのサイクルを意識しながら睡眠の質を高めてみましょう。
睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの画面を見ない、ホットミルクを飲む、ストレッチをするなども効果的と言われています。
2-8. パーマやカラー
パーマやカラーリングはとても刺激の強い液体を使っているため、頭皮にとっては強い刺激となり、バリア機能も弱ってしまいます。
そのため、パーマやカラーが原因でフケが出ている可能性もあります。
対策
パーマやカラーをおこなって、フケがではじめてもすぐに治るならいいですが、しばらく治らないことがある場合はパーマやカラーの頻度を抑えるか、おこなわないようにしてみましょう。
もし、パーマやカラーをする際は美容師さんにあらかじめフケが出ることを伝えることで、頭皮を保護するクリームなどを塗ってから、パーマやカラーをしてもらえる場合があります。
2-9. 汚れた寝具
まくらやベッドは清潔でしょうか?
汗の湿気や皮脂などを温床にして、雑菌やダニ、カビなどが繁殖しやすい場所です。
それらが刺激となって、かゆみを引き起こし、フケに繋がっている可能性もあります。
対策
洗えるものは定期的に洗う習慣を作りましょう。
そして、最も効果があるのが天日干しです。天気の良い日には干して除菌し、ホコリを除去しましょう。
天日干しができない場合は、ファブリーズなどの除菌剤や布団乾燥機などを使うことも効果があります。
2-10. ステロイド皮膚炎
ステロイドは長期間使用するにあたって、副作用として皮膚が薄くなったり、赤みなどの炎症がひどくなりかゆみがひどくなる症状がおきます。
塗っている箇所だけではない箇所にも症状が出ることもまれにあり、ステロイドは一時的に炎症を抑えるものとして覚えておきましょう。
対策
ステロイド皮膚炎は長期間に渡って薬を使用することにより生じるため、もし副作用が出た場合は薬の使用をやめ、医師に相談しましょう。
皮膚科の医師の中には、ステロイドの副作用の危険性などについて説明がない場合もあります。
もし、少しでも不親切な対応や状況、治療の方針を明確に説明できない医師であった場合には、違う皮膚科に行くことをおすすめします。
3. アトピーのフケを改善するためにはまずシャンプーを変える
フケの対策としてとても手軽なシャンプーですが、市販されているシャンプーは刺激が強くかえって逆効果になりそうなものばかりなので注意が必要です。
乾燥肌の人が多いのは、過剰に頭を洗いすぎていることが原因という情報もあります。
そのため、フケ対策として効果的なシャンプーを選ぶ上でのポイントや、おすすめのシャンプーについて紹介していきます。
- シャンプー選びの3つのポイント
- フケ対策におすすめのシャンプー3選
3-1. シャンプー選びの3つのポイント
乾燥フケの原因で最も多いのは「シャンプーである」とも言われており、なるべく頭皮刺激がなく、洗浄力も適度なシャンプーを選ぶことをおすすめします。
乾燥フケは、シャンプーを変えるだけでもたちまち改善してしまうかもしれませんね。
その点で必要なポイントは下記の3つです。
- 無添加
- 天然オイル入り
- アミノ酸系シャンプー
無添加
シャンプーには下記に示すような添加物と呼ばれる成分が入っていることが多いです。
添加物とは・・・
シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料
上記に示すような物質は、薬局などで販売されているほとんどのシャンプーに含まれていますが、これらの成分が含まれていないシャンプーを無添加と言っています。
無添加のシャンプーを使えば、刺激を与えないで済むため、今まで添加物を含んだ成分でシャンプーをしていた人はフケを改善できる可能性があります。
天然オイル入り
一般的なシャンプーにはシリコンなどが入っており、髪をコーティングしてスルスルと通りをよくしてくれますが、無添加のものはシリコンも入っていないため、ギシギシした質感になりがちで髪にはよくありません。
そのため、無添加でも綺麗な髪を保つために、天然のオイルが入ったシャンプーをおすすめします。
シリコンが入っていなくとも、自然のオイルの力で髪をスルスルと通りをよくしてくれます。
アミノ酸系シャンプー
シャンプーには界面活性剤(水では落とせない汚れをとる成分)の種類によって下記のように種類があります。
界面活性剤の種類 | 刺激の強さ | 価格 | 備考 |
硫酸系シャンプー | × 強 | ◯ 安め 1000円以下 | 1000円以下のシャンプーはだいたいこれ |
石鹸系シャンプー | △ 中 | △ 中位 2000円前後 | 石鹸カスが頭皮に残りやすい |
アミノ酸系シャンプー | ◯ 弱 | × 高め 3000円以上 | 皮脂を落としすぎないので最も良い |
硫酸系シャンプーは非常に洗浄力が強すぎるためおすすめできません。薬局などで販売されている市販のもののほとんどが硫酸系のシャンプーです。また、刺激は少し抑えられますが、石鹸系のシャンプーは石鹸独特のカスが頭皮に残りやすかったり、ギシギシした仕上がりになるためおすすめできません。
そのため、刺激も少なく、皮脂を落としすぎないアミノ酸系のシャンプーを選びましょう。
これらの3つのポイントを抑えたおすすめのシャンプーを次に紹介します。
3-2. フケ対策におすすめのシャンプー3選
アミノ酸シャンプーの中でも刺激物や、刺激が少なく人気のシャンプーを価格順に3つ紹介します。
これらのシャンプーは刺激が少なく頭皮を優しく適度に洗浄できるので、今まで刺激物がたくさん入ったシャンプーを使っていた人は、シャンプーを変えるだけでもフケの症状に変化が現れる可能性があります。
少し背伸びをして、これから紹介するシャンプーで正しく髪と頭皮を洗えば、たちまちフケの悩みが解決してしまうかもしれませんね。
モーガンズ シャンプー2,800円~3,400円
出典:Amazon
- 界面活性剤:植物性アミノ酸
- 頭皮への刺激:少なめ
『モーガンズ シャンプー』は、洗浄力も適度に高く頭皮ケアに重きを置いているシャンプーです。それでいて、髪にも優しくきしみやぬるつきがあまりなく、しなやかな洗い心地のシャンプーです。
独特なオリエンタルな匂いが特徴です。アミノ酸シャンプーですが、洗浄力はしっかりと保っているので、アトピー体質の人にもおすすめです。
haru ”kurokamiスカルプ”:3,200~4,000円
- 界面活性剤:天然(アミノ酸)
- 頭皮への刺激:優しい
『haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた女性向け無添加のシャンプーで、今女性にとても人気のアミノ酸系シャンプーです。
頭皮に優しいだけでなく、頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、フケの原因にも対処することができます。
ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど、頭皮にお悩みの方の多くがその効果を実感しています。
ちなみにアトピー体質の人は乾燥肌の人も多いので、男性にもおすすめできます。
&GINO プレミアムブラックシャンプー:4,752~5,280円
- 界面活性剤:天然(アミノ酸)
- 特徴:21種類の植物成分
『&GINO プレミアムブラックシャンプー』は頭皮に栄養を与える、21種類の天然植物成分を配合したアミノ酸系のシャンプーです。
栄養補給にもこだわったシャンプーなので、「3分ヘアパック」が推奨されています。「3分ヘアパック」とはシャンプーをつけたまま3分間放置し、頭皮全体にシャンプーの植物成分を行き渡らせるという画期的なお手入れ方法です。
アトピー体質の人にもおすすめのシャンプーです。
4. アトピー性のフケに湯シャンは有効か?
湯シャンとは、シャンプーを使わずお湯だけで洗うことを言います。
近年メディアでも紹介され話題になっており、アトピー体質の人の中には湯シャンをしている人も多いといいます。
果たして、アトピー体質の人は湯シャンでフケが治るのでしょうか?
4-1. アトピー性のフケに湯シャンは試す価値あり
本来、お湯で洗うだけでも、汚れの8割は流せるとされています。
湯シャンにすることで、皮脂を守りシャンプーからの刺激を減らせるので、フケも改善方向に向かう可能性もあります。
しかし、実際のところやってみないとわかりません。様々な口コミを調べてみましたが、フケが改善したという人もいれば、改善しなかったという人も様々です。
特にアトピーだと刺激に弱いので、いつもシャンプーで刺激を受けているとすると、完全に元を断つことができる可能性があるので、試してみる価値はあると思っています。
気になる人は次に正しい方法を紹介しますので試してみてはいかがでしょうか。
4-2. 湯シャンの正しい方法
それでは実際にどのように湯シャンをすればいいのか方法を見てみましょう。
【湯シャンの正しい手順】
①髪を濡らす前に湯シャンをする前にブラッシング
埃や汚れをあらかじめ落としておくため。
②洗髪する前に湯船に浸かって少し汗をかき毛穴を広げる
頭皮に刺激の少ない方法で頭を洗うため、毛穴を開いて皮脂を落としやすくする必要があります。
③33℃〜35℃のぬるま湯で3〜5分程度マッサージするように洗う
髪の下に指を潜らせるようにして、指の腹でこするのではなくマッサージするように洗います。
④タオルを押し当てるように乾かす
タオルで水分と残った皮脂を吸い取るように乾かします。
⑤最後はドライヤーの冷風で乾かす
乾かしが甘いと雑菌の繁殖や臭いの元になるので、仕上げに冷風で乾かします。
参考 湯シャン後のトリートメント
トリートメントの代わりに、お酢やクエン酸を使います。
風呂桶にいっぱいにお湯をはり、お酢もしくはクエン酸の粉末を小さじ1杯程度入れて溶かします。
できた液体を髪になじませて2〜3分まちます。その後シャワーで流して完了です。
酢などの酸の力で、開いたキューティクルを閉じさせ、髪をサラサラにしてくれるとともに、抗菌作用があるので臭いを防ぐ効果もあります。
酢はくさいイメージがあると思いますし、薄めるまでは臭いがすると思います。しかし、薄めてしまえば、ほとんど気にならないほどになりますし、軽くすすげば臭いはしないはずですので安心してください。もし臭いがする場合は、薄め方が足りない可能性が高いので、臭いがしない程度まで薄めましょう。
5. さいごに
アトピー体質の人のフケについて詳しく紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
アトピー体質の人は乾燥しやすい肌であるため、フケを生じやすいといえます。そして、少しの刺激でも炎症やターンオーバーを乱すきっかけになるので、注意が必要です。
普段、我々の生活の中には頭皮に刺激となる行動をたくさんとってしまっている可能性があるため、何かケアをするというよりも、生活を改善して、頭皮への刺激を抑える対策をするとよいでしょう。
アトピー体質の人は普段シャンプーによって刺激を受けている可能性が高いので、下記の3つのシャンプーに変えてみてはいかがでしょうか?
あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。