「フケはシャンプーを変えれば治る?」「どのシャンプーを使えばいいの?」など、フケで悩む方でシャンプーでの改善を検討していませんか?
フケはシャンプーが原因の可能性もあり、シャンプーを変えるだけでもフケの症状が改善する場合があります。
しかし、シャンプーの選び方を間違えると逆効果になることもあるため注意が必要です。
このページでは頭皮ケアアドバイザーとして過去に1000人を超える方にアドバイスを送ってきた筆者が、あなたの頭皮のお悩みを解決するために知っておくべきことを下記の流れで紹介していきます。
- フケはシャンプー選びが重要
- どんなフケにもおすすめのシャンプーとその選び方
- 徹底比較でわかった!おすすめのシャンプーランキング
- フケの症状によっては悪化の危険がある!市販のシャンプーと頭皮ケアグッズ
- フケを出さないために正しいシャンプーの7つのステップ
- 今日からできる!シャンプー以外の頭皮ケア7選
- 病気や感染症が原因でフケが出る場合は皮膚科へ
- フケ・シャンプー・頭皮ケアに関するQ&A
このページを読んで頂くことで、フケに良いシャンプーがわかり、あなたのフケの症状が改善に向けてグッと近くなるでしょう。
1. フケはシャンプー選びが重要
シャンプーを変えるだけでフケが改善した人もいれば、悪化してしまう人がいるのも事実です。
そもそも、フケの状態は人によって様々で、フケの状態に合わせたシャンプーを選ぶことが必要になってきます。
例えば、ドラッグストアやスーパーなどで売っている薬用シャンプーなどは、フケの悪化に繋がってしまう可能性があるシャンプーの典型です。
間違ったシャンプーを使って、症状を悪化させないためにも、まず下記の3つの点について紹介していきます。
- フケが出ている原因はシャンプーなのか?
- そもそもフケとは?
- フケの2つの種類
1-1. フケが出ている原因はシャンプーなのか?
刺激が強かったり、洗浄力が強く、あまり頭皮に良くないシャンプーを使うことはフケ原因になります。
ただ、フケの原因はシャンプー以外にも、シャンプーのやり方が良くなかったり生活習慣の乱れなど、いくつも原因があるため特定が難しいです。
しかし、実際、ほとんどの人が洗浄力が強くあまり良くないシャンプーを使っているため、シャンプーを変えることで改善する可能性は十分にあります。
実際に過去にアドバイスをした方の中にも、シャンプーを変えたら改善したという方がいらっしゃいました。
1-2. そもそもフケとは?
そもそも、フケとはなぜ出るのでしょうか?
フケとは、頭皮や皮膚表面の古くなり、剥がれ落ちた角質(肌の破片)のことです。
通常、皮膚や頭皮の奥底では新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
通常目に見えないほどの大きさですが、炎症、乾燥、刺激などがきっかけでこのターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるフケとなっています。
1-3. フケの2つの原因
フケには大きく分けて、2種類があり体質やフケが出る原因が異なります。
それぞれのフケには特徴がありますので、あなたのフケと見比べながらどちらかのフケなのか検討をつけましょう。
乾性フケ | 脂性フケ | |
原因 | 炎症・ターンオーバーの乱れが原因 | 皮脂の過剰分泌・菌の増殖が原因 |
特徴 |
|
|
ただ、選ぶべきシャンプーは共通しています。ここから選ぶべきシャンプーについて解説します。
2. どんなフケにもおすすめのシャンプーとその選び方
まず、絶対に避けるべきシャンプーの条件は以下の2つです。
NGな条件 | NGな理由 |
×過剰に皮脂を洗い流す | ・頭皮の乾燥につながる ・頭皮の菌や皮脂のバランスが崩れ、ターンオーバーが乱れる |
×添加物など刺激が強い | ・頭皮にダメージを与える ・頭皮に炎症をあたえる |
現代一般的に流通している安価なシャンプーは洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで洗い流してしまうため、その皮脂を補うために、皮脂の分泌量が増えるとも言われています。
あなたがシャンプー選びで重要視すべきなのは2つのポイントです。
- ①硫酸系ではなくアミノ酸シャンプーであること
- ②無添加であること
① 硫酸系ではなくアミノ酸シャンプーであること
シャンプーは界面活性剤(水では落ちない汚れを落とす成分)の種類によって「硫酸系」「石鹸系」「アミノ酸系」と3種類あります。
それぞれ洗浄力に違いがあります。下記の表に違いをまとめました。
界面活性剤の種類 | 刺激の強さ | 価格 | 備考 |
硫酸系シャンプー | × 強い | ◯ 安め 1000円以下 | 1000円以下のシャンプーはだいたいこれ 「ラウリル硫酸◯◯」「◯◯スルホン酸」と表記 |
石鹸系シャンプー | △ 中位 | △ 中位 2000円前後 | 石鹸カスが頭皮に残りやすい |
アミノ酸系シャンプー | ◯ 弱い | × 高め 2000円以上 | 皮脂を落としすぎないので最も良い 「ココイル◯◯」と表記 |
硫酸系のシャンプーは洗浄力が強すぎて、必要以上に皮脂を洗い流してしまいます。一般的に安い1000円以下のシャンプーがこれにあたります。
まず、「ラウリル硫酸◯◯」「◯◯スルホン酸」などと表記のあるものは避け、アミノ酸シャンプーを選びましょう。
アミノ酸シャンプーは洗浄力が強すぎず、とても優しく適度に皮脂を残しつつ、汚れをおとしてくれます。アミノ酸シャンプーは「ココイルメチルタウリンNa」や「ココイルグルタミン酸Na」と表記があります。
注意!アミノ酸配合シャンプーはアミノ酸シャンプーではない!
中には、アミノ酸配合と表記のあるものもありますが、硫酸系の洗浄成分に、アミノ酸を配合しただけのシャンプーなので、騙されないように注意しましょう。
② 無添加であること
一般的に薬局などで買える市販のシャンプーのほとんどは、添加物が含まれています。
添加物には刺激があり、敏感な人はこれらの添加物が入っているだけでも、炎症を引き起こす可能性があります。
添加物とは・・・
シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料
このような刺激性のある成分が含まれていないシャンプーを無添加と呼んでいます。
無添加のシャンプーを使うことで、刺激を与えないで済むため、無添加のものを選びましょう。
コンディショナーやリンスに注意!
アミノ酸シャンプーの中には、髪をケアするための成分が入っておらず、ギシギシになってしまうものがあります。まず、天然オイルが入っていて、髪のケアができるシャンプーを選ぶことが大事です。
一般的なリンス、コンディショナーを使っている人も多いですが、髪をスルスルと通りを良くしてくれる反面、頭皮の皮脂を詰まらせ刺激となってしまうのでおすすめできません。
天然オイルが入っており、頭皮だけでなく髪のケアもできるシャンプーを選ぶか、成分に安心できるコンディショナーを選びましょう。
3. 徹底比較でわかった!おすすめのシャンプーランキング
洗浄力が強すぎず、肌に優しいアミノ酸シャンプーに変えることで、皮脂が過剰に分泌されないように体質から少しずつ変えて行くことができる可能性があります。
シャンプーはとても種類が多く、「どれを選んでいいのかわからない」という声も多いです。
そこで、20種類以上あるシャンプーの中から、先ほどの2つのポイント「アミノ酸シャンプーであること」「無添加であること」を踏まえて選んだおすすめの2つのシャンプーを紹介します。
これらのシャンプーを選ぶにあたって、20種類以上の市販のシャンプーの成分を比較しました。気になる人はこのページの最後「アミノ酸シャンプー比較表」で紹介しています。
haru”kurokamiスカルプ”
『haru”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加のシャンプーで、累計50万本を販売達成した今大人気のアミノ酸系シャンプーです。
頭皮に優しいだけでなく、頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮と髪をダブルでケアしてくれます。きしまないための成分を配合しており、これ一本でリンスもコンディショナーも不要で、艶のある美しい髪を保ちます。
30日間の返金保証がついているので安心してはじめることができますね。
- 定期購入: ¥3,256 (通常¥4,070)
- 特徴: アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン
haru「kurokami スカルプ」公式ページ
ハーバニエンス
『ハーバニエンス』は、天然由来成分無添加100%のシャンプーで、あらゆるメディアや雑誌で紹介され、SNSでも大人気のアミノ酸シャンプーです。
植物由来のオイルや美容成分がたっぷり入っているので、頭皮を優しくケアしながら美しい艶のある髪に仕上げてくれます。
コンディショナーとセットで購入しても¥4,200なので、「髪のケアもコンディショナーでしっかりとやりたい !」人にとてもコスパの良いシャンプーです。15日間の返金保証もついているのでもしもの時も安心できますね。
- 定期購入: ¥2,200 (通常¥4,400)
- 特徴: アミノ酸シャンプー、無添加、オイル入り
ハーバニエンス公式ページ
4. フケの症状によっては悪化の危険がある!市販のシャンプーと頭皮ケアグッズ
どうしても、「薬用シャンプーはフケに良い」「乾燥しているなら保湿が必要」というイメージがありますよね。
しかし、フケは乾性フケと脂性フケがあり、症状によってはおすすめできるものもあれば、できないものもあるため注意が必要です。
これから紹介するシャンプーや頭皮ケアは逆効果になってしまう可能性があるので、注意が必要です。
- 薬用シャンプーは乾燥フケに効果は期待できない
- 石鹸シャンプーはフケにはおすすめしない
- 保湿グッズはおすすめしない
- 市販の薬は乾燥フケには効果は期待できない
① 薬用シャンプーは乾燥フケに効果は期待できない
フケやかゆみに効く薬用シャンプーとして「メディクイックH」「オクト」などが薬局などで販売されています。
これらの薬用シャンプーには、主に抗菌作用がある成分が入っており、菌の増殖を抑えることで脂性フケへの効果は期待できます。
しかし、これらのシャンプーは脂をしっかりと落とす強力な洗浄作用があるため、乾燥肌の人や乾性フケの人にはおすすめできません。
乾燥肌の人の乾性フケは、刺激を受けターンオーバーが乱れた状態であり、炎症を引き起こしているため、炎症そのものを抑える必要があります。
② 石鹸シャンプーはフケにはおすすめしない
石鹸シャンプーは比較的、添加物や刺激性は少ないと言われてはいますが、あくまでも硫酸系のシャンプーに比べてというものです。
そのため、そこそこ洗浄力も強く、添加物も入っているため、フケにはあまりよくありません。
そもそも、石鹸シャンプーを使っている人はフケが出ると悩んでいる人も多く、理由としては石鹸独特のカスが毛穴につまることでフケが出ると言われています。
③ 保湿グッズはおすすめしない
「化粧水やオイルなどを使って保湿をすると良い」という情報がありますが、「h&s地肌マッサージクリーム」「キュレル」などの安価な頭皮用の保湿グッズには防腐剤やアルコールの強いものなど、かえって頭皮に刺激を与えてしまうものが多く存在します。
一般的に販売されているものはあまりおすすめできません。
保湿についてはこちら「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」のページにて様々な化粧水を比較した結果、頭皮に使えるおすすめできる化粧水を紹介します。
④ 市販の薬は乾燥フケには効果は期待できない
薬局などで販売されている薬で有名なのは上記の写真の「メディクイックH」「ムヒHD」などがあります。
これらの薬には下記の3つの効果が期待できます。
- 菌の増殖を抑える
- かゆみを抑える
- 湿疹や炎症を沈める
これらの効果は主に、脂性のフケの原因である菌の増殖を抑え、炎症を抑えたり、かゆみを抑え、かきむしることで加わる物理的な刺激を抑えることができる可能性があります。
上記で紹介した効果効能が期待でき、脂性フケは改善する可能性はありますが、フケは体質や原因も個人差があるため、使ってみなければわかりません。
5. フケを出さないために正しいシャンプーの7つのステップ
フケはシャンプーが原因と言われることもあるほど、大きく関わっているポイントです。
どんなシャンプーを使うのか?ということも非常に重要なのですが、実は、正しくシャンプーができていない人も大勢います。
あなたのいつもの洗い方と比べながら、問題がないかチェックしながら見ていきましょう。
① 洗う前に髪をとかす
髪が長い場合は、風や静電気によって髪が絡まりやすくなっています。
絡まったままシャワーを浴びると抜けやすくなってしまうので、毛先の方から手ぐしやブラシでとかしましょう。
ヘアスプレーや整髪料で固めている場合は、髪が引っ張られて余計に抜けやすくなるので注意が必要です。
② お湯で汚れを落とす
整髪料や汚れを指の腹で、優しくとかすようなイメージで落としましょう。
お湯の温度は38度程度で、汚れの8割程度落とすつもりでシャワーをしましょう。
この時にしっかりと汚れを落としていると、シャンプーの量が少なく済むので、頭皮に余計な負担をかけないで済みます。
③ よく泡立ててからシャンプーをつける
髪が短い場合は10円玉程度、ロングヘアの場合は500円玉程度の量をつけよく泡立ててから髪につけてください。
手のひらを丸め指先で円を描くようにすると泡立ち易いですが、うまく泡立てられない場合は洗顔用のネットを使うのもいいですね。
シャンプーの量が多すぎると、すすぎ残しの元になり頭皮に良くありません。
④ 爪を立てずに優しく洗う
襟足→耳の後ろ→後頭部→頭頂部→生え際の順に指の腹で優しくマッサージをするように洗ってください。
汚れは爪を立てなくても、泡に汚れを溶かすようにすると十分に落ちます。
⑤ しっかりすすぐ
すすぎ残しは頭皮トラブルの元ですので、しっかりとすすいでください。
目安は洗う時間の倍ぐらいです。
泡をすすぎ終わったら、シャワーヘッドで頭皮のマッサージをするように押し当てると毛穴もしっかりとすすぐ事ができます。
⑥ バスタオルで水気を取る
シャワーが終わったら、乾いたバスタオルを髪の根元から押し当てるようにして水気を取ってください。
髪が濡れている時は、静電気や衝撃に弱くなっていますのでゴシゴシと拭くのはNGです。
⑦ ドライヤーで根元を乾かす
ドライヤーをせずに髪の毛を濡れたままで放置すると、細菌などが発生する原因になるので、必ずドライヤーをしましょう。
ドライヤーのコツは「熱量ではなく風量で乾かす」ことと「根元から乾かす」ことです。
また、髪の8割程が乾かす目安です。それ以上ドライヤーを当て続けると髪に必要な水分まで失われてしまいます。
8割ほど乾かしたら、あとは冷風で乾かすことをおすすめします。
下記の4つのポイントに注意しましょう。
6. 今日からできる!シャンプー以外の頭皮ケア7選
フケ対策としてシャンプー選びやシャンプーの仕方はとても重要ですが、いくらシャンプーで対策をしても改善しないこともあります。
それは、フケ原因が生活習慣の中にもたくさんある場合です。
これから紹介するポイントについてあなたの日常を思い返して、できることから改善していくことで、フケの改善や予防につながるでしょう。
- 睡眠の質を高める(乾性フケ・脂性フケ)
- ストレスを溜め込まない対策をする(乾性フケ・脂性フケ)
- カラダを動かす(乾性フケ・脂性フケ)
- 食べ過ぎない(脂性フケ)
- 栄養不足に気をつける(乾性フケ)
- パーマやカラーをやめる(乾性フケ)
- 紫外線に気をつける(乾性フケ)
どちらのフケに有効なのかを参考にしながら見ていきましょう。
①. 睡眠の質を高める(乾性フケ・脂性フケ)
睡眠不足によって免疫機能の低下、血行不良、ホルモンバランスの低下など、頭皮や皮膚にとって悪影響を与えるものばかりです。
特に22時〜2時は成長ホルモンが活発に分泌され、頭皮の合成や新陳代謝も活発になる時間帯であるため、なるべくこの時間帯に睡眠をとることを心がけましょう。
1日6時間以上寝ることがベストですが、1時間半サイクルで睡眠をとると睡眠の質を高めることができると言われており、4時間半、6時間、7時間半などのサイクルを意識しながら睡眠の質を高めてみましょう。
睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの画面を見ない、ホットミルクを飲む、ストレッチをするなども効果的と言われています。
②. ストレスを溜め込まない対策をする(乾性フケ・脂性フケ)
ストレスは睡眠不足と同様に免疫機能の低下、血行不良、ホルモンバランスの低下など、頭皮や皮膚にとって悪影響を与えます。
ストレスの緩和には睡眠が最も簡単で効果的ですが、あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の3つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいかもしれません。
- 太陽の光を浴びる
- ハーブティーを飲む
- ヨガ・温泉など
③. カラダを動かす(乾性フケ・脂性フケ)
フケの原因の一つに血行不良がありますが、血は皮膚を作るために必要な栄養素を運ぶ重要な役割を担っています。
運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。
体を動かすことでストレスの解消にも繋がるので一石二鳥ですね。
④. 食べ過ぎない(脂性フケ)
皮脂が過剰に出てしまう主な原因に食事があります。
食事として取り入れた栄養分は、常にエネルギーとして使われ、使われなかった分は脂肪として蓄えられます。
現代では食生活の乱れや欧米型の食生活により肥満体型の人も増えていますが、糖分、塩分、脂分の多い食事ばかりだと、皮脂が過剰に分泌されやすくなってしまいます。
揚げ物や、肉の脂など、脂っぽい食事だけではなく、白米やお菓子などの炭水化物や糖分の取りすぎも同様に皮脂の分泌に影響します。
まずは、食べ過ぎないようにこころがけましょう。
⑤. 栄養の不足の解消(乾性フケ)
あなたの頭皮のフケはもしかすると、栄養不足の可能性もあります。
皮膚を作るのに必要な栄養素が足りていなかったり、高カロリーなものばかりな食事により、血行不良をおこしている可能性がありますので、食生活から改善していく必要があります。
下記の表は皮膚の乾燥に効果が期待できる栄養素と食べ物の表です。
栄養素 | 効果 | 食べ物 |
ビタミンA | 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する | いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん |
ビタミンB | 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える | 豚肉、レバー、卵、豆類 |
ビタミンC | コラーゲンの合成、抗酸化作用 | レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン |
ビタミンE | 血行促進、新陳代謝の活発化 | 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ |
セラミド | 皮膚を保湿する成分 | 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ |
リノレン酸 | 細胞分裂の補助 | えごま、大豆、小麦、柿 |
亜鉛 | 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 | 牡蠣、牛肉、たらこ、卵 |
基本的にはタンパク質や野菜などのバランスの良い食事を心がけることが重要です。
上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
⑥. パーマやカラーをやめる(乾性フケ)
パーマやカラーリングはとても刺激の強い液体を使っているため、頭皮にとっては強い刺激となり、バリア機能も弱ってしまいます。
そのため、パーマやカラーをしてすぐは頭皮の状態がよくない可能性があるため、紫外線や乾燥には特に注意が必要です。
パーマやカラーをおこなって、フケがではじめてもすぐに治るならいいですが、しばらく治らないことがある場合はパーマやカラーの頻度を抑えるか、行わないようにしてみましょう。
もし、パーマやカラーをする際は美容師さんにあらかじめフケが出ることを伝えることで、頭皮を保護するクリームなどを塗ってから、パーマやカラーをしてもらえる場合があります。
⑦. 紫外線に気をつける(乾性フケ)
夏場は強い紫外線によって皮膚を守る機能が低下し、乾燥の原因になっている場合があります。
特に夏場は帽子などで紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。
なお、帽子をかぶる際は蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう。
参考:育毛サロンの頭皮ケア無料体験を受けてみては?
育毛サロンと呼ばれる頭皮のエステのようなサロンがあり、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、眠ってしまうような気持ち良い頭皮マッサージを受けられます。
中には無料体験を行なっているものもあり、コスパよく、プロに頭皮を洗浄してもらえます。
例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。
通常有料でおこなっているコースなので、体験と言いながらも満足できる内容です。無料体験コースがあるうちに1度は行ってみることをおすすめします。
私も行ったことがありますが、頭皮がスッキリして大満足でした。
バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/
こういった無料体験のようなものは、「営業が強くないか?」と心配でしたが、そんなことは全くなく、美容室に行って髪を切った後のように、特に営業はなく、和やかな雰囲気のまま帰れました。
7. 病気や感染症が原因でフケが出る場合は皮膚科へ
フケの原因の中には、病気や菌による感染や寄生虫まで、あらゆる可能性があります。
病気や感染症として診断される症状についても頭に入れて起きましょう。
病名 | 特徴 | 概要 |
白癬菌(しらくも) 出典:Yahoo知恵袋 | 楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)が出る | 白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。 |
乾癬 出典:http://girlsch.,, | 皮膚が少し盛り上がり、赤い発疹、フケのようなうろこ状の鱗屑 | 原因不明の皮膚疾患で、血管が拡張し皮膚の新陳代謝が通常の10倍以上の速度で進むため、皮膚が剥がれ落ちていく |
しらみ 出典;http://www.kosod.. | 髪の根元に白い卵がある、髪をかき分けると虫がいる | 髪の根元付近に卵を産み、フケと間違われることもある寄生虫で、かゆみを引き起こす |
もしかすると、このように、病気や感染症が原因の場合がありますので、なかなかよくならない方は一度皮膚科に行くことをおすすめします。
上記の病気以外でも「フケに悩んでいる」と病院に行く人は多く、通常のフケでも以下のような治療薬も処方してもらえます。
- ステロイド:炎症を抑える薬
- ケトコナゾール:頭皮の菌を取り除く
なかなか治らない、早く治したいという方は、「お住まいの地域+皮膚科」で検索し、地元の皮膚科に相談しましょう。
8. フケ・シャンプー・頭皮ケアに関するQ&A
シャンプーについて、良く質問を受けるのですが、主な質問とその回答を参考までに紹介しておきます。
- シリコンって本当はどうなの?
- 育毛成分入りシャンプーってどうなの?
- 子供のフケはどうしたらいい?
① シリコンって本当はどうなの?
シリコンは多くのシャンプーに含まれている成分で、髪をコーティングしキューティクルが壊れないように保護したり、髪同士の摩擦を避け髪を通りやすくする役割があります。
結論をお伝えすると、髪にとっては良い成分です。しかし、皮膚もコーティングしてしまうため、毛穴が詰まり皮膚にダメージを与えるということです。
フケを改善したいなら、シリコンが入っていないノンシリコンのシャンプーを選ぶことをおすすめします。
【シリコンにあたる成分一覧】
シロキサン、シクロメチコン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、シリカ、シリル、シロキ、シラン、ジメチコノール、ジメチコンポリオール、シリル化ケラチン、ジメチコノール
ランキング上位のアミノ酸シャンプーはシリコンが入っていませんが、髪のケアのためにアルガンオイルなどの天然のオイルやヒアルロン酸などの美髪成分が入っているので、通りもよく髪のまとまりも良く仕上がります。
② 育毛成分入りシャンプーってどうなの?
育毛成分が入っているシャンプーがありますが、筆者は特に価値を感じていません。
なぜなら、シャンプーは洗い流してしまうためです。
ただ、入っていることがマイナスであることはないので、取り分け気にしないでも問題ないでしょう。
③ 子供のフケはどうしたらいい?
子供は、頭の洗い方がまだ身についていなかったり、新陳代謝が良く汗っかきであることなどもあり、仕方ない時期ではあります。
対策としては大人と同じで、これまで紹介してきた方法で問題ありませんが、頭の洗い方や乾かし方などはしっかりと教えてあげるようにしましょう。
9. さいごに
フケの改善や予防にはどんなシャンプーが良いのか?フケについて詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
フケは、乾燥や皮脂の過剰分泌など何らかの刺激が皮膚に加わり、頭皮のターンオーバーが乱れると生じます。
一般的に流通しているシャンプーは洗浄力が強すぎるので、適度な洗浄力を持ち、刺激の少ないものに変えるだけでも改善する可能性があります。下記の2つのようなアミノ酸シャンプーがおすすめです。
もし、シャンプーを変えて、今回紹介した日常生活を改善しても症状が回復しない場合は、皮膚科に行ってみてもよいでしょう。
あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。
参考:アミノ酸シャンプー比較表
下記の表はアミノ酸シャンプー11種類を徹底的に比較したものです。
シャンプー | 評価 | 添加物 刺激成分 |
1位 haru ”kurokamiスカルプ” 2ヶ月ごと定期コース:¥3,256/400ml 通常:¥4,070 | 洗浄成分:◎ 刺激成分:◯ | 【洗浄成分】 ココイルグルタミン酸TEA コカミドDEA ココイルメチルアラニンNa ココイルグリシンKなど 【刺激成分】 エタノール |
2位 ハーバニエンス 2ヶ月ごと定期コース:¥2,200/300ml (セット¥4,400〜) | 洗浄成分:◎ 刺激成分:◎ | 【洗浄成分】 ラウロイルメチルアラニンNa ココイルグルタミン酸Na ココアンホプロピオン酸Na コミカドプロピルベタインなど 【刺激成分】 – |
3位 ブラックシャンプー 定期コース:¥4,752/400ml 通常:¥5,280 | 洗浄成分:◎ 刺激成分:◯ | 【洗浄成分】 コミカドプロピルベタイン ココイルグリシンK ラウリルグルコシド ココイルグルタミン酸TEAなど 【刺激成分】 エタノール |
モーガンズノンシリコン アミノ酸シャンプー白樹 ¥2,860〜/300ml | 洗浄成分:△ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 デシルグルコシド オレフィン(C14-16)スルホン酸Na コカミドプロピルベタイン ラウロイルメチルアラニンNaなど 【刺激成分】 安息香酸Na ポリクオタニウム-10 エチドロン酸4Naなど |
マイナチュレシャンプー 1ヶ月ごと定期コース:¥2,979/280ml 通常:¥3,696 | 洗浄成分:◎ 刺激成分:△ | 【洗浄成分】 コカミドプロピルベタイン ラウロイルメチルアラニンNa など 【刺激成分】 フェノキシエタノール 安息香酸ナトリウム など |
アスタリフトスカルプ フォーカスシャンプー 定期コース:¥1,980/200ml 通常:¥2,200+送料200 | 洗浄成分:△ 刺激成分:△ | 【洗浄成分】 ココイルアラニンTEA ココイルサルコシンNa PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na ラウリルベタインなど 【刺激成分】 メチルパラベン 安息香酸Na オレイルアルコールなど |
ZACCパールリッチシャンプー ¥6,380/400ml コンディショナーセット | 洗浄成分:△ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 コカミドプロピルベタイン スルホコハク酸ラウレス2Na ココイルグルタミン酸TEA など 【刺激成分(添加物)】 フェノキシエタノール メチルパラベン プロピルパラベン 香料など |
ボタニカルシャンプー (モイスト) ¥1,540/490ml | 洗浄成分:◎ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 コカミドプロピルベタイン ココイルメチルタウリンNa ラウロイルメチルアラニンNaなど 【刺激成分(添加物)】 エタノールベヘントリモニウムクロリド,ジステアリルジモニウムクロリド,香料 フェノキシエタノールなど |
モンゴ流シャンプーEX ¥4,400/400ml | 洗浄成分:△ 刺激成分:△ | 【洗浄成分】 ラウロイルメチルアラニンNaラウロイルサルコシンNa ラウロイルメチルβ-アラニンTEAなど 【刺激成分(添加物)】 エタノール フェノキシエタノール |
守り髪シャンプー ¥3,080/400ml | 洗浄成分:△ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 スルホン酸Na コカミドDEA ココイルグルタミン酸TEA 【刺激成分(添加物)】 エタノール フェノキシエタノール メチルパラベン プロピルパラベンなど |
ディアボーテオイルインシャンプー ¥781〜/500ml | 洗浄成分:◎ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 ココイルメチルタウリンNa パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン コカミドメチルMEA ココイルグルタミン酸TEA 【刺激成分】 エタノール 安息香酸Na 塩化Na など |
<評価軸>
洗浄成分・・・アミノ酸系・ベタイン系・グルコシド系◎/スルホコハク酸系◯/スルホン酸系・硫酸系△/
刺激成分( 添加物)・・・0つ◎/1つ◯/2つ△/3つ以上×
黒い服を着れず、すごくコンプレックスでした。
皮膚科で薬をもらったこともありますが、薬をやめるとまたフケが出る..という状態で悩んでいました。
ただ、シャンプーをフケにいいものに変えたところ、徐々に良くなり今年の春はフケがほぼ出ませんでした。