植毛とは何なのか|豊富な図解や比較でわかる仕組みと全注意点

世界一わかりやすい「自毛植毛」とは?豊富な図解や比較でわかる全知識

「植毛とはどういう治療なの?」「薄毛が改善できるって本当?」と、植毛とはどういうものか気になっていませんか?

植毛とは、髪が生えていないところに、毛根を移植し、髪を生やすことができる画期的な治療法です。

そこでこのページでは、育毛アドバイザーとして1000人を超える方々の育毛のお手伝いをしてきた経験を持つ筆者が、植毛とはから、メリットやデメリット、費用について詳しく解説していきます。

  1. 植毛とは?
  2. 自毛植毛と人工植毛の違い
  3. 植毛のカウンセリングから治療完了までの流れ
  4. 植毛の3つのメリット
  5. 植毛の6つのデメリット
  6. 植毛にかかる費用の相場と知っておくべき5つのクリニック
  7. 植毛が失敗する3つのパターン
  8. 植毛を失敗させないためにできる3のこと
  9. 植毛で失敗しないために選ぶべきクリニック3選
  10. 植毛についてのよくある8つの質問

このページを読んでいただければ植毛とは何かがわかり、あなたの髪の悩みの解決のために大きな希望が出てくるでしょう。

1. 植毛とは?

自毛植毛のイメージ

植毛とは、髪を増やしたい部分に側頭部や後頭部の髪を移植して植える治療法のことを指し、外科手術に該当します。

人工的に作られた合成繊維を植える「人工植毛」という植毛もありましたが、人工植毛はリスクが高いので、近年ではほとんど行われることはなくなりました。

植毛は手術と聞いて心配になってしまう人も多いですが、下記の口コミにもあるように、植毛で薄毛が改善できた人は大勢います。

口コミ・評判

ouq**********さん
大体一年くらいかかりますよ~。
まあしょうがない!毛髪の周期とかあるし個人差もある。
親和クリニックで手術したことあるけど、術後も定期的に様子を診てもらって、フォローしてもらえるから着実に毛が定着した
時間はかかるけど結果が出たからやってよかったと思ってる

出典:Yahoo知恵袋

植毛の効果

出典:アイランドタワークリニック

この方を含め、「植毛をして効果があった」という声がたくさんあり、各クリニックではモニターを募集し、多くの方が改善した結果を写真で見ることができます。

2. 自毛植毛と人工植毛の違い

植毛には自毛植毛と人工植毛があると紹介しましたが、それぞれどのように違うのかについて紹介します。

植毛の方法にはメスを使って頭皮を切り取るものや、機械を使って髪を毛根からくり抜く方法などいくつか方法があります。

治療する範囲の広さによって手法を変えたり、クリニックによって採用している方法が異なりますので、紹介していきます。

現在、主に行われている植毛は下記の表にある3つです。

推奨度痛み・傷デメリット概要やデメリット
2-1.
自毛植毛
FUE法・パンチで細かく毛根をくり抜き移植する
・FUT法より傷が残りにくく、痛みも少ない傾向
・ARTASやiDirectなどもこの方法の1つ
FUT法・帯状にドナーを切り取る
・FUE法より傷が残りやすく、目立ちやすい
・比較的定着しやすい
2-2.
人工植毛
××・人工の髪を植える
・異物なので定着せず、メンテナンスが必要
・拒絶反応を起こすこともある

それぞれの方法について解説します。

2-1. 自毛植毛とは?

植毛の方法にはメスを使って頭皮を切り取るものや、パンチという機械を使って髪を毛根からくり抜く方法などいくつか方法があります。

移植する範囲の広さによって手法を変えたり、クリニックによって採用している方法が異なるなど、必ずしも選べるわけではありませんが、それぞれに特徴がありますので紹介しておきます。

FUE法(ダイレクト法) 

FUE法(ダイレクト法) のイメージ

FUE法では、医師が髪をパンチという機械を使って、後頭部や側頭部の生きた髪の細胞をくり抜き、移植する部分に植える穴をあけ植えていく方法です。

この方法では、メスを使わないので大きな傷が残りにくいのがメリットです。

植えた髪は全て定着をするわけではありませんが、FUE法はどんどん技術が発展していき、クリニックによっては95%近くまで定着率が上がってきています。

さまざまな名前でFUE法が行われている

クリニックによって、下記のようにFUE法に独自の名前をつけたり、専用の機材を使っています。

クリニック独自の名前・方法
アイランドタワークリニックiDirect
TOMクリニックARTAS
親和クリニックMIRAI

FUT法(ストリップ法)

FUT法(ストリップ法)のイメージ

FUT法ではメスで後頭部の頭皮を帯状に薄く切り取り、植える株の採取から株をわけ、植毛をするところまで全て手作業で行う方法です。

そのために、毛根の切断率が低く、定着率は85%〜95%とも言われています。

ただ、皮膚を切り取った部分を縫合する必要があるため、傷跡が残りやすいです。

1回に切り取る毛髪の量が多いので広い面積に移植出来るのが特徴です。

2-2. 人工植毛とは?

人工植毛とは、人工的に作った髪を植毛する方法で、髪が全くなくても無限に髪を植えることができます。一度に大量の髪を植えることができるので、見た目上フサフサになり、一回あたりの費用でいうと比較的安価なのが特徴です。

しかし、人体に異物を埋め込むわけなので、必ず抜けてしまいます。定期的なメンテナンスも必要なため、最終的に高額な費用がかかります。

拒絶反応により炎症を引き起こしたりかぶれたりなど、重篤な症状を引き起こすリスクがあることやメンテナンスの点によりおすすめできません。

自毛植毛ができない人(移植する髪がない人)はこちらの記事「人工植毛の特徴と5つのデメリット|比較でわかる費用の目安」を参考にしてみてください。

2-3. 育毛や増毛とどう違うのか?

「育毛」とは、生活習慣を整えたり頭皮ケアをすることで、自身の髪を健康に育てるというような意味で使われています。

「増毛」とは、植毛のように外科手術をするわけではありませんが、人工の毛や人毛を髪に結んだり、シールで貼ったり、カツラとしてかぶることで、見た目の髪を増やすことを増毛としています。

植毛と大きく異なるのは、育毛サロンや増毛サロンでおこなう施術は医療行為ではない点です。

3. 植毛のカウンセリングから治療完了までの流れ

より具体的に植毛がどういうものなのか理解するためにも、植毛がどのような流れで進んでいくのか、治療が完了するまでの流れについて紹介します。

下記の図がおおよその流れです。

植毛完了までの流れ

①手術まで

カウンセリングでは、薄毛の状態を見ながら問診を行い、男性型脱毛症(AGA)なのかどうかの判断をします。

ドナーとなる部分の範囲を測り、移植する範囲の広さや何本移植が必要なのか全体のバランスを考えます。

生え際の位置やデザインを相談し、治療計画を立てていきます。何本必要なのか、どれくらいの値段になるのか、わからないことはしっかりと質問をして、納得がいくまで話を詰めましょう。

植毛手術はどのように進められていくのかについて紹介しておきます。植毛手術は痛くないという話もありますが、痛いポイントも実はあります。

あらかじめ詳しく知っておくことで、覚悟を決めて手術当日に挑むことができるでしょう。

②手術

1)静脈注射(全身麻酔)

まず、手術の一番はじめに静脈注射(全身麻酔)を腕にうちます。

注射ですので、もちろんチクっとした痛みは多少するかもしれませんが、この痛みは全く大したことありません。

全身麻酔は植毛がはじまってからしばらくすると効いてきて、意識がなくなります。

2)局所麻酔

次は頭に局所麻酔の注射を打ちます。

植毛をする際は手術の手法を問わず、ドナーを採取する必要があるので、小さいとはいえ頭皮に穴を開けたり、皮膚を切ることになります。

その際の痛みをなくすために、後頭部と移植先(前頭部や頭頂部)付近に局所麻酔をしますが、最も痛みを感じるのがこの局所麻酔です。

今まで感じたことのない激痛という声も多数あります。何回もうつため、激痛を何度も味わうことになりますので、覚悟しておいてください。

ただし、この麻酔のおかげで手術中の痛みは感じなくなります。

3)ドナー採取

麻酔が効いていることを確認したら、実際に移植する髪(ドナー)の採取に移ります。

パンチという機械やメスで切り取ってドナーを採取する方法がありますが、手術中は麻酔が効いているので痛みを感じることはありません。

メスを使う手法の場合は、頭皮が引っ張られるような感覚はあるかもしれませんが、痛みは全くといっていいほど感じないでしょう。

4)ドナー移植

ドナーが採取できたら、移植する箇所にドナーを埋め込む穴を開けながら順番に植えていきます。

この時も麻酔の効果で痛みを感じることはありません。しばらくすると全身麻酔が効いてきます。

植毛は長時間に渡ることも多いので全身麻酔が効いてきて意識を失うと、目が覚めた頃には全てが終わっているという状況になります。

5) 最終チェックと包帯

全体のバランスを確認し、鏡で状態を見せられます。当然血だらけなので、驚かないでください。

包帯を巻いて終了です。

ニットをもらえるところもありますが、傷や髪の保護の意味でも事前に確認をして持参するようにしましょう。

③ 手術後

手術当日は、シャンプーが禁止されるためそのまま頭は洗わずに寝ることになりますが、後頭部が枕につくたびに痛みを感じるでしょう。

鎮痛剤を処方してもらえるので、どうしても痛くて仕方ない方は使いましょう。

手術翌日からこすらないシャンプーは許されるようになりますが、まだ傷がある状態は変わらないので、お湯や水はシミて少し痛いかもしれません。

なるべく、手術後しばらくは安静にしておくことをおすすめします。

④ 治療完了

手術を終えて数週間〜数ヶ月しても移植した髪が伸びてこないと不安になるかもしれませんが安心してください。

ある時、植えた髪は一度抜けます。髪は産毛が生えて、成長し、抜けるというサイクルを繰り返しており、また生えてきます。

ここまでくると安心です。移植した部分の髪がある程度伸びたら、植毛した部分の髪に長さを揃えてカットすれば治療は完了と言えるでしょう。

どのくらいの期間で髪は生えてくるの?

植毛治療は、ドナーを採取する周辺の髪を剃ってから手術を始めるのが一般的です。

そして手術後、髪が定着しても、植毛をしてしばらく(数週間〜数ヶ月)すると一度髪が抜けると言われています。

その後、髪はすぐ生えてきて、その後通常の髪と同じように成長していきますが、髪が増えたと実感できる程度まで髪が伸びて成長するまでには早くても6ヶ月程度は必要でしょう。

4. 植毛の3つのメリット

植毛は決して安いと言える値段ではなく、薬を飲むよりは格段にハードルが上がります。

それでも植毛を行う人は増えています。

その理由は、植毛には下記のような確かなメリットがあるからなのです。

  1. 男性ホルモンの影響を受けにくい
  2. 半永久的に生え続ける
  3. 頭皮の細胞が死滅している場合にも改善が可能

どんなメリットがあるのかについて紹介していきます。

① 男性ホルモンの影響を受けにくい

植毛に使うドナー(移植される髪)は主に、自身の側頭部や後頭部の髪を使います。

薄毛の症状は男性ホルモンが元凶となり、脱毛を引き起こすホルモンに変換されてしまうことで髪が薄くなりますが、側頭部や後頭部の髪は脱毛ホルモンの影響を受けにくい部分です。

そんな側頭部や後頭部の髪を移植するために、移植をした後も脱毛ホルモンの影響を受けないのです。

② 半永久的に生え続ける

移植した髪が定着さえ成功すれば、しっかりと髪が成長し太く、長く伸びてきて生え変わります。

そして、植毛した髪はAGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の髪なので、半永久的に生え続けるのです。

③ 頭皮の細胞が死滅している場合にも改善ができる

頭皮の細胞が死んでいる場合や、髪が全くない場所にも髪を植えることができます。

通常、薄毛は治療薬で改善できることが多いですが、治療薬や育毛剤では頭皮の細胞が死滅している場合や、もともと広いおでこなどに髪を生やすことはできません。

その点植毛は、生きた髪の細胞を移植することができるので、髪がない場所にも髪を生やせる唯一の方法となっています。

5. 植毛の5つのデメリット

植毛にはメリットもありますが、デメリットもあります。

どんなデメリットがあるか紹介していきますので、あなたが許容できるかを確認していきましょう。

  • まぶたや顔全体が腫れる
  • 痛み
  • 後頭部のつっぱり感
  • 刈り上げるので、術後に目立つ
  • 移植できる本数に限りがある

① まぶたや顔全体が腫れる

手術翌日から約1週間ほどは、まぶたや顔全体が腫れる可能性があります。

最も起こり得る可能性が高い症状で、手術には麻酔薬を使うため、麻酔薬がまぶた付近に付着することが原因です。

また、頭全体が腫れているように感じる可能性があります。一週間程度で自然に治ることが多いので安心してください。

② 痛み

手術により頭皮は傷がある状態なので、麻酔が切れると頭皮の痛みや頭痛を生じることがあります。

よほど痛みが強い場合は鎮痛剤を処方してもらうことができますので、飲めば一時的に痛みは治まります。

ドナーを取り出した箇所と移植した箇所には傷がある状態なので、就寝時に枕に頭を付けられないという制約が1週間ほど続きます。数日間の就寝時はしばらく辛いかもしれません。

痛みの程度は手術の方法にもよりますので、痛みがなるべくないような方法を選ぶこともできます。

③ 後頭部のつっぱり感

皮膚を切り取って移植をする方法もありますが、皮膚を切除した部分を縫合するため、ドナーとして切り取った箇所の付近の皮膚が突っ張ったように感じる人がいます。(FUT法と呼ばれています)

中には、1ヶ月以上もツッパリ感を感じる人もいますが、皮膚は自然と伸びていくため、ツッパリ感は治っていくでしょう。

④ 刈り上げるので、術後に目立つ

ドナーを正確に採取するために、ドナーとなる箇所の髪を1〜3mmほどの長さに刈り上げます。

そのため、何も対処をしなければ刈り上げた部分が目立ちます。しかし、刈り上げた部分はウィッグで簡単に隠すことができるのでそこまで心配する必要はありません。

また、「アイランドタワークリニック」は刈り上げずに植毛ができるので、刈り上げたくない方におすすめです。

⑤ 移植できる本数に限りがある

自毛植毛では側頭部や後頭部の髪を移植するので、頭全体の髪の本数が増えるわけではありません。

髪の根元にある毛包ごと採取することになるので、ドナーとなる後頭部や側頭部は髪が生えてきません。

側頭部や後頭部を薄くしないためにも、最大でおおよそ12,000本〜15,000本程度が限界になります。

ちなみに日本人の髪の本数は平均で10万本と言われており、髪が多い人で13〜14万本、髪が少ない人で6〜7万本と言われています。

6. 植毛にかかる費用の相場と知っておくべき4つのクリニック

植毛は外科手術であるため、費用も治療薬を服用する以上にまとまったお金が必要になります。

薄毛の範囲の広さやクリニックによっても大きく費用は異なりますが、ざっくりですが、目安としてどのくらいの費用がかかるのか下記の表で把握しましょう。

薄毛のタイプ前頭部頭頂部前頭部と頭頂部前頭部と頭頂部の全域
薄毛のタイプ薄毛のタイプ「前頭部初期」薄毛のタイプ「前頭部と頭頂部」薄毛のタイプ「前頭部と頭頂部の全域」
必要なグラフト数目安200〜500500〜15001000〜20002000〜3000
金額目安36万〜80万36万〜200万60万〜250万120万〜400万

※グラフトとは、1つの髪の単位のことです。実はヒトの髪は1本だけ生えている訳ではなく、2本〜4本が同じ毛穴から生えています。

上記の表は薄毛の特徴に合わせた費用の目安です。前頭部などの生え際は植毛がしやすく、頭頂部の植毛に比べ、本数も少なくて済むため比較的安価です。

範囲が広ければ広いほど多くの髪を移植する必要があるため、高額になっていきます。

そしてさらに、クリニックによって費用は異なります。そこでこの章では、全国にある植毛ができるクリニックを調べ、その中で特におすすめの4つのクリニックについて比較しながら紹介していきます。

6-1. クリニック10院の価格比較

植毛治療ができる20のクリニックの中で、実績が豊富で、費用が安く、おすすめできるクリニックTOP10の価格を紹介します。

500グラフト1,000グラフト2,000グラフト
アイランドタワークリニック71.5万円121万円220万円
ヨコ美クリニック46,7万円~82.5万円~137.5万円~
湘南AGAクリニック36万円~72万円~144万円~
TOMクリニック42.9万円80.3万円144.1万円
親和クリニック71.5万円~121万円~220万円~
アスク井上クリニック66万円~110万円~198万円~
紀尾井町クリニック55万円~88万円~154万円~
AGAスキンクリニック75.3万円128.7万円235.4万円
ヘアー&スキンクリニック49.5万円~99万円~198万円~
東京メモリアルクリニック49.5万円~99万円~198万円~

※基本料金・消費税込みの値段

湘南AGAクリニックが最も安かったので、価格重視の方は、「湘南AGAクリニック」がいいでしょう。

しかし、安ければいいというわけではなく、植毛の実績・技法などもあわせてしっかり比較しましょう。

6-2. 植毛ができるクリニックを選ぶ3つのポイントと10院の全比較

植毛ができるクリニックを選ぶポイントは3つです。

  • 実績
  • 技法・設備
  • 価格

植毛をより自然に仕上げ、高い定着率で成功させるには、高い技術力が必要です。

植毛治療を専門で行い、数千〜数万の治療実績があり、植毛方法も優れているクリニックがおすすめです。

ここまで紹介した、10のクリニックは高度な植毛をする技術を持っていますが、中でも植毛に特化したクリニックである「アイランドタワークリニック」「ヨコ美クリニック」が優れています。

実績技法・設備価格
アイランドタワークリニック
実績・技術力が高い
(新宿/名古屋/大阪/福岡)
★★★★★
国内シェア50%
症例3.5万以上
★★★★★
植毛専門院
iDirect(FUE)
★★★☆☆

標準的

ヨコ美クリニック
神奈川ならここ
(横浜)
★★★★★
設立から50年以上

豊富な症例
★★★★★
植毛専門院
FUE/FUT
★★★★☆
非常に安い
湘南AGAクリニック
価格が安い
(新宿/札幌/仙台/横浜/名古屋/大阪/福岡)
★★★☆☆
植毛の症例実績数
非公開
★★★★☆
薄毛特化
FUE
★★★★★
かなり安い
TOMクリニック
(東京新橋のみ)
★★★☆☆
植毛の症例実績数
非公開
★★★★☆
薄毛特化
ARTAS(FUE)
★★★★☆
非常に安い
親和クリニック
(新宿/銀座/名古屋/大阪/福岡)
★★★★☆
年間1500件以上
★★★★★
植毛専門院
MIRAI(FUE)
★★★☆☆
標準的
アスク井上クリニック
(東京新宿のみ)
★★★★☆
症例実績数は非公開
植毛に関する学会豊富
★★★★★
植毛専門院
i-safe(FUE)
★★★☆☆
標準的
紀尾井町クリニック
(東京千代田区/大阪)
★★★★☆
2万件以上
実績は25年
★★★★★
植毛専門院
FUE/FUT
★★★☆☆
標準的
AGAスキンクリニック
(東京品川院)
★★★★☆
薄毛治療No.1
植毛治療の実績は非公開
★★★★☆
薄毛特化
HairStrong(FUE)

★★★☆☆
標準的
ヘアー&スキンクリニック
(東京新宿)
★★★★★
4000件以上
実績は25年
★★★★★
植毛専門院
長井式(FUE/FUT)
★★★☆☆
標準的
東京メモリアルクリニック
(東京代々木)
★★★☆☆
植毛の症例実績数
非公開
★★★★☆
薄毛特化
FUE/FUT
★★★☆☆
標準的

以上を総合的に比較して、下記3つのクリニックが特におすすめです。

アイランドタワークリニックは遠方から行く場合、カウンセリングや施術時の交通費やホテル代を出してくれるので、遠方から行く方もおすすめです。

6-3. 植毛が高いと思った人はどうすれば良い?

植毛は今回ご紹介したように、30万円以上のお金が必要です。

もし、「植毛が高い」「もう少し安くならないかな?」と思った人は、下記の2つの方法があります。

  • 割引サービスがあるクリニックを利用する
  • 医療ローンを利用する

割引サービスがあるクリニックを利用する

クリニックでは下記のような形で、割引や費用を負担してくれるサービスがあります。

  • モニター割引
  • 交通費の負担サービス
  • 宿泊費補助サービス

少しでも費用を抑えたい人は、クリニックをよく比較した上で、これらのサービスがあるクリニックに行きましょう。

医療ローンを利用する

植毛はまとまったお金が必要ですが、ほとんどのクリニックでは、医療ローンを取り扱っています。

分割で支払いをすることで、月々数千円程度の費用で済ませることもできます。

6-4. 植毛の費用が安くなる割引やサービスまとめ【独自調査】

モニター割引の割引率やその他の割引サービスについては下記の表の通りです。

モニター割実施状況その他割引サービス
アイランドタワークリニックモニター割りで最大50%引き宿泊費・交通費サポート
ヨコ美クリニック
湘南AGAクリニックモニター割りで最大20%引き
TOMクリニック
親和クリニックモニター割りで最大50%引き宿泊費・交通費サポート
アスク井上クリニック
紀尾井町クリニック宿泊費サポート
AGAスキンクリニックモニター割りで最大50%引き
ヘアー&スキンクリニック交通費サポート
東京メモリアルクリニック

主にモニターとして割引を受けた場合には、HPに症例部位や顔、体験談が掲載されることになります。

顔出しをしたり、HPだけではなくテレビなどのメディアでも使われることを許可するなどの条件によって割引率は変わってきます。

中でも、最高峰の実績を持つ「アイランドタワークリニック」が半額になり、他のクリニックと価格差がなくなるので、積極的に使うべきです。

モニター割引は一定数モニターが集まれば募集を終了されてしまうので、興味がある方はなるべく早くこのシステムを利用することをおすすめします。

モニター割引は適応の条件があるので、詳しいことは症状を見てもらわなければ始まりません。電話で問い合わせても、「詳細はカウンセリングで」となることも多く時間の無駄なので、ネットからサクッと無料カウンセリングを申し込み、詳しい話しを聞いてみましょう。

7. 植毛治療で満足できない4つのパターン

植毛の手術で大きな傷ができたり、何か健康にも影響が出るような失敗はありませんが、仕上がりに満足できないケースもまれにあります。

仕上がりにもこだわるためには、これらの4つのケースをあらかじめ覚えておき、きちんと治療をしてくれるクリニックに行くことが大事です。

  1.  仕上がりが不自然
  2.  密度が低い
  3.  AGAが進行してしまう
  4.  髪が定着しない

① 仕上がりが不自然

髪を移植する以上、仕方ないことではありますが、仕上がりが不自然になってしまうことがあります。

頭皮の毛穴は色々な方向に向いており、必ずしも均一ではありません。頭の部位によっても髪の流れや髪質は異なります。

質感が違う後頭部の髪を移植することで、見た目が自然にならなかったり、生え際やつむじの髪の流れが自然にならずに、仕上がりに違和感があることがあります。

こだわりが強い方は仕上がりに満足できないこともあるかもしれません。

② 密度が低い

植毛は髪を植える密度が仕上がりに大きな影響を与えます。現在の植毛技術では薄毛になる前の密度に100%戻すことは困難で、約80%程度が限界と言われており、1度の植毛では80%の密度までもっていくことは難しいです。

1度の植毛でも十分に満足される人も多いですが、どうしても多少他の部分に比べて密度が気になってしまう人もいるようです。

1度の植毛で密度が満足できない場合は、2回、3回と同じ部分に植毛を行うことで、密度と完成度を高めていくこともできます。

③ AGAが進行してしまう

移植した部分はAGAの影響を受けにくく髪が抜けにくいのですが、植毛をしていない部分のAGAが進行して、髪が抜けたということで不満に感じる方もいます。

AGAの進行中の場合は、AGAの治療薬を服用して、AGAの進行を食い止めておかなければなりません。

④ 髪が定着しない

生きた細胞を取り出して別の個所に植えるという処置は、細胞にダメージが加わるリスクを常に抱えています。

ドナー(移植する髪)を取り出し、植えるまでの間に毛根の細胞にダメージが加わると定着率が悪くなります。

移植時に密度を無理に高くしてしまったり技術が低い場合は、定着率の低下に繋がるため、なるべく技術力に定評のあるクリニックに行きましょう。

移植した髪が一時的にすぐに抜け落ちる現象をショックロスと言い、しばらく経つと新しく髪が生え代わりますが、定着率が悪い場合は、そのまま抜けて終わりですので、定着率が悪い場合は、失敗になってしまうでしょう。

大きな傷が残る?

ひと昔前であれば、頭部に傷が残ることもあったようですが、今では傷が残らない方法もあります。

また、とても皮膚の浅い部分で移植をしていくため、目立って大きな傷が残ることはありません。

8. 植毛を失敗させないためにできる3つのこと

医療ミスなどの重篤な失敗はほとんどない植毛ですが、「イメージと違う」ことが原因で失敗だと感じてしまうこともあるようです。

そのような失敗を防ぐためにクリニック選びが重要なのです。

そして、下記の3つの対策をすることで失敗を最小限に抑えることができるでしょう。

  1. 理想形の共有
  2. 治療薬を使う
  3. アフターケアをおろそかにしない

① 理想形の共有

医師との関係性により、手術後の頭の完成のイメージが共有できていないまま手術を終え、イメージにずれがあった場合に失敗と感じてしまうことがあります。

完成後の密度はどうなるのか医師に質問したり、やりたい髪型が可能になるかどうかなど、髪がとにかく増えればいいという以外にこだわりが強くある場合は、しっかりと理想を伝えることが重要です。

もし認識が間違っており、到達不可能な理想なのであれば、医師が無理なら無理と教えてくれます。

② 治療薬を使う

AGAを発症している人の場合は、移植していない部分の薄毛が進行してしまうことがあります。

植毛した部分ではない部分が薄くなってしまい、見栄えが悪くなると植毛が失敗したと感じてしまうかもしれません。

そうならないためには、きっちりと治療薬を使って、AGAの進行を食い止めておく必要があります。

AGA治療薬の効果がない人も一定数いますので、治療薬で抜け毛が抑えられるかどうか、植毛をする前に治療薬を使って確かめておくことをおすすめします。

治療薬をまだ使ったことがない人はこちらの記事「効果抜群のAGA治療薬の副作用は?安く安全に入手する方法」を参考にして、まずは治療薬を使ってみた方がいいかもしれません。

③ アフターケアをおろそかにしない

植毛後は移植した部分にかさぶたができますが、自然に剥がれるまでに、人為的にはがしてしまうと植えた髪が毛根ごと剥がれてしまう可能性があるため注意が必要です。

また、植えた髪は一度抜けて生え変わりますが、この時期に栄養が不足していたり、刺激が加わってしまうと定着率を下げてしまうことにもなりかねませんので、いままで以上に頭皮や体のケアに気をつけましょう。

詳しいケアの方法や注意点については、手術後に詳しい説明があるので安心してください。

9. 植毛で失敗しないために選ぶべきクリニック3選

植毛はクリニックによって技術や価格に大きく違いがあるので、あなたの価値観に合わせてクリニックを選ぶことをおすすめします。

それぞれのクリニックについて紹介していきます。

9-1. アイランドタワークリニック|No.1の実績。全国全ての人におすすめ

アイランドタワークリニック』は35,000以上の圧倒的な症例数を誇り、植毛のシェア50%をとっている、クリニックです。

実績に裏付けられた技術力があり、デザイン性、定着率、サービスなどあらゆる点でトップクラスのクリニックです。植毛分野で最も安心できるクリニックとしておすすめできます

拠点は東京(新宿)・名古屋・大阪・福岡にありますが、遠方の方は交通費、宿泊費をサポートしてくれるので、全国全ての方におすすめです。

少し高いのがデメリットですが、ずっと残る植毛だからこそ、ここのような実績豊富なクリニックをまずは検討すべきです。

アイランドタワークリニックの公式ページ

https://www.ilandtower-cl.com/

似た名前のクリニックがたくさんあるので間違えないように注意しましょう。

9-2. ヨコ美クリニック|設立50年。横浜まで通えるならここ

ヨコ美クリニック』は1963年に開業した、横浜にある老舗のクリニックで、価格はアイランドタワークリニックよりも安い傾向があります。

院長の実績は抜群で、植毛に関するさまざまな論文を出しています。

横浜でのみ治療を行っているため、横浜まで無理せずに行ける方で、実績豊富な医師に治療を行って欲しい場合は、このクリニックがおすすめです。

ヨコ美クリニック公式ページ

https://yokobikai.or.jp/

似たような名前のクリニックがたくさんあるので、間違えないようにしましょう。

9-3. 湘南AGAクリニック|植毛治療は「最安」クラスの大手美容外科

湘南AGAクリニック』は湘南美容外科グループの薄毛クリニックで、植毛の費用は業界最安の水準です。

拠点数も多く、全国の主要都市に拠点がありますので、全国どこに住んでいても行きやすいこともポイントの1つです。

また、無料カウンセリングを医師が行ってくれるので、非常に安心感があるのも強みで、誠実さを感じられます。

拠点は全国にありますが、植毛の治療ができるのは新宿・大阪・福岡・仙台・名古屋・札幌・横浜の拠点ですので注意しましょう。

湘南美容クリニック公式ページ

https://www.rs-clinic.com/

似たような名前のクリニックがたくさんあるので、間違えないようにしましょう。

10. 植毛についてのよくある8つの質問

植毛は費用が高いことや、手術であることより不安になる方も多いです。

この章では、よくある質問についての回答を用意しましたので、参考にして少しでも疑問を解消するために役立てていただければと思います。

  1. 痛くないというのは本当なのか?
  2. 傷はどれくらいで治るのか?
  3. 何回も通う必要があるのか?
  4. もともと広いおでこは治るのか?
  5. 生え際の定着率は低いというのは本当か?
  6. 指名料金はあるか?指名は可能か??
  7. 失敗した場合の料金返金はある?
  8. 安くなるシーズンはあるか?

質問1:痛くないというのは本当なのか?

「植毛は痛そう」というイメージがありますよね。

麻酔が痛いという方もおられますが、植毛の手術そのものは麻酔が効いていますので、全く何も感じません。

眠っている間に終わっていたという人もいます。

終わってからは頭に傷がある状態なので多少は痛むかもしれませんが、我慢できないほど痛いということはほとんどないでしょう。

ただし、あくまでも植毛の作業は痛くないだけで、麻酔は激痛なので覚悟しておいてください。

質問2:傷はどれくらいで治るのか?

傷については、植毛の方法にもよります。

まず、FUE法については、ドナーを取り出す際にできる傷も移植した生え際も、1つ1つの傷の範囲が非常に狭いので、すぐに治ります。

およそ2〜3日はかさぶたが気になるかもしれませんが、1週間もすれば傷は治ってしまうでしょう。(傷が残っている2日間はシャンプーは禁止ですので、すこしかゆみが出るかもしれません)

FUT法は後頭部や側頭部はメスで切られて縫合されている状態なので、10日〜2週間ほどで抜糸をされます。抜糸の後がまだしばらく残りますが1ヶ月経つ頃にはほとんどわからない程度に回復しているでしょう。

質問3:何回も通う必要があるのか?

植毛は髪を植える密度が仕上がりに大きな影響を与えます。現在の植毛技術では薄毛になる前の密度に100%戻すことは困難、約80%程度が限界と言われています。

1度の植毛で密度が満足できない場合は、2回、3回と同じ部分に植毛を行うことで、密度と完成度を高めていくこともできます。

その場合は何回も通う必要があるかもしれません。また、抜糸やシャンプーなどで術後通院する場合もありますが、移植する髪の本数や状態、クリニックによっても対応は異なりますので、無料カウンセリングの際に確認しておきましょう。

質問4:もともと広いおでこは治るのか?

生まれつき広いおでこが気になっている方は非常に多いですが、実際に植毛をされる方も大勢います。

もともと生えていない部分にも植毛することは可能なので、おでこの範囲を狭めることが可能です。

おでこの範囲が1cmでも狭まることで、顔の印象はずいぶんと変わります。

質問5:生え際の定着率は低いというのは本当か?

生え際の定着率は他の部分よりも定着しにくいと言われています。

生え際はおでこに近く、もともと髪が生えていない部分に近いため、血管なども少なく、髪を植えても髪に栄養などが行き渡りにくいことが原因だと推察できます。

定着率が低いと言っても微々たるもので、多くの方が生え際の植毛に成功していますので問題はありません。

質問6:指名料金はあるか?指名は可能か??

植毛ができるクリニックでは、医師が1人のところもあれば、複数人で行っているところもあります。

指名ができるかどうかはクリニックによって違いますが、可能なクリニックもあります。そして、指名料金などを追加で払う必要はありません。

しかし、その時の予約状況などによっても違いますので、無料カウンセリングの際に聞いてみましょう。

質問7:失敗した場合の料金返金はある?

近年では技術も高まっており、大きな失敗に繋がることは滅多にありません。

しかし、万一クリニック側のミスなどによって失敗したことが明らかな場合には、費用の返金や再度の治療などの保証があるクリニックもあります。

状況によって違いますので、こちらも無料カウンセリングの際に確認してみましょう。

質問8:安くなるシーズンはあるか?

安くなるシーズンはありません。

植毛直後は傷なども目立つため、人目が気になる人も多いです。

そのため、お盆やお正月などの長期休暇の前など休みが取りやすい時期は、繁忙期に当たるため予約は取りにくい可能性があります。

また、それ以外のシーズンはキャンペーンなどによって、少し安くなることもありますので、2〜3月、6月、10〜11月に該当する場合はキャンペーンなどがないかチェックしてみましょう。

11. 最後に

これまで、植毛について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

自毛植毛とは、後頭部や側頭部の髪を取り出し、髪が薄い部分に移植をする方法のことをいいます。

植毛は技術によっても仕上がりや定着率に大きな差が出ますので、きちんとクリニックを選びましょう。結論、おすすめは下記の3院です。

植毛を行っているクリニックでは無料カウンセリングがあり、あらかじめしっかりと相談を受けてもらえますので、自分の目でクリニックを見定めるためにも、上記の3つの中からどこか無料カウンセリングに行ってみましょう。

あなたの悩みが軽くなることを心からお祈りしています。