「フケはどうやって防げばいいの?」「なんとかして対策したい」など、フケを対策したいと考えていませんか?
フケの状態によって原因が異なるため、個々の体質に合った対策をしなければ、全くの逆効果になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
このページでは育毛アドバイザーとして1000人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、フケの悩みを解消するために知っておくべきことを下記の流れで紹介していきます。
このページを読んで頂くことで、フケを解消するためにどんな対策をとればいいのかわかり、フケの悩みが軽くなるでしょう。
1. フケの対策前に要確認!あなたのフケの性質は?
フケはパラパラした細かい粉のようなフケや、時々落ちる大きいフケの塊など、2種類があり原因が異なります。
乾性フケ | 脂性フケ |
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これらのフケに対策をする前に、あなたのフケの状態や体質から傾向を捉えておく必要があります。
もし、原因がわからないまま対策をしてしまうと、逆効果となってしまう可能性もあるため注意が必要です。
それぞれのフケには特徴がありますので、あなたのフケと見比べながらどちらのフケなのか検討をつけましょう。
1-1. そもそもフケとは?
そもそもフケとは、頭皮や皮膚表面の古くなり、剥がれ落ちた角質(肌の破片)のことです。
通常、皮膚や頭皮の奥底では新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
通常目に見えないほどの大きさですが、何かがきっかけでこのターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるフケとなっています。
1-2. フケの最も根本的な原因はターンオーバーの乱れ
ターンオーバーの乱れがフケの原因であるとお伝えしましたが、ターンオーバーが乱れてしまうとはどのような状態なのでしょうか?
頭皮は常に皮脂を分泌し、皮膚表面に存在しているマラセチア菌に分解されることで酸化脂肪酸となり、さらに他の菌で分解されることで、さまざまな刺激から皮膚を守るバリアの役割を果たす膜のようなものをつくっています。
下記の図は、皮脂が菌に分解されバリア機能をもった膜ができるまでを表したものです。
皮脂の量、マラセチア菌などのバランスが取れている状態が理想です。
しかし、皮脂の量が多くなる、マラセチア菌が増殖するきっかけを与える、刺激が加わるなどによって、バランスが崩れてしまうとターンオーバーが乱れフケの原因となってしまいます。
1-3. かゆみを伴うフケは病気や感染が原因の可能性も!
誰でも、頭が少し痒くてかいてしまうことはあります。しかし、痒くてたまらない場合や気づいたら頭をかいているなどかゆみがひどい場合は、病気や感染などが原因の可能性もあり、人にうつってしまう恐れもあります。
もし、フケ以外にかゆみを感じる人は、皮膚科に行って診断してもらうことをおすすめします。詳しくはこちら「フケは皮膚科で治るの?症状別にわかる治療法と自宅でできる対策」の記事を参考にしてみてください。
次の章では、フケが出てしまう原因とその対策について詳しく紹介します。
2. フケの種類別!フケが出る10の原因とその対策
フケが出る原因はターンオーバーの乱れであるとお伝えしましたが、ターンオーバーが乱れる原因はたくさんあります。
また、乾性のフケと脂性のフケでは共通する原因もありますが、それぞれ原因が異なってきます。
フケの原因となるものを紹介していきますので、日々の行動に思い当たる点がないか思い返しながら、思い当たる点をできることから改善していきましょう。
- 頭皮の洗いすぎ [乾性フケ・脂性フケ]
- シャンプーの強い洗浄力 [乾性フケ・脂性フケ]
- 偏った食生活や食べ過ぎ[乾性フケ・脂性フケ]
- 過度なストレス[乾性フケ・脂性フケ]
- 血行不良 [乾性フケ]
- 空気の乾燥[乾性フケ]
- ドライヤーの熱風によるダメージ[乾性フケ]
- パーマやカラーによる頭皮ダメージ[乾性フケ]
- 紫外線によるダメージ[乾性フケ]
- 加齢による皮脂の分泌量の低下(女性に多い)[乾性フケ]
1) 頭皮の洗いすぎ[乾性フケ・脂性フケ]
頭皮を必要以上に洗いすぎてしまうと、保湿のために必要な皮脂まで落ちてしまい頭皮が乾燥する原因となります。
頭皮を清潔に保とうと下記のような行動をしてしまうことより、頭皮を守っているバリア機能が弱まり、乾燥を引き起こし乾性フケとなっている可能性があります。
- 力強く頭を洗う
- シャンプーで何度も頭を洗う
- 熱いお湯で頭を洗う
また、失った皮脂を補おうとカラダが反応し、皮脂が過剰に分泌されるようになることで、将来的に脂性フケになるとも言われています。
対策
下記のポイントを抑えて頭皮に優しく洗髪をしましょう。
2) シャンプーの強い洗浄力[乾性フケ・脂性フケ]
少し重複しますが、頭皮の皮脂を洗い流しすぎると、ターンオーバーが乱れ乾性のフケに繋がります。あるいは、失った皮脂を補おうとすることによって脂性フケに繋がるとされています。
現代のシャンプーは洗浄力が非常に強く、特に1000円以下のシャンプーなどは、食器用洗剤などと同じくらいの洗浄力があるとも言われています。
後ほど、刺激の少ないシャンプーを紹介しますので、参考にしてみてください。
対策
なるべく洗浄力が強すぎず、刺激の少ないアミノ酸シャンプーと呼ばれるシャンプーがおすすめです。
シャンプーの選び方や、選んではいけないシャンプーに関しては、後ほど「3.フケ対策には必須!シャンプーの選び方とおすすめ」で詳しく紹介します。
3) 偏った食生活[乾性フケ・脂性フケ]
偏った食生活は乾性フケ、脂性フケどちらにも繋がります。
乾燥肌の人は特にタンパク質やビタミン、ミネラルなど皮膚形成や保湿に必要な成分が足りていないことで、皮膚の新陳代謝が正常に行われず、バリア機能や保湿機能が弱まり、乾性フケに繋がっている可能性があります。
特に、ビタミンなどが不足すると、皮脂が酸化しやすくなります。酸化した皮脂が頭皮を刺激し、頭皮の細胞が剥がれるきっかけとなり、乾燥しやすい頭皮の状態になってしまいます。
また、脂っぽい食事が多いことが原因で、皮脂線が発達し、皮脂量が多くなり、脂性フケになっている可能性もあります。
対策
皮膚を作るのに必要な栄養素が足りていなかったり、高カロリーなものばかりな食事により、皮脂を過剰に分泌している可能性がありますので、食生活は非常に重要です。
下記の表は皮膚の再生などに重要な栄養素と食べ物の表です。
栄養素 | 効果 | 食べ物 |
ビタミンA | 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する | いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん |
ビタミンB | 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える | 豚肉、レバー、卵、豆類 |
ビタミンC | コラーゲンの合成、抗酸化作用 | レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン |
ビタミンE | 血行促進、新陳代謝の活発化 | 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ |
セラミド | 皮膚を保湿する成分 | 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ |
リノレン酸 | 細胞分裂の補助 | えごま、大豆、小麦、柿 |
亜鉛 | 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 | 牡蠣、牛肉、たらこ、卵 |
基本的に、食べ過ぎないように気をつけ、肉や野菜などのバランスの良い食事を心がけることが重要です。
上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
4) 過度なストレス[乾性フケ・脂性フケ]
ストレスなども頭皮の乾燥に繋がります。
主に、ストレスによって下記のような影響があるためです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 血行不良
- 栄養不足
ストレスによってホルモンバランスが乱れます。
例えば、女性であれば女性ホルモンの分泌量が減少することで頭皮が乾燥したり、男性であればストレスによって皮脂が多くなるとも言われています。その結果、乾性フケや脂性フケに繋がります。
また、血行不良や栄養不足によって、皮膚の再生に必要なビタミンなどが不足し、頭皮の新陳代謝の悪化に繋がります。
対策1) ストレスを和らげる
ストレスの緩和には睡眠が最も簡単で効果的ですが、あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の6つはストレスを和らげる効果があると言われているので、試してみるといいかもしれません。
- 太陽の光を浴びる
- 森林浴をする
- 散歩
- 入浴
- 瞑想
- ハーブティーを飲む
対策2) 睡眠の質を高める
睡眠はストレスを溜め込まないための最も効果的な対策です。
特に22時〜2時は成長ホルモンが活発に分泌され、頭皮の合成や新陳代謝も活発になる時間帯であるため、なるべくこの時間帯に睡眠をとることを心がけましょう。
1日6時間以上寝ることがベストですが、1時間半サイクルで睡眠をとると睡眠の質を高めることができると言われており、4時間半、6時間、7時間半などのサイクルを意識しながら睡眠の質を高めてみましょう。
睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの画面を見ない、ホットミルクを飲む、ストレッチをするなども効果的と言われています。
5) 血行不良[乾性フケ]
血行不良が原因で、頭皮の健康に必要な栄養素が十分に頭皮に行き届かないと、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)に影響を及ぼします。
血行不良になることで、栄養が不足し頭皮の乾燥に繋がり、その結果、乾性のフケに繋がります。
対策
運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。
運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。
体を動かすことでストレスの解消にも繋がるので一石二鳥です。
6) 空気の乾燥[乾性フケ]
湿度が低いことも頭皮の乾燥を招く要因になります。
特に冬は他の季節に比べて湿度が低くなりがちです。さらに暖房の使用などで空気の乾燥状態が続き、頭皮の表面から水分が奪われていくため乾燥状態になります。
頭皮が空気の乾燥によって乾燥することでフケが引き起こされる場合もあります。
対策
乾性のフケが気になる方や乾燥体質で頭皮に乾燥を感じる場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿性が高い頭皮用の化粧水を使って保湿するといいでしょう。
アルコール分を含むものや防腐剤を含むものなど保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がたくさん出回っているので注意が必要です。
そこで保湿グッズを選ぶときは「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」を参考にしながら選んでみましょう。
7)ドライヤーの熱風によるダメージ[乾性フケ]
髪を乾かす際にも注意が必要です。
高温の風を出すドライヤーを頭皮に当てることで頭皮の水分を奪うことになり乾燥の原因になり乾性フケに繋がります。
頭を乾かすことは重要ですが、なるべく頭皮から離して、直接頭皮に風を当てないようにしましょう。
対策
できるだけ頭皮に負担がかからないドライヤーの仕方をご紹介します。
頭皮に優しいドライヤーの4つのポイント
ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。
頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。
そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。
8) パーマやカラーによる頭皮ダメージ[乾性フケ]
パーマやカラーリングはとても刺激の強い液体を使っているため、頭皮にとっては強い刺激となり、バリア機能も弱り、頭皮の乾燥に繋がります。
対策
パーマやカラーをおこなって、フケが出てもすぐに治るならいいですが、しばらく治らないことがある場合はパーマやカラーの頻度を抑えるか、行わないようにしてみましょう。
もし、パーマやカラーをする際は美容師さんにあらかじめフケが出ることを伝えることで、頭皮を保護するクリームなどを塗ってから、パーマやカラーをしてもらえる場合があります。
9) 紫外線によるダメージ[乾性フケ]
頭皮が紫外線を浴びることによって皮脂が酸化し、酸化した皮脂が頭皮を刺激します。
酸化された皮脂や紫外線の刺激によって頭皮のバリア機能が弱くなります。
頭皮のバリア機能が弱まることで、さらに刺激の影響を受けやすくなり、乾性フケの原因になってしまいます。
対策
特に夏場は帽子などで紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。
なお、帽子をかぶる際は、蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう
10) 加齢による皮脂の分泌量の低下(女性に多い)[乾性フケ]
女性は、年齢とともに皮脂の分泌量が低下します。
女性は女性ホルモンのエストロゲンが皮脂の分泌を抑制する働きがあるので、年齢と共に女性ホルモンの分泌量が減少することで皮脂の分泌量も減っていきます。
皮脂の量が少なくなることで保湿機能やバリア機能が弱まり、乾燥しやすくなってしまいます。その結果乾性フケに繋がります。
対策
加齢に対しての対策を打つのは困難ですが、適度に運動をすることで血行をよく保ち、栄養バランスを整え、睡眠時間を確保するなど、健康でいることが一番のアンチエイジングです。
これまでお伝えした対策をしっかりと実践することで、加齢による乾燥に立ち向かうことができるでしょう。
参考:育毛サロンでやってる『頭皮ケアの無料体験』を受けてみては?
育毛サロンと呼ばれる頭皮のエステサロンのようなサロンがあり、そこでは、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、頭皮マッサージを受けられます。
無料体験を行なっているサロンもあり、コスパよく、プロに頭皮を洗浄してもらえます。
例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。
通常は有料でおこなっているコースですが、体験と言いながらも満足できる内容です。無料体験コースがあるうちに1度は行ってみることをおすすめします。
私も行ったことがありますが、頭皮がスッキリしてフケがしばらく出なくなったので大満足でした。
バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/
こういった無料体験のようなものは、「営業が強くないか?」と心配でしたが、そんなことは全くなく、美容室に行って髪を切った後のように、特に営業はなく、和やかな雰囲気のまま帰れました。
3. フケを治すためには必須!シャンプーの選び方とおすすめ
ほとんどの人が毎日おこなっていて、フケの原因になっている可能性が高いのがシャンプーです。
シャンプーの選び方が悪いと頭皮は刺激を受け続け、今まで何の問題がなかったとしても、一度フケが出始めるとどんどん状態が悪化していく可能性があります。
そのため、フケ対策として効果的なシャンプーの選び方から、おすすめのシャンプーなどについて下記の流れで紹介していきます。
- 乾性フケにおすすめしない薬用シャンプー
- シャンプー選びの3つのポイント
- フケ対策におすすめのシャンプー3選
3-1. 乾性フケにおすすめしない薬用シャンプー
フケやかゆみに効く薬用シャンプーとして「メディクイックH」「オクト」などが薬局などで販売されています。これらのシャンプーには、主に抗菌作用がある成分が入っています。
皮脂が多い人は頭皮の常在菌が増え、ターンオーバーを乱す可能性が高いため、薬用シャンプーによって菌の繁殖を抑える効果が期待できるため、頭皮にべたつきを感じる人や脂性の肌の人には効果がある可能性があり、試してみる価値はあります。
しかし、乾性フケは頭皮の乾燥が原因であり、炎症を引き起こしていることが1つの原因であるため、薬用シャンプーを使ってもあまり効果は期待できないでしょう。
私自身、脂性のフケに悩み、薬用シャンプーを試したことがありましたが改善しませんでした。理由としては、薬用シャンプーに含まれる添加物が刺激となっていることや、洗浄力の強さ、菌の増殖を抑えると言っても皮脂の分泌を劇的に抑えるわけではないため効果がなかったのだと考えられます。
3-2. シャンプー選びの3つのポイント
そもそも、シャンプーはまず刺激が少ないことが1番です。
そのため、なるべく刺激がないシャンプーを選ぶことをおすすめします。
その点で必要なポイントは下記の3つです。
- 無添加
- 天然オイル入り
- アミノ酸系シャンプー
無添加
シャンプーには下記に示すような添加物と呼ばれる成分が入っていることが多いです。
添加物とは・・・
シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料
上記に示すような物質で、薬局などで販売されているほとんどのシャンプーに含まれていますが、これらの成分が含まれていないシャンプーを無添加と言っています。
無添加のシャンプーを使えば刺激を与えないで済むため、今まで添加物を含んだ成分でシャンプーをしていた人はフケを改善できる可能性があります。
天然オイル入り
一般的なシャンプーにはシリコンなどが入っており、髪をコーティングしてスルスルと通りをよくしてくれますが、無添加のものはシリコンも入っていないため、ギシギシした質感になりがちで髪にはよくありません。
そのため、無添加でも綺麗な髪を保つために、天然のオイルが入ったシャンプーをおすすめします。
シリコンが入っていなくとも、自然のオイルの力で髪をスルスルと通りをよくしてくれます。
アミノ酸系シャンプー
シャンプーで皮脂を洗い流しすぎると、失った皮脂を補おうと皮脂が多く分泌されるようになり、脂性肌になるとも言われています。
まず、洗浄力が強すぎないシャンプーを選ぶことで頭皮への刺激を和らげ、皮脂の洗い流しすぎを避け、フケが改善できる可能性があります。そして、できるだけ添加物なども少ないものが好ましいです。
厳密にはさらに細かく分類できるのですが、シャンプーは界面活性剤(汚れを落とす成分)によって大きく下記の3種類に分類することができます。
界面活性剤の種類 | 洗浄力の強さ (刺激の強さ) | 価格 | 備考 |
硫酸系 | × 強い | 1000円以下 | 1000円以下のシャンプーはだいたいこれ |
石鹸系 | △ 中位 | 1000円以下 | 石鹸カスが頭皮に残りやすい |
アミノ酸系 | ◯ 弱い | 2000円以上 | 洗浄力が適度で頭皮に優しい |
主にドラッグストアなどで販売されている「1000円以下のシャンプー」や「せっけんシャンプー」と記載されているシャンプーの界面活性剤は硫酸系や石鹸系で、洗浄力が強いです。
できれば2000円以上であることが1つの目安にはなります。(高ければいいというわけではないのでご注意を!)
このあたりのグレードのシャンプーであれば、アミノ酸系の界面活性剤を使っており、添加物もほとんど入っていないのでおすすめです。
参考:界面活性剤の種類と本当に良いシャンプーとは?
界面活性剤は厳密には下記のように分類されます。
本当に良いシャンプーは、ベタイン系、アミノ酸系、グルコシド系の界面活性剤で、添加物が入っていないものです。
界面活性剤 種類 | 洗浄力 強さ | 頭皮 安全性 | 具体的な成分 |
硫酸系 | ★★★★★ | × | ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム ラウレス硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム |
スルホン酸系 | ★★★★☆ | × | オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、オレフィンスルホン酸na |
石鹸系 | ★★★★☆ | △ | カリ石けん素地、脂肪酸Na、脂肪酸K |
スルホコハク酸系 | ★★★☆☆ | △ | スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Na、スルホコハク酸ラウレス2Na |
ベタイン系 | ★☆☆☆☆ | ◯ | コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン |
アミノ酸系 | ★☆☆☆☆ | ◯ | ココイルグルタミン酸na、ココイルメチルタウリンNa ラウロイルメチルアラニンNa |
グルコシド系 | ★☆☆☆☆ | ◯ | デシルグルコシド |
界面活性剤は複数入っていることも多いので、見極めるのが難しいと思います。
そこで次におすすめを紹介していますので参考にしてみてください。
3-3. フケ対策におすすめのシャンプー3選
シャンプーの中でも洗浄力が強すぎないもので、添加物が入っていないものを見つけるのは本当に大変だと思います。
こちら「市販の人気アミノ酸シャンプーおすすめ20選![2024年ランキング]」で比較をしていますが、人気のシャンプーの中から、洗浄成分や添加物について比較を行い最も良いシャンプーを導き出しました。
そこでおすすめなのが下記の3つです。
- 『haru ”kurokamiスカルプ”』・・・総合的におすすめNo1
- 『ハーブガーデン』・・・頭皮のニオイのケアをしたい人におすすめ
- 『KADASON』・・・脂性フケの人におすすめ
筆者もありとあらゆるシャンプーを試しましたが、ダントツでharuシャンプーがよかったです。女性はもちろんのこと、男性にもおすすめです。
総合的におすすめNo1『haru ”kurokamiスカルプ”』
『haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加のシャンプーで、今女性にも男性にもとても人気のアミノ酸シャンプーです。
頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮に優しくフケのケアにも最適です。髪の仕上がりもスルスルとなめらかな仕上がりになります。
ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど、頭皮にお悩みの方が大絶賛するシャンプーです。
- 定期購入(2ヶ月毎): ¥3,256/400ml ←1ヶ月あたり1,584円!
- 通常:¥4,070
- 特徴: アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン
haru「kurokami スカルプ」公式ページ
頭皮のニオイケアもしたい人におすすめ『ハーブガーデン』
『ハーブガーデン』は、天然由来成分無添加100%のシャンプーで、あらゆるメディアや雑誌で紹介され、SNSでも大人気のアミノ酸シャンプーです。
植物由来のオイルや、美容成分がたっぷり入っているので、頭皮を優しくケアしながら、美しい艶のある髪に仕上げてくれます。
ハーバニエンスシャンプーは定期で購入すると¥2,200、コンディショナーとセットで購入しても¥4,400なので、とてもコスパの良いシャンプーです。15日間の返金保証もついているのでもしもの時も安心できますね。
- 定期購入(2ヶ月毎): ¥2,200/300ml ←1ヶ月あたり1,100円!
(コンディショナーセット¥4,400) - 特徴: アミノ酸シャンプー、無添加、オイル入り
ハーブガーデン公式ページ
脂性フケの人におすすめ!『KADASON』
『KADASON』は皮膚科医が監修し、すこやかな頭皮環境のために開発されたこだわりのシャンプーです。
頭皮ケアができる成分が配合されており、頭皮のベタつきやフケ、かゆみに悩む人など、脂漏性皮膚炎でしっかりと頭皮の洗浄が必要な人におすすめです。
頭皮への刺激は優しく、それでいてしっかりと洗えます。筆者もフケに悩んだ時に使っていましたが、1回2回使っただけで頭皮の調子がよくなり、フケが治るまで愛用しました。
- 定価:¥3,278
- 特徴:抗炎症成分・抗菌成分配合、ベタイン系
KADASON 公式ページ
4. フケ対策の最終手段は皮膚科
フケは症状が悪化すればするほど悪循環に陥り、治りにくくなることもあるため下記のどれかに当てはまった場合は皮膚科に行くとよいでしょう。
- 頭皮が炎症を引き起こし赤みやかゆみを生じている場合
- 1ヶ月以上症状が改善しない場合
- フケの量が増えるなど症状が悪化して行っている場合
- フケの原因を突き止めたい場合
皮膚科に行くのは面倒に感じたり、時間が中々とれない人も多いと思いますが 、フケの症状の中には病気や感染などが原因のものもあり、人にうつってしまうものもあるため、心配な人は皮膚科に行って診断してもらうことをおすすめします。
「フケに悩んでいる」と病院に行く人は多く、フケのタイプに合わせて以下のような治療薬も処方してもらえます。
- ステロイド:炎症を抑える薬
- ケトコナゾール:頭皮の菌を取り除く
なかなか治らない、早く治したいという方は、「お住まいの地域+皮膚科」で検索し、地元の皮膚科に相談しましょう。
皮膚科でできる治療や薬についてはこちら「フケは皮膚科で治るの?症状別にわかる治療法と自宅でできる対策」の記事を参考にしてみてください。
【フケと併発して薄毛や抜け毛は気になっていませんか?】
フケの症状と併発して起こりやすいのが薄毛です。「最近髪が薄くなってきたかな?」「抜け毛が増えた」と気になっていませんか?
もし将来ハゲたくないなら、今から予防や対策をした方が良いでしょう。薄毛対策はフケを改善するための対策ともとても近いです。
こちらの記事「広告にだまされるな!自宅で0円から始められる薄毛対策10選」で日頃できるケアを紹介したり、薄毛を改善するための情報を紹介していますので、参考にしてみてください。
もし、髪が薄くなっているのか?対策が必要なのかな?となんとなくでも気になる人は、「DMMオンラインクリニック」のスマホで自宅にいながら専門家に頭皮や髪について無料相談できるサービスを利用してみても良いでしょう。
完全無料で抜け毛についてのアドバイスをおこなってくれると評判です。
DMMオンラインクリニック公式ページ:https://clinic.dmm.com/
5. まとめ
フケの原因から対策まで詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
フケは乾性フケなのか、脂性フケなのかで微妙に対策も異なってきます。そのため、まずはあなたのフケがどういう特徴をもっているのか確認し、フケの状態に合わせた対策をとることをおすすめします。
フケは自分で対策をしていても中々治らないことも多いので、いろいろ試してみてダメだった場合はなるべくはやく皮膚科を受診しましょう。
あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。