フケは取るな!確実に治すためにやって良いこと悪いこと

フケは取るな!確実に治すためにやって良いこと悪いこと

「パラパラとしたフケが肩に落ちてくる」「大きなフケが剥がれ落ちる」など、フケが気になったら、何とかしてフケを取ることができないか?と考えますよね。

フケは一度出てしまうと1日や2日で治すことはほぼ不可能で、無理にフケを取ろうとすると更にフケが出ることにつながります。

このページでは自身もフケに悩み育毛アドバイザーとして1000人を超える方にアドバイスを送ってきた筆者が、フケについて下記の流れで紹介していきます。

  1. 図解でわかるフケの正体|一気に取ることはできるの?
  2. フケを取る(改善する)ためにまず始めるべき2つの対処法
  3. フケを出さないために!シャンプー選びの3つのポイント
  4. フケを取るためにやってはいけない8つのこと
  5. フケの原因と対策7選
  6. 最終的には皮膚科へ

このページを読んで頂くことで、フケを取る方法から、対処法までわかるので、あなたの悩みが軽くなるでしょう。

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1. 図解でわかるフケの正体|一気に取ることはできるの?

結論から言うと、フケは一気に取ることはできません。

フケは時間をかけてじっくりと正しい対策をすることで改善していきますが、一気にフケを取ろうと焦って間違ったことをしてしまうと、フケが余計に出てしまうこともあるので注意が必要です。

そのため、まずはフケを取ろうとしないことが大事です。

そして、間違った対策をしないためにも、このページを参考にフケの正体を知り、フケが出る原因を理解しましょう。

1-1. フケの正体

フケが出る仕組み

フケとは、頭皮や皮膚表面の古くなり、剥がれ落ちた角質のことです。

通常、皮膚や頭皮の奥底では新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。

通常目に見えないほどの大きさですが、何かがきっかけでこのターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるフケとなっています。

フケを剥がし取ってしまうことでフケの症状が悪化してしまうケースがよくあります。ごっそり取れると癖になってしまう気持ちはわかりますが、頭皮を傷つけまだ内側の皮膚が完成していない状態でめくれてしまうため、おすすめできません。

1-2. フケの2つの種類

実は、フケには下記の2種類があり、フケの状態が少し異なります。

それぞれのフケには特徴がありますので、あなたのフケや体質と比べながら、どちらかのフケなのか検討をつけましょう。

乾性フケ脂性フケ
乾性フケのイメージ脂性フケのイメージ
  • パラパラと肩に落ちる細かいフケ
  • 頭皮がカサカサと乾燥している
  • 乾燥肌である
  • 頭皮にかゆみがある
  • 頭皮を掻くと大きいフケがとれる
    (爪の中にフケがたまる)
  • 頭皮がベタつく
  • 頭皮にかゆみや赤みがある
頭皮が乾燥しがちで起こる頭皮に脂が多すぎて起こる

画像引用:左https://www.aderans.co.jp/…  https://www.youtube.com…

いかがでしたでしょうか?

あなたの体質や日々の習慣によってフケのタイプが異なります。

どちらも次の章の対策から始めるべきですが、タイプや起こる理由は知っておきましょう。

2. フケを取る(改善する)ためにまず初めるべき2つの対処法

フケが出た時に除去しようとするのではなく、根本的にフケが出ないように対策をしていくことが大事です。

そこで、一番最初に見直していただきたいのが、頭の洗い方から乾かし方です。

すぐにフケを治すことは困難ですが、少しずつでも症状を改善していくために、まず下記の2つの対処をしましょう。

  • 頭皮に優しいシャンプーを実践する
  • シャンプーを変える

2-1. 頭皮に優しいシャンプーを実践する

シャンプーやドライヤーが正しくできていないと、フケの原因になってしまいます。

そのため、正しい洗い方を覚えておくことは最も基本的な対策となります。

頭皮に優しいシャンプーからドライヤーまでのステップは以下の6つです。

頭皮に優しいシャンプー6つのステップ

さらに詳しく6つのステップを見ていきましょう。

① 洗う前に髪をとかしておく

髪が長い方は特に洗う前に髪を手ぐしやブラシでとかしておくことを意識しましょう。

なぜなら、髪の毛が絡まった状態で洗髪をすると髪に非常に強い負荷がかかるためです。

ポイントはまずは毛先からとかしていき、その後全体をとかします。

② シャンプー前にお湯で汚れをよく落とす

シャンプーをつける前にしっかりと髪の毛をすすぎます。

髪をあらかじめすすいでおくことでシャンプーの泡立ちがよくなり、多量のシャンプーをつけることを防ぎ、泡立てるためにゴシゴシこすることを避けることができます。

③ よく泡立ててからシャンプーをつける

手のひらできちんと泡立たせてからシャンプーを使いましょう。

よく泡立てずにシャンプーを頭皮につけると、つけすぎは洗い残しの原因になったり、髪の毛でシャンプーを泡立てることになるので、刺激を多く受けてしまいます。

④ 爪を立てずにさっと洗う

汚れを落とすために爪を立てる方もいらっしゃるかと思いますが、頭皮を守るために爪は立てずに指のお腹で頭皮をしっかり洗いましょう。

側頭部や後頭部など髪の生え際から頭頂部に向けて全体をまんべんなく洗います。

そして、髪に優しいシャンプーでなければ、洗い終えたらシャンプーはなるべく早く流すことが余計な刺激を与えないために大切です。

⑤ 洗い残しが無いようにしっかりと流す

髪をシャンプーで洗った時間よりも何倍も時間をかけて髪を流しましょう。ここでなるべくシャンプーの成分を残さないことが重要です。

シャンプーが残ってしまうと皮膚のトラブルにつながります。

思った以上に残ってしまうのがシャンプーです。3分以上はすすぎにあてるようにしましょう。

⑥ ドライヤーは8割まで

フケの原因はもしかするとドライヤーの使い方にあるかもしれません。

ドライヤーは非常に高温の熱を出しますので、頭皮の水分を奪い乾燥の原因になります。

できるだけ頭皮に負担がかからないドライヤーの仕方をご紹介します。

ドライヤーの4つのポイント

ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。

頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。

8割程度乾いたところでドライヤーはやめておくことがベストです。なぜなら、8割までドライヤーで乾かせればそこからは自然乾燥で十分に乾きますし、頭皮に必要な水分も乾かしてしまうことを防ぐためです。

2-2. シャンプーを変える

薬局などで売っている安価なシャンプーは、防腐剤などの添加物や硫酸系の強い洗浄力によって頭皮に刺激をもたらしています。

そのため、刺激が少なく、適度な洗浄力のシャンプーに変えることでフケが改善する可能性があります。

詳しい選び方やおすすめのシャンプーについては次の章で詳しく解説していきます。

フケがスッキリ取れる?育毛サロンの無料体験

育毛サロンと呼ばれる頭皮のエステサロンのようなサロンがあり、そこでは、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、頭皮マッサージを受けられます。

無料体験を行なっているサロンものもあり、コスパよく、プロに頭皮を洗浄してもらえます。

バイオテックのイメージ画像

例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。

通常は有料でおこなっているコースですが、体験と言いながらも満足できる内容です。無料体験コースがあるうちに1度は行ってみることをおすすめします。

私も行ったことがありますが、頭皮がスッキリしてフケがしばらく出なくなったので大満足でした。

バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/

こういった無料体験のようなものは、「営業が強くないか?」と心配でしたが、そんなことは全くなく、美容室に行って髪を切った後のように、特に営業はなく、和やかな雰囲気のまま帰れました。

3. フケを出さないために!シャンプー選びの3つのポイント

フケの対策としてとても手軽なシャンプーですが、ドラッグストアなどで販売されているシャンプーはかえって逆効果になりそうなものも多いので注意が必要です。

そのため、フケ対策として効果的なシャンプーを選ぶ上でのポイントや、おすすめのシャンプーについて紹介していきます。

  • シャンプー選びの3つのポイント
  • フケ対策におすすめのシャンプー3選

3-1. シャンプー選びの3つのポイント

フケはターンオーバーを乱れが原因であるため、なるべく刺激がないシャンプーを選ぶことをおすすめします。

その点で必要なポイントは下記の3つです。

  • 無添加
  • 天然オイル入り
  • アミノ酸系シャンプー

無添加

シャンプーには、下記に示すような添加物と呼ばれる成分が入っていることが多いです。

添加物とは・・・

シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料

上記に示すような物質で、薬局などで販売されているほとんどのシャンプーに含まれていますが、これらの成分が含まれていないシャンプーを無添加と言っています。

無添加のシャンプーを使えば刺激を与えないで済むため、今まで添加物を含んだ成分でシャンプーをしていた人はフケを改善できる可能性があります。

天然オイル入り

一般的なシャンプーにはシリコンなどが入っており、髪をコーティングしてスルスルと通りをよくしてくれますが、無添加のものはシリコンも入っていないため、ギシギシした質感になりがちで髪にはよくありません。

そのため、無添加でも綺麗な髪を保つために、天然のオイルが入ったシャンプーをおすすめします。

シリコンが入っていなくとも、自然のオイルの力で髪をスルスルと通りをよくしてくれます。

アミノ酸系シャンプー

シャンプーには界面活性剤(水では落とせない汚れをとる成分)の種類によって下記のように種類があります。

界面活性剤の種類刺激の強さ価格備考
硫酸系×
強い
1000円以下1000円以下のシャンプーはだいたいこれ
石鹸系
中位
1000円以下石鹸カスが頭皮に残りやすい
アミノ酸系
弱い
2000円以上洗浄力が適度で頭皮に優しい

主にドラッグストアなどで販売されている「1000円以下のシャンプー」や「せっけんシャンプー」と記載されているシャンプーの界面活性剤は硫酸系や石鹸系で、洗浄力が強いです。

できれば2000円以上であることが1つの目安にはなります(高ければいいというわけではないのでご注意を!)

このあたりのグレードのシャンプーであれば、アミノ酸系の界面活性剤を使っており、添加物もほとんど入っていないのでおすすめです。

参考:界面活性剤の種類と本当に良いシャンプーとは?

界面活性剤は厳密には下記のように分類されます。

本当に良いシャンプーは、ベタイン系、アミノ酸系、グルコシド系の界面活性剤で、添加物が入っていないものです。

ベタイン系、アミノ酸系、グルコシド系の界面活性剤は一緒に入っていることもあり、おおよそこれらのシャンプーを総称してアミノ酸シャンプーなどと呼ばれていることが多いです。

界面活性剤
種類
洗浄力
強さ
頭皮
安全性
具体的な成分
硫酸系★★★★★×ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
スルホン酸系★★★★☆×オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、オレフィンスルホン酸na 
石鹸系★★★★☆カリ石けん素地、脂肪酸Na、脂肪酸K 
スルホコハク酸系★★★☆☆スルホコハク酸(C12-C14)パレスー2Na、スルホコハク酸ラウレス2Na
ベタイン系★☆☆☆☆コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン 
アミノ酸系★☆☆☆☆ココイルグルタミン酸na、ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルアラニンNa 
グルコシド系★☆☆☆☆ デシルグルコシド 

界面活性剤は複数入っていることも多いので、見極めるのが難しいと思います。

そこで次におすすめを紹介していますので参考にしてみてください。

3-2. フケ対策におすすめのシャンプー3選

シャンプーの中でも洗浄力が強すぎないもので、添加物が入っていないものを見つけるのは本当に大変だと思います。

日頃の生活の中に原因が隠れている可能性も高いですが、シャンプーは毎日するものなので、フケに繋がっている可能性は大です。

こちら「市販の人気アミノ酸シャンプーおすすめ20選![2024年ランキング]」で比較をしていますが、人気のシャンプーの中から、洗浄成分や添加物について比較を行い最も良いシャンプーを導き出しました。

そこでおすすめなのが下記の3つです。

筆者もありとあらゆるシャンプーを試しましたが、ダントツでharuシャンプーがよかったです。

女性はもちろんのこと、男性にもおすすめです。

haru ”kurokamiスカルプ”

haru ”kurokamiスカルプ”のイメージ

haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加シャンプーで、今女性にも男性にもとても人気のアミノ酸シャンプーです。

頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮に優しくフケのケアにも最適です。髪の仕上がりもスルスルとなめらかな仕上がりになります。

ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど、頭皮にお悩みの方が大絶賛するシャンプーです。

  • 定期購入(2ヶ月毎): ¥3,256/400ml
  • 通常:¥4,070
  • 特徴:アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン

haru「kurokami スカルプ」公式ページ

https://www.haru-shop.jp/

口コミと評判でわかるharuシャンプー!体験してわかった使用感まとめ」のページに実際に使った体験談と他の利用者の口コミをまとめていますので気になる方はチェックしましょう。

頭皮のニオイケアもしたい人におすすめ『ハーブガーデン』

ハーブガーデンのイメージ

ハーブガーデン』は、天然由来成分無添加100%のシャンプーで、あらゆるメディアや雑誌で紹介され、SNSでも大人気のアミノ酸シャンプーです。

植物由来のオイルや美容成分がたっぷり入っているので、頭皮を優しくケアしながら、美しい艶のある髪に仕上げてくれます。

ハーバニエンスシャンプーは定期で購入すると¥2,200、コンディショナーとセットで購入しても¥4,400なので、とてもコスパの良いシャンプーです。15日間の返金保証もついているのでもしもの時も安心できますね。

  • 定期購入(2ヶ月毎): ¥2,200/300ml  ←1ヶ月あたり約1,100円!
    (コンディショナーセット¥4,400)
  • 特徴:アミノ酸シャンプー、無添加、オイル入り

ハーブガーデン公式ページ

http://www.herbgarden-sf.com/

脂性フケの人におすすめ!『KADASON』

KADASONのイメージ

KADASON』は皮膚科医が監修し、すこやかな頭皮環境のために開発されたこだわりのシャンプーです。

頭皮ケアができる成分が配合されており、頭皮のベタつきやフケ、かゆみに悩む人など、脂漏性皮膚炎でしっかりと頭皮の洗浄が必要な人におすすめです。

頭皮への刺激は優しく、それでいてしっかりと洗えます。筆者もフケに悩んだ時に使っていましたが、1回2回使っただけで頭皮の調子がよくなり、フケが治るまで愛用しました。

  • 価格:¥3,278+送料
  • 特徴:抗炎症成分・抗菌成分配合、ベタイン系

KADASON 公式ページ

https://ysmd-online.jp/

4. フケを取るためにやってはいけない8つのこと

フケを取るために、色々とやりたくなってしまう気持ちは痛いほどわかります。

しかしまずはフケを悪化させないために日常の小さなことを改善していくことです。

そこで、この章ではやってはいけないことや注意点を含め8つ紹介します。

  1. フケを剥がす
  2. ゴシゴシこする
  3. シャンプーを何度もする
  4. 朝シャンをする
  5. 乾性フケの人はダメ!薬用シャンプー
  6. 市販の安価な無添加シャンプーに注意!
  7. 市販の安価な化粧水に注意!
  8. オイルで保湿をする

4-1. フケを剥がす

下記の動画のように、フケは爪などで剥がしたくなってしまうこともあるでしょう。

しかし、フケを無理に剥がすことで未熟な皮膚の細胞が剥がれてしまい炎症を引き起こしてしまったり、ターンオーバーがさらに乱れ、フケが悪化してしまう可能性があります。

剥がしたくなる気持ちはわかりますが、なるべく我慢しましょう。

爪で剥がせるほどのフケは脂性フケで、治りにくいのでお住まいの近くの皮膚科に行って、薬を処方してもらいましょう。

4-2. ゴシゴシこする

目に見えるフケは、ターンーオーバーが乱れることによって出てきた頭皮表面の角質です。

そのため、ゴシゴシと頭をこすると、剥がれかけの角質がどんどん落ちてくるのでフケがドンドン出てしいます。

フケを落としきろうと、ゴシゴシこすっては逆効果になりますのでやめましょう。またかゆみがあってもかいたりすると逆効果ですので気をつけましょう。

4-3. シャンプーを何度もする

頭皮に優しい洗い方でお伝えしたように、シャンプーを正しくおこなえば頭皮は十分に清潔に保つことができます。

シャンプーを何度もすることで、皮脂を落としすぎてしまい乾燥の原因になってしまったり、皮脂が出やすい体質の人の場合は、落とされた皮脂を補うために今まで以上に皮脂が分泌されるようになるなど、状態を悪化させる可能性が高いので、シャンプーは1度にしましょう。

4-4. 朝シャンする

シャンプーを何度もすることと同様ですが、朝シャンをすることで、皮脂が洗い流されすぎてしまう可能性があります。

そのため、朝にシャワーを浴びるなら、頭にはかけないように、体だけ流すようにしましょう。

4-5. 乾性フケの人はダメ!薬用シャンプー

薬用シャンプーの例

フケやかゆみに効く薬用シャンプーとして「メディクイックH」「オクト」などが薬局などで販売されています。これらのシャンプーには、主に抗菌作用がある成分が入っています。

頭皮にべたつきがあるなど、皮脂が多い人は頭皮の常在菌が増えやすくなっているため、薬用シャンプーによって菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

しかし、乾燥肌の人の乾性フケは乾燥が原因であり、炎症を引き起こしていることが1つの原因であるため、薬用シャンプーを使ってもあまり効果は期待できないでしょう。

私自身、脂性のフケに悩み、薬用シャンプーを試したことがありましたが改善しませんでした。理由としては、薬用シャンプーに含まれる添加物が刺激となっていることや、菌の増殖を抑えると言っても皮脂の分泌を劇的に抑えるわけではないため効果がなかったのだと考えられます。

4-6. 市販の安価な無添加シャンプーに注意!

無添加でも洗浄力の強いシャンプーの例

「無添加のシャンプーはとても頭皮に優しくてよさそう」そんなイメージがありますよね。しかし、市販されている無添加のシャンプーにも注意が必要です。

しかし、添加物がいくら入っていなくても、洗浄力が強ければ、頭皮には刺激になってしまうためです。

添加物とは・・・

シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料

ドラッグストアなどで販売されているほとんどの市販のシャンプーに含まれていますが、これらの成分が含まれていないシャンプーを無添加と言っています。

4-7. 市販の安価な化粧水に注意!

h&s地肌マッサージクリームとキュレル

「化粧水やオイルなどを使って保湿をすると良い」という情報がありますが、「h&s地肌マッサージクリーム」「キュレル」などの化粧水の中には、防腐剤やアルコールの強いものなど、かえって頭皮に刺激を与えてしまうものが多く存在します。

アルコール分を含むものや防腐剤を含むものなど保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がたくさん出回っているので注意が必要です。

そこで保湿グッズを選ぶときは「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」を参考にしながら選んでみましょう。

4-8. オイルで保湿をする

一般的にオイルで保湿をできるというようなイメージがあるかもしれませんが、オイルでは保湿はできません。

オイルは保湿のためではなく、皮脂を補うためにあるので、よほど皮脂が少ない人は使ってみても良いでしょう。

しかし、基本的には皮脂は誰もが分泌していて、オイルを頭皮に使うことで菌のバランスを壊す可能性もあるので、おすすめしません。

5. フケの原因と対策7選

フケはまず間違った対策をしないことが大事ですが、フケの原因はたくさんあります。

この章では日頃の生活に隠れているフケに繋がる原因とその対策について紹介していきますので、できることから改善していきましょう。

  1. 空気の乾燥
  2. 強い紫外線
  3. 偏った食生活
  4. 血行不良
  5. 過度なストレスや睡眠不足
  6. パーマやカラー
  7. 加齢による皮脂の分泌量の減少

① 空気の乾燥

湿度が低いことも頭皮の乾燥を招く要因になります。

特に冬は他の季節に比べて湿度が低くなりがちです。さらに暖房の使用などで空気の乾燥状態が続き、頭皮の表面から水分が奪われていくため乾燥状態になります。

頭皮が空気の乾燥によって乾燥することでフケが引き起こされる場合もあります。

対策

乾性のフケが気になる方や乾燥体質で頭皮に乾燥を感じる場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿性が高い頭皮用の化粧水を使って保湿するといいでしょう。

指の腹を使ってマッサージするように塗り込み、皮膚に浸透させることでしっかりと水分を保湿してくれるでしょう。

アルコール分を含むものや防腐剤を含むものなど保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がたくさん出回っているので注意が必要です。

そこで保湿グッズを選ぶときは「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」を参考にしながら選んでみましょう。

② 強い紫外線

頭皮が紫外線を浴びることによって皮脂が酸化し、酸化した皮脂が頭皮を刺激します。

酸化された皮脂や紫外線の刺激によって、頭皮のバリア機能が弱くなります。

頭皮のバリア機能が弱まることで、さらに刺激の影響を受けやすくなり、フケの原因になってしまいます。

対策

特に夏場は帽子などで紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。

なお、帽子をかぶる際は蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう

③ 偏った食生活や食べ過ぎ

バランスの悪い食生活や欧米型の食生活が原因で乾燥肌になる人が増えていると言われています。

過度なダイエットなどにより栄養不足となり、皮膚の再生に必要な栄養が行き渡っていない可能性があります。

逆に、高カロリーなものばかりな食事により、皮脂を過剰に分泌するようになっていたり、血行不良をおこしている可能性があります。

対策

下記の表は皮膚の乾燥に効果が期待できる栄養素と食べ物の表です。

栄養素効果食べ物
ビタミンA 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん
ビタミンB 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える 豚肉、レバー、卵、豆類
ビタミンC コラーゲンの合成、抗酸化作用 レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン
ビタミンE 血行促進、新陳代謝の活発化 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ
セラミド 皮膚を保湿する成分 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ
リノレン酸 細胞分裂の補助 えごま、大豆、小麦、柿
亜鉛 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 牡蠣、牛肉、たらこ、卵

基本的に、食べ過ぎないように気をつけ、タンパク質や野菜などのバランスの良い食事を心がけることが重要です。

上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。

④ 血行不良

血行不良が原因で、頭皮の健康に必要な栄養素が十分に頭皮に行き届かないと、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)に影響を及ぼします。

対策

運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。

運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。

体を動かすことでストレスの解消にも繋がるので一石二鳥です。

⑤ 過度なストレスや睡眠不足

ストレスなども頭皮の乾燥に繋がります。

主に、ストレスによって下記のような影響があるためです。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • 血行不良
  • 栄養不足

ストレスによってホルモンバランスが乱れます。

例えば、女性であれば女性ホルモンの分泌量が減少することで頭皮が乾燥したり、男性であればストレスによって皮脂が多くなるとも言われています。その結果、乾性フケ脂性フケに繋がります。

また、血行不良や栄養不足によって、皮膚の再生に必要なビタミンなどが不足し、頭皮の新陳代謝の悪化に繋がります。

対策1) ストレスを和らげる

ストレスの緩和には睡眠が最も簡単で効果的ですが、あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。

下記の6つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいかもしれません。

  • 太陽の光を浴びる
  • 森林浴をする
  • 散歩
  • 入浴
  • 瞑想
  • ハーブティーを飲む

対策2) 睡眠の質を高める

睡眠はストレスを溜め込まないための最も効果的な対策です。

特に22時〜2時は成長ホルモンが活発に分泌され、頭皮の合成や新陳代謝も活発になる時間帯であるため、なるべくこの時間帯に睡眠をとることを心がけましょう。

1日6時間以上寝ることがベストですが、1時間半サイクルで睡眠をとると睡眠の質を高めることができると言われており、4時間半、6時間、7時間半などのサイクルを意識しながら睡眠の質を高めてみましょう。

睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの画面を見ない、ホットミルクを飲む、ストレッチをするなども効果的と言われています。

⑥ パーマやカラー

パーマやカラーリングはとても刺激の強い液体を使っているため、頭皮にとっては強い刺激となり、バリア機能も弱ってしまいます。

パーマやカラーをおこなって、フケがではじめてもすぐに治るならいいですが、しばらく治らないことがある場合はパーマやカラーの頻度を抑えるか、行わないようにしてみましょう。

対策

もし、パーマやカラーをする際は美容師さんにあらかじめフケが出ることを伝えることで、頭皮を保護するクリームなどを塗ってから、パーマやカラーをしてもらえる場合があります。

⑦ 加齢による皮脂の分泌量の低下(女性に多い)

女性は、年齢とともに皮脂の分泌量が低下します。

女性は女性ホルモンのエストロゲンが皮脂の分泌を抑制する働きがあるので、年齢と共に女性ホルモンの分泌量が減少することで皮脂の分泌量も減っていきます。

皮脂の量が少なくなることで保湿機能やバリア機能が弱まり、乾燥しやすくなってしまいフケにつながります。

対策

加齢は防ぐことができませんので、このページで紹介したポイントを意識しながらできるところから対策を始めて行きましょう。

シャンプーなどは特に優しいものを使うことがおすすめです。

なかなか良くならなければ皮膚科に相談することをおすすめします。

6. 最終的には皮膚科へ

フケは症状が悪化すればするほど悪循環に陥り、治りにくくなることもあるため、下記のどれかに当てはまった場合は皮膚科に行くとよいでしょう。

  • 頭皮が炎症を引き起こし赤い発心が生じている場合
  • 1ヶ月以上症状が改善しない場合
  • フケの量が増えるなど症状が悪化して行っている場合
  • フケの原因を突き止めたい場合
  • 病気や感染症の疑いがある人

皮膚科に行くのは面倒に感じたり時間が中々とれない人も多いと思いますが 、フケの症状の中には病気や感染などが原因のものもあり、人にうつってしまうものもあるため、心配な人は皮膚科に行って診断してもらうことをおすすめします。

皮膚科ではフケの症状に対して原因を特定し、様々な治療をおこなってもらえます。

皮膚科でできる治療や薬についてはこちら「フケは皮膚科で治るの?症状別にわかる治療法と自宅でできる対策」の記事を参考にしてみてください。

【フケと併発して薄毛や抜け毛は気になっていませんか?】

フケの症状と併発して起こりやすいのが薄毛です。「最近髪が薄くなってきたかな?」「抜け毛が増えた」と気になっていませんか?

もし将来ハゲたくないなら、今から予防や対策をした方が良いでしょう。薄毛対策はフケを改善するための対策ともとても近いです。

こちらの記事「広告にだまされるな!自宅で0円から始められる薄毛対策10選」で日頃できるケアを紹介したり、薄毛を改善するための情報を紹介していますので、参考にしてみてください。

もし、髪が薄くなっているのか?対策が必要なのかな?となんとなくでも気になる人は、「DMMオンラインクリニック」のスマホで自宅にいながら専門家に頭皮や髪について無料相談できるサービスを利用してみても良いでしょう。

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7. さいごに

フケを取る(改善)するために、やってはいけないことや対処法について詳しく紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

フケは一度出てしまったら、すぐに解消できるような方法はありません。

そのため、何か無理に対策をするのではなく、頭皮の刺激になるようなことをやめ、正しく日常の生活を少しずつ改善していくことが大事です。

まずは洗い方、そしてシャンプーを変えてみてはいかがでしょうか?おすすめは下記の3つです。

あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。