「ジヒドロテストステロン」は薄毛の悩みを抱える人にとっては非常に重要なキーワードになります。
ジヒドロテストステロンは薄毛を引き起こすホルモンとも言われており、増やさないように気をつけたり、減らすための対策を行うことで、薄毛の改善効果が期待できます。
このページでは、過去に育毛アドバイザーとして1000人を超える方々の育毛をお手伝いをしてきた経験を持つ筆者が、ジヒドロテストステロンについて、下記の流れで詳しく紹介します。
- ジヒドロテストステロンとは?主な4つの作用
- ジヒドロテストステロンと薄毛のメカニズムと
- ジヒドロテストステロンが増える4つの原因と対策
- ジヒドロテストステロンを抑制する3つの方法
- 薬でジヒドロテストステロンを減らす方法
- サプリでジヒドロテストステロンを減らす方法
- ジヒドロテストステロンを減らすおすすめの育毛剤2選
- 頭皮環境で+αの3つの薄毛対策
このページを読んでいただければ、ジヒドロテストステロンを増やさない方法から、減らす方法まで把握できるので、どのように薄毛対策をすればいいかがわかるようになるでしょう。
1. ジヒドロテストステロンとは?主な4つの作用
ジヒドロテストステロンとは、男性ホルモンから作られるホルモンで、薄毛の原因になるホルモンです。
男性ホルモンは、筋肉や精子の生成など、男性的な体作りに必要なホルモンなのですが、ジヒドロテストステロンは男性ホルモンよりも少し強力な作用を持ち、男性ホルモンを補助する役割で働くと言われています。
しかし、ジヒドロテストステロンが増えることで下記のような作用があります。
・頭髪の脱毛を引き起こす
・体毛の増加
・前立腺肥大
・皮脂の分泌
この中でも特に、髪に関する点が気になる人が多いのですが、ジヒドロテストステロンの生成を抑制することで、薄毛を予防したり、薄毛の改善効果が期待できます。
このページでは、ジヒドロテストステロンと薄毛の関係や、ジヒドロテストステロンを抑制し薄毛を改善するための対策について詳しく解説していきます。
参考: 男性ホルモン(テストステロン)の主な4つの作用
参考までに男性ホルモンからどのように、ジヒドロテストステロンが作られ、男性ホルモンがどんな役割を担っているのかについて紹介しておきます。
ジヒドロテストステロンは男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという酵素によって変換されてつくられます。
「ジヒドロテストステロンを生成しないために男性ホルモン(テストステロン)を減らせばいい」と考える人がおられますが、おすすめできません。
なぜなら、男性ホルモン(テストステロン)は男性にとって下記のような非常に大きな働きを担っているからです。
- 生まれる前に男性器をつくる
- 骨格や筋肉の成長促進
- 性欲・性衝動の亢進
- 脳や精神面への影響(男性的な脳)
このように男性ホルモンは、男性を男性たらしめるための作用を持っているため、男性ホルモンを減らすと、男性の魅力が半減しています。
そのため、男性ホルモンを減らすのではなく、ジヒドロテストステロンの生成を減らすことを考えましょう。
間違った方法で薄毛の対策をしないためにも、次章でまずはジヒドロテストステロンと薄毛の関係についてしっかり理解しておきましょう。
2. ジヒドロテストステロンと薄毛のメカニズム
薄毛が気になる人にとっては、ジヒドロテストステロンの生成を抑制することで、抜け毛を防げるのであれば、すぐにでも取り組みたいところですよね。
本章ではジヒドロテストステロンが薄毛にどのように作用するのか、薄毛のメカニズムについて解説していきます。
頭髪には下記の図のような「髪が生え、成長し、抜ける」という一定の成長サイクルを繰り返していますが、男性型脱毛症(AGA)いわゆるハゲを発症している人は、この「成長期」が短くなります。
成長期が短くなると、髪が成長する前に抜けてしまうため、細い髪や短い髪が多くなってきます。
そもそも、どのようなメカニズムで薄毛の症状が引き起こされるのか、下記の図で見てみましょう。
主に薄毛は男性ホルモンがきっかけとなります。男性ホルモン「テストステロン」と「5αリダクターゼ」という酵素が結びつくと「ジヒドロテストステロン」が生成されます。
ジヒドロテストステロンは髪の根本にあるアンドロゲン受容体と結びつくことで、毛髪の成長を抑制したり皮脂を過剰に分泌し毛髪の育成に悪影響を及ぼします。
それにより、髪のサイクルがはやくなっていき、髪が減るというのが薄毛のメカニズムです。
3. ジヒドロテストステロンが増える4つの原因と対策
薄毛のメカニズムについてお伝えしたところで、ジヒドロテストステロンが増えてしまう原因と対策についてお伝えします。
下記の図はジヒドロテストステロンと影響を与える事象の関係図です。
ジヒドロテストステロンが増える原因は主に下記の4つです。
- ストレス・・・男性ホルモンの増加、亜鉛の消費
- 運動不足・・・ジヒドロテストステロンの排出がされない
- 遺伝・・・5αリダクターゼの活性が高い
- 抑制する栄養の不足・・・5αリダクターゼの活性を抑えられない
本章ではそれぞれの原因と対策について詳しく解説していきます。
3-1. ストレス
長期間ストレスを感じ続けると男性ホルモンが増えます。
そしてさらに、ストレスによって活性酸素が増えると言われており、活性酸素を分解する際に亜鉛が消費されます。
亜鉛は、5αリダクターゼを抑制する働きがあるため、亜鉛が消費されてしまうことで、男性ホルモンと5αリダクターゼが結びつきやすくなり、ジヒドロテストステロンが増える原因となります。
対策
そのため、ストレスを感じないようにしたり、ストレスを解消することで男性ホルモンを増やさないようにすることができます。
ストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の3つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいでしょう。
- 太陽の光を浴びる
- ハーブティーを飲む
- 睡眠をしっかりととる
3-2. 運動不足
運動によって、汗を掻く際に、ジヒドロテストステロンを排出することができます。
そのため、運動不足によりジヒドロテストステロンを増やしてしまう原因となります。
運動は血行を促進するためにかかせませんが、血行は髪の成長と深く関わっているので、ジヒドロテストステロンを増やさないためというよりも、髪を成長させるために必要なことなので、定期的に運動をしましょう。
対策
10分歩くだけでも体がポカポカしてくることを実感できるはずです。下記のように少しでも体が温まる行動をしてみてはいかがでしょうか?
- できれば有酸素運動を定期的に行う
- 通勤でバスなどではなく少しの距離を歩く
- サウナへ行ったり、入浴時湯船に浸かる
3-3. 遺伝
遺伝によって生まれつき5αリダクターゼの活性が高い人がいます。
そのため、男性ホルモンの増加とともに薄毛になる確率はグッと高まります。
両親や、祖父祖母など、親族にハゲている人がいる場合は遺伝子を受け継いでいる可能性が高いです。
残念ながら、遺伝に対して直接対策を行うことは難しいです。しかし、主な原因が遺伝であっても、他にも押さえられるポイントをしっかりと対策をすることで立ち向かうことができます。
3-4.抑制する栄養が不足
5αリダクターゼの活性を抑える働きを持った栄養が存在します。
日々の生活でそれらの栄養が不足していると、5αリダクターゼの活性が抑えられずにジヒドロテストステロンを増やす原因となります。
対策
ジヒドロテストステロンを抑制する栄養に関わる対策は主に下記の4つです。
- 亜鉛を摂取する
- イソフラボンを摂取する
- アルコールを控える
- 喫煙を控える
①亜鉛を摂取する
亜鉛には、ジヒドロテストステロンを生成する5αリダクターゼを阻害する働きがあるとされています。
亜鉛を摂取することで、男性ホルモンが5αリダクターゼと結びつきにくくなり、ジヒドロテストステロンを減らすことができます。
亜鉛は、主に下記の食べ物によく含まれていますので、日頃から積極的に摂取するように心がけてみてください。
生ガキ、レバー、牛肉、煮干し、するめ、カニ、しじみ、たまご、大豆、チーズetc・・・
なお、亜鉛は摂取のしすぎはよくありませんので、ほどほどにしましょう。
1日の上限はおよそ30mg〜40mgで、カキには亜鉛が2mg/1個ほど含まれているので、目安としては15個までとなります。
②イソフラボンを摂取する
イソフラボンには、ジヒドロテストステロンを生成する5αリダクターゼを阻害する働きがあるとされています。
イソフラボンを摂取することで、男性ホルモンが5αリダクターゼと結びつきにくくなり、ジヒドロテストステロンを減らすことができます。
女性ホルモンはジヒドロテストステロンの生成を抑制するとされていますが、イソフラボンにも同じ効果があるとされています。
イソフラボンは納豆、豆腐、豆乳などの大豆食品に多く含まれており日頃から食べるように心がけましょう。
③アルコールを控える
アルコールを摂取すると、体内で無害な物質に分解され排出されますが、分解する際に亜鉛などのミネラルやビタミンなどの栄養を消費してしまいます。
先ほど、亜鉛にはジヒドロテストステロンの働きを阻害する働きがあるとお伝えしましたが、亜鉛が消費されてしまうことで、ジヒドロテストステロンが増えてしまいます。
アルコールは過剰に摂取しないように気をつけましょう。
④喫煙を控える
喫煙によって、身体の中で活性酸素が大量に発生します。活性酸素は酵素によって分解されますが、この際に亜鉛が消費されてしまいます。
亜鉛にはジヒドロテストステロンの働きを阻害する働きがあるとお伝えしましたが、亜鉛が消費されてしまうことで、ジヒドロテストステロンが増えてしまいます。
タバコは辞めるか、本数を減らすように気をつけましょう。
参考:筋トレでジヒドロテストステロンは増えるのか?
筋トレをするとジヒドロテストステロンが増えるなどと言われることもありますが、噂は本当なのでしょうか?
答えは、筋トレではジヒドロテストステロンは増えません。筋トレをすると男性ホルモン(テストステロン)が多く分泌されます。ジヒドロテストステロンはテストステロンが変換されることで生成されますが、必ずしも変換されるわけではありません。
テストステロンの量が減ったときに、ジヒドロテストステロンに変換することで、テストステロンの作用を補う役割とされています。以上の理由により、筋トレによってテストステロンが分泌されますが、ジヒドロテストステロンを増やさないための行動になります。
これまでは、日々の生活の中にあるジヒドロテストステロンを増やしてしまう行動と対策についてお伝えしてきましたが、次章以降では、今の生活にプラスで行動を起こすことで簡単かつ効率的にジヒドロテストステロン減らす方法についてお伝えしていきます。
4. ジヒドロテストステロンを抑制する3つの方法
日頃の行動の中にあるジヒドロテストステロンが増えてしまう原因について解説してきましたが、実際には中々日々の習慣を変えるのは難しいもので、多くの人にとってジヒドロテストステロンを確実に減らせる方法ではないでしょう。
これまでお伝えした対策はなるべく行なった方が良いのですが、ここからは何かを使ってジヒドロテストステロンを抑制したり、増やさないための対策を紹介していきます。
ジヒドロテストステロンを作らないためには、5αリダクターゼを抑制することがポイントですので、ここからは、5αリダクターゼを抑制し、ジヒドロテストステロンの生成を抑える方法を大きく分けて3つ紹介していきます。
具体的な方法 | 効果の高さ |
5章:薬を使う | ★★★ |
6章:サプリを使う | ★☆☆ |
7章:育毛剤を使う | ★☆☆ |
薬については、臨床試験などで5αリダクターゼを抑制する効果が認められているので確実です。
それ以外の対策は、効果についてはあくまでも証明されているものではないので、どこまで5αリダクターゼの抑制効果が得られるかはわかりません。
確実に効果が得られるとわかっている対策をしたいのなら、薬を使いましょう。
5. 薬でジヒドロテストステロンを減らす方法
薄毛の治療薬として使われている薬(成分)「プロペシア(フィナステリド)」「ザガーロ(デュタステリド)」は、5αリダクターゼを抑制する効果があります。
そして、5αリダクターゼは2種類あり、それぞれの薬は抑制できる型が異なります。
効果 | 効果の高さ | |
プロペシア (フィナステリド) | 5αリダクターゼⅡ型を抑制 | ★★☆ |
ザガーロ (デュタステリド) | 5αリダクターゼⅠ型を抑制 5αリダクターゼⅡ型を抑制 | ★★★ |
5αリダクターゼⅠ型は、全身、側頭部、後頭部の皮脂腺に多く存在しています。そのため、5αリダクターゼⅠ型の活性が高い人は、肌が油っぽい人に多い。
5αリダクターゼⅡ型は前立腺や前頭部、頭頂部の毛乳頭という毛根にある細胞に多く存在しています。5αリダクターゼⅡ型の活性が高い人はヒゲや体毛が濃い人に多いです。
本章では、5αリダクターゼを抑制する効果があるとされる2つの治療薬について紹介していきます。2つの治療薬は薄毛の症状に合わせて、使われるものですので、基本的に専門医などに相談をしながら服用するようにしましょう。
5-1. 5αリダクターゼを抑制する『プロペシア』の効果
薄毛の治療薬として厚生労働省の認可が下りているものに、「プロペシア」という薬があります。
プロペシアの有効成分フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型の働きを阻害し、ジヒドロテストステロンを減らします。
プロペシアは臨床試験などで、5αリダクターゼ阻害や薄毛治療としての効果が証明されている薬ですので、効果はてきめんです。
その反面、副作用などのリスクもあるので、しっかりと効果とリスクを理解した上での使用をおすすめします。詳しくはこちらの記事「世界一わかりやすいAGA治療薬プロペシアの効果と副作用」を参考にしてみてください。
3-2. 5αリダクターゼを抑制するザガーロの効果
画像出典:http://www.rad-ar.or.jp/….
薄毛の治療薬として厚生労働省の認可が下りているものに、「ザガーロ」という薬があります。
ザガーロの有効成分デュタステリドは、5αリダクターゼⅡ型だけではなく5αリダクターゼⅠ型の働きも阻害し、ジヒドロテストステロンを減らします。
そのため、プロペシア以上にジヒドロテストステロンを減らす効果があります。
プロペシアとザガーロはクリニックでしか処方をしてもらうことはできません。薄毛専門のクリニックでは、無料でカウンセリングも行っていますので、カウンセリングを経て薬を処方してもらってください。
全国に拠点があり、実績や口コミ、薬の価格の観点からオススメのクリニックを下記に4つ紹介します。
- AGAスキンクリニック・・・¥4,600〜
- 湘南美容クリニック・・・¥5,500〜
- イースト駅前クリニック・・・ ¥9,020
- Dクリニック(へアメディカル)・・・¥7,700
この中でも圧倒的におすすめなのがAGAスキンクリニックです。業界最大手で、薬も安くほとんどの県で拠点があります。
「近くにクリニックがない」「クリニックに通うのが面倒」という人は・・・
「もし近くに薄毛専門のクリニックがなさそう」「通うのが面倒」という人は、診察から薬の処方までネットで全て完結するサービスがあります。
『DMMオンラインクリニック』が行なっているネット診察は、スマホのテレビ電話で専門医に診察してもらえ、必要に応じて宅配で薬を送ってもらえるサービスです。治療費を聞いた上で治療を断ることも簡単ですし、その場合は1円もかからないので気軽に聞くことができます。治療薬の価格も業界水準よりも安いので、移動にかかる費用や時間を考えればとてもお得です。
DMMオンラインクリニック公式ページ:https://clinic.dmm.com/
上記公式ページから予約すれば、予約した日時にクリニックと電話できるようになります。予約すれば待ち時間もほとんどありません。
6. サプリでジヒドロテストステロンを減らす方法
サプリにはこれまで紹介したジヒドロテストステロンを減らすために役立つ亜鉛やイソフラボンを効率的に摂取できます。
また、亜鉛やイソフラボン以外にも、ジヒドロテストステロンを減らす効果が期待できる成分があるので、その成分やサプリについてしっかりと解説します。
6-1. サプリの2つの種類
サプリメントは下記のように大きく2種類に分けられます。
- 「栄養サプリ」・・・亜鉛やビタミンのような特定栄養素の補給を目的にしたもの
- 「育毛サプリ」・・・複数の栄養素や薄毛の改善に効果が期待できる成分が配合されたもの
それぞれのサプリについて紹介します。
栄養サプリ
栄養サプリは足りていない栄養素をピンポイントで補給できるサプリです。栄養サプリは比較的安価です。
ジヒドロテストステロンの生成を抑制するだけなら下記のようにイソフラボンや亜鉛を摂れるサプリを使えば安価にすみます。
- イソフラボン・・・DHC「大豆イソフラボン 吸収型 30日分」など
- 亜鉛・・・・・・・DHC「亜鉛 30日分」、ネイチャーメイド「亜鉛 60粒」など
- ノコギリヤシ・・・DHC「ノコギリヤシEX 和漢プラス 30日分」など
しかし、薄毛を改善するためには、ジヒドロテストステロンを増やさないためだけに栄養をとるのではなく、髪の成長に必要な栄養素などをバランスよくとる必要があります。
そこでおすすめなのが育毛サプリです。
育毛サプリ
育毛サプリには複数の栄養素や薄毛に効果が期待できる成分が配合されています。
下記の4つの成分は育毛サプリに配合されている薄毛に期待できるとされている栄養や成分です。
成分 | 期待できる効果 |
亜鉛 | AGAの原因物質5αリダクターゼを阻害する、髪の材料となるタンパク質を合成する。 |
ノコギリヤシ | 5αリダクターゼを阻害し抜け毛を予防する。 |
ビタミンB6 | 亜鉛のタンパク質を合成する働きを助ける。 |
イソフラボン | 5αリダクターゼを阻害する、血液をサラサラにし、頭皮に栄養を運びやすくする、新陳代謝を促し、新しい細胞を作りやすくする。 |
このように5αリダクターゼの阻害や亜鉛など、ジヒドロテストステロンを増やさないための成分ばかりです。
特に、亜鉛とノコギリヤシはサプリで補うべきで、これらが入っているサプリをおすすめします。
6-2. 有名な育毛サプリ10個を比較!おすすめは?
まずは、評判の良い育毛サプリ10種を比較しました。
価格 (1ヶ月あたり) | 亜鉛 | ノコギリヤシ | 成分数 | |
AGALP | ¥3,327 | ◯ | ◯ | 70~ |
チャップアップサプリ | ¥3,647 | ◯ | ◯ | 68~ |
GUNGUN | ¥3,980 | ◯ | ◯ | 26~ |
アルガスサプリ | ¥5,090 | ◯ | ◯ | 58~ |
BOSTON | ¥6,458 | ◯ | ◯ | 24~ |
フェルサ | ¥6,696 | ◯ | ◯ | 21~ |
フィンジア | ¥7,452 | ◯ | ◯ | 32~ |
スカルプDゴールド 5α-R | ¥5,950 | – | ◯ | 5~ |
HAEL | ¥5,160 | ◯ | – | 13~ |
マイナチュレサプリ | ¥6,249 | ◯ | – | 13~ |
価格は3ヶ月利用したときの1ヶ月あたりの平均。成分数は公式ページに記載の成分の数。
上記を比較した結果、最もおすすめの育毛サプリは「AGALP」で、値段、成分どちらの面も優れています。
6-3. おすすめの「AGALP(アガルプ)」とは
「AGALP」は、日本で一番たくさんの成分を配合している育毛サプリです。
育毛サプリで摂りたい、「亜鉛」「ノコギリヤシ」はもちろん、「ブロッコリースプラウト」など最先端の成分まで70の成分を含んでいます。
質はいいのに価格も安く、定期便であれば初回980円、2回目以降4,500円で使えます。定期便の縛りは4ヶ月だけなので、気軽に始められます。
商品情報
- 通常価格:¥6,980/月
- 定期便:初回¥980/月、それ以降4,500円/月、4回で停止可能
- 送料無料
AGALP(アガルプ)公式ページ:https://agalp.com/
6-4. 育毛サプリの選び方とは
「AGALP」をおすすめするのは、育毛サプリの選び方で重要な下記のポイントを満たしているからです。
- 「3ヶ月」続けやすい価格
- 重要成分を含んでいる
- その他の成分数も充実している
選び方について具体的に解説します。
1) 「3ヶ月」続けやすい価格
サプリは飲み続けることで、体質の変化を期待するものですから、飲んでもすぐには効果は出ません。
少なくとも3ヶ月継続しないと効果が出ないことがほとんどです。
サプリによっては毎月注文することを条件に、大幅に値引きする「定期便」を行なっているので、それらを使い、3ヶ月安く使うことをおすすめします。
このページでは、3ヶ月利用したときの1ヶ月あたりの金額で比較しています。この計算で「AGALP」は非常にコスパがいいと言えます。
待って!サプリにそんなに払えないんだけど..
それでも予算オーバーという方は、育毛サプリはおすすめしません。
栄養サプリで、普段の食事で不足している栄養を摂るといいでしょう。
どの栄養がいいかよくわからない方は、下記の2成分のサプリを摂っておきましょう。
- 亜鉛・・・・・・・DHC「亜鉛 30日分」
- ノコギリヤシ・・・ディアナチュラ「ノコギリヤシ30日分」
2) 重要成分を含んでいる
下記の成分は、日常生活で取りにくいので、サプリで補いたいです。
亜鉛 | ハゲを引き起こす原因の1つである「5αリダクターゼ」を抑制する。髪の構成成分である「ケラチン」を合成するのに使われる |
ノコギリヤシ | 「5αリダクターゼ」を抑制し抜け毛を予防する |
上記2成分がどちらも入っているものを選びましょう。
「AGALP」やその他有名サプリはほとんどが2成分を含んでいますが、一部サプリでは含まれないので注意しましょう。
3) その他の成分数も充実している
ハゲの原因はいくつもが絡みあっているため、上記2成分だけでも網羅できないことがあります。
そのため、少しでも効果を高めるために、なるべくたくさんの栄養成分が入っているものを選ぶほうがいいでしょう。
「AGALP」「チャップアップサプリ」はこの観点で、ずば抜けて優れています。
Q. 口コミは?参考にしないの?
サプリに関しては口コミは参考になりません。
理由は、多くの人が3ヶ月使わずに、「効果が出ない」という評価をしてしまっているからです。
反対に「すぐに効果が出た」という書き込みは広告、ステマの可能性が高いです。
参考にする場合は「3ヶ月以上使った」という人の書き込みをチェックしましょう。
7. ジヒドロテストステロンを減らすおすすめの育毛剤2選
育毛剤には主に、ジヒドロテストステロンの生成の抑制や血管拡張などの効果が期待できる成分が配合されていることが多いです。
しかし、育毛剤は非常に種類が多く、効果の高いとされるものから、全く効果がないとされるものまであるため、選び方には注意が必要です。
これから検討する方に、特におすすめなのが以下の2つです。
- アルガス
- チャップアップ
これらはジヒドロテストステロンを減らすために必要な、5αリダクターゼを阻害する効果が期待できる成分が配合されているだけでなく、薄毛に効果が期待できる成分が豊富に配合されています。
さらに価格も比較的安価です。
アルガス
『アルガス』は、豊富な成分を含んでいる非常にコスパのいい育毛剤です。定価は¥7,128で購入できます。
薄毛の原因に対して、様々な角度からの対処に期待できる成分が豊富で、以下のような効果が特に期待できる育毛剤でした。
- 「5αリダクターゼ」を阻害する
- 脱毛の指令が出るのを防ぐ
- 炎症を抑え、頭皮を健やかに保つ
- 保湿・血行促進
以上のように様々な角度効果が期待できるので、薄毛をなんとかしたい多くの方におすすめの育毛剤です。
また、商品が合わない場合には90日と比較的長い期間の返金を受け付けてくれること、フリーダイヤルで育毛の相談を受け付けていることから初めての育毛剤におすすめです。
価格(単品) | 7,128円/本 |
3ヶ月利用時 | 20,834円/3本 |
内容量 | 120ml/本 |
アルガス公式ページ
Amazonなどで買うよりも公式ページで定期便を使うことが最もお得です。
また、口コミがどうしても気になる方は「500の口コミでわかるアルガスはあなたにベストな育毛剤か」にまとめたので参考にしてみてください。
チャップアップ
『チャップアップ』は、頭皮の環境を整えたり、脱毛ホルモンを抑制するなど、「予防」「現状維持」に対して効果が期待できる育毛剤です。定価は¥7,400で購入できます。
チャップアップは非常に豊富な成分を含んでいる育毛剤です。特に、薄毛に効果が期待できる成分の数が非常に多く、ジヒドロテストステロンを減らすための「5αリダクターゼ」を阻害する効果が期待できる成分が8種類配合されています。
価格(単品) | 7,400円/本 |
3ヶ月利用時 | 22,200円/3本 |
内容量 | 120ml/本 |
チャップアップ公式ページ
色々な通販サイトをチェックしましたが、単品購入時・定期便利用時共にAmazonなどで買うよりも公式ページが最安でした。(当サイト調べ)
8. 頭皮環境で+αの3つの薄毛対策
これまで、ジヒドロテストステロンを抑制する方法について詳しく紹介してきました。
薄毛の症状は様々なことが絡み合って引き起こされているため、ジヒドロテストステロンの抑制以外にも対策方法はあります。
頭皮の血行不良や頭皮環境なども薄毛の原因とも言われています。
下記の3つの薄毛対策ついて紹介します。
- アミノ酸シャンプーを使う
- シャンプーの仕方に気をつける
- 頭皮マッサージをする
8-1. アミノ酸シャンプーを使う
市販のシャンプーの多くが「洗いすぎてしまう」という問題があります。そういったものだと、頭皮の皮脂を必要以上に取り除いてしまい、その後、皮脂が余剰に分泌されてしまったり、細菌の繁殖や炎症につながるため、おすすめできません。
そこで筆者は髪の毛に優しいシャンプーは「アミノ酸系のシャンプー」をおすすめします。アミノ酸は皮膚や髪の毛を作るたんぱく質の成分になっています。そのため、適度に頭皮を洗浄することができるのでAGAには効果的です。
界面活性剤とは水と油の境目(界面)を混じり合わせるもので、本来は水で落ちないような汚れを落とすのに効果的な成分で、食器用の洗剤などにも活用されています。
市販の洗浄力が強すぎるシャンプーは、石油を原料とした人工的に作られた合成界面活性剤を成分にしています。そういったものだと、皮脂を余分に取ってしまったり頭皮の皮膚細胞が破壊されてしまいます。
筆者おすすめのシャンプー
シャンプーについては様々なサイトで議論されていますが、シャンプーだけで薄毛を改善することはできません。そのため、コスパがよく、頭皮に刺激がすくないシャンプーであれば問題ありません。シャンプーの中で筆者がおすすめなのは『&GINO プレミアムブラックシャンプー』です。
- 界面活性剤:天然(アミノ酸)
- 育毛成分:21種類の植物成分
『&GINO プレミアムブラックシャンプー』は頭皮に栄養を与える、21種類の天然植物成分を配合したアミノ酸系のシャンプーです。
栄養補給にもこだわったシャンプーなので、「3分ヘアパック」が推奨されています。「3分ヘアパック」とはシャンプーをつけたまま3分間放置し、頭皮全体にシャンプーの植物成分を行き渡らせるという画期的なお手入れ方法です。
それだけ優しく、育毛成分も含まれたシャンプーなので、「3分ヘアパック」が推奨されています。「3分ヘアパック」とはシャンプーをつけたまま3分間放置し、頭皮全体にシャンプーの栄養を行き渡らせるという画期的なお手入れ方法です。
8-2. シャンプーの仕方に気をつける
爪を立てて洗ったり、洗い残しがあったりなど、シャンプーはしっかりとできていますか?
下記のステップを見直して、もしできていないと感じるポイントがあれば参考にしてみてください。
1) 洗う前にとかす
髪が長い場合は、風や静電気によって髪が絡まりやすくなっています。
絡まったままシャワーを浴びると抜けやすくなってしまうので、毛先の方から手ぐしやブラシでとかしましょう。
ヘアスプレーや整髪料で固めている場合は、髪が引っ張られて余計に抜けやすくなるので注意が必要です。
2) お湯で汚れを落とす
整髪料や汚れを指の腹で、優しくとかすようなイメージで落としましょう。
お湯の温度は38度程度で、汚れの8割程度落とすつもりでシャワーをしましょう。
この時にしっかりと汚れを落としていると、シャンプーの量が少なく済むので、頭皮に余計な負担をかけないで済みます。
3) よく泡立ててからシャンプーをつける
髪が短い場合は10円玉程度、ロングヘアの場合は500円玉程度の量をつけよく泡立ててから髪につけてください。
手のひらを丸め指先で円を描くようにすると泡立ち易いですが、うまく泡立てられない場合は洗顔用のネットを使うのもいいですね。
シャンプーの量が多すぎると、すすぎ残しの元になり頭皮に良くありません。
4) 爪を立てずに優しく洗う
襟足→耳の後ろ→後頭部→頭頂部→生え際の順に指の腹で優しくマッサージをするように洗ってください。
汚れは爪を立てなくても、泡に汚れを溶かすようにすると十分に落ちます。
5) しっかりすすぐ
すすぎ残しは頭皮トラブルの元ですので、しっかりとすすいでください。
目安は洗う時間の倍ぐらいです。
泡をすすぎ終わったら、シャワーヘッドで頭皮のマッサージをするように押し当てると毛穴もしっかりとすすぐ事ができます。
6) バスタオルで水気を取る
シャワーが終わったら、乾いたバスタオルを髪の根元から押し当てるようにして水気を取ってください。
髪が濡れている時は、静電気や衝撃に弱くなっていますのでゴシゴシと拭くのはNGです。
7) ドライヤーで根元を乾かす
ドライヤーをせずに髪の毛を濡れたままで放置すると、細菌などが発生する原因になるので、必ずドライヤーをしましょう。
ドライヤーのコツは「熱量ではなく風量で乾かす」ことと「根元から乾かす」ことです。
また、髪の8割程が乾かす目安です。それ以上ドライヤーを当て続けると髪に必要な水分まで失われてしまいます。
そうすることで、髪に余計なダメージを与えなくてすみます。
8-3. 頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは血行を良くし、栄養の吸収効率を高めたり、新陳代謝を高め毛母細胞の働きを活性化する効果があると言われています。
入浴中などに時間をとってやってみましょう。
以下の手順で行ってみましょう。
簡単頭皮マッサージ手順
- こめかみあたりに両手の親指以外の4本の指をあてます。10秒間、指の腹を使ってぐーっと上へ持ち上げるように上下に動かしたり、ゆっくりと円を描くように頭皮の表面をグリグリと動かします。
- 10秒が経ったら、指を少し上へずらして同じように頭皮を動かしていきます。少しずつ指を上へずらし頭のてっぺんまでいきます。
- 次に、後頭部耳の後、髪の生え際あたりに4本の指をあてて、1と同じようにマッサージします。
- 少しずつ指を後頭部の中心部へずらしていき、中央までいきます。
注意:頭皮マッサージのやりすぎはよくないので、力を入れすぎず5分以上はやらないように注意しましょう。
以上のステップで簡単に頭皮のマッサージができます。シャンプーの際などに3分程度、場所を変えながらマッサージをすることで、頭皮が柔らかくなってくるのが実感できるはずですので、意識してやってみましょう。
<ツボ押し>
また、以下の2つのツボには血行を促進させることが期待できるため、特に意識して押してみましょう。
- 百会
- 角孫
百会(ひゃくえ)
効果
血圧の安定・めまい・立ちくらみ、乗り物酔い、二日酔いなど、全身症状の治療に効果があります。疲れ目や、鼻づまりなどが原因で起こる頭痛、耳鳴りなどにも効果的です。自律神経系の調整をするので、リラックス効果もあり、寝違えや首・肩こり、脱毛症の予防、痔などにも有効です。
場所
頭のてっぺん、耳と鼻を延長線上で結んだところに位置します。
角孫
効果
結膜炎、耳鳴りや耳の痛み、むし歯や歯周炎、首すじから頭部にかけてのこわばりに効き目があるとされています。頭痛・頭重、めまい、立ちくらみなどにも効果が期待できます。
場所
もみあげ付近の、口を開けたり閉じたりする際に、くぼみができるところにあります。
9. さいごに
ジヒドロテストステロンを減らすための方法についてたくさんご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
ジヒドロテストステロンを増やしてしまう原因は下記の4つです。
- ストレス
- 運動不足
- 遺伝
- 抑制する栄養の不足
本章で紹介した方法を参考にジヒドロテストステロンを増やさないように対策をしてみてください。
また、ジヒドロテストステロンを減らすためには、下記の3つの方法もあります。
- サプリ・・・「AGALP」を使う
- 育毛剤・・・「アルガス」を使う
- 治療薬・・・「AGAスキンクリニック」に行く
この中で、あなたの取り組みやすい方法で薄毛対策に役立てて頂ければと思います。
あなたの髪の悩みが少しでも軽くなることを心から祈っています。