「フケが出るのはストレスのせい?」「ストレスを解消させてフケを治したい」など、フケとストレスの関係について気になっていませんか?
ストレスはカラダに様々な悪影響を及ぼすため、フケの原因の1つになります。しかし、フケは様々な行動が原因になるため、ストレスだと決めつけずに他の原因にも目を向け少しずつ生活を改善していくことが重要です。
このページでは自身もフケに悩み頭皮ケアアドバイザーとして500人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、フケについて下記の流れで紹介していきます。
このページを読んで頂くことで、フケとストレスの関係や、対処法が分かりあなたの悩みが軽くなるでしょう。
1. フケの正体は?
疲れが溜まったり、イライラして頭をかくこともあると思います。そんな時にフケが出たら、「このフケはストレスのせいなのかな?」と疑いたくなりますよね。
ストレスはフケの原因の1つになりますが、フケが出る原因はいくつもあります。
この章ではストレスとフケについて下記の流れで紹介していきます。
- 図解でわかるフケの正体
- フケの2つの種類
- 皮脂のバリア機能とターンオーバーが乱れる原因
1-1. 図解でわかるフケの正体
フケとストレスの関係について解説する前に、まずはなぜフケが出るのか?というフケの正体を理解しなければなりません。
フケとは、頭皮や皮膚表面の古くなり、剥がれ落ちた角質のことです。
通常、皮膚や頭皮の奥底では、新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。
通常目に見えないほどの大きさですが、何かがきっかけで、このターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるフケとなっています。
1-2. フケの2つの種類
フケはパラパラした細かい粉のようなフケや、時々落ちる大きいフケの塊など、フケは下記の2種類があります。
それぞれのフケには特徴がありますので、あなたのフケと見比べながらどちらのフケなのか検討をつけましょう。
乾性フケ | 脂性フケ |
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画像引用:左https://www.aderans.co.jp/…
右https://www.youtube.com…
いかがでしたでしょうか?
それぞれのフケは、体質や普段の生活によって生み出されます。そして、ストレスは万病の元とも言われているように、カラダに与える影響も大きいので、体質によって、どちらのフケにもなりえてしまいます。
それぞれに対しての対策については後ほど詳しく紹介していきます。
1-3. 皮脂のバリア機能とターンオーバーが乱れる原因
ターンオーバーの乱れがフケの原因であるとお伝えしましたが、ターンオーバーが乱れてしまうとはどのような状態なのでしょうか?
頭皮は常に皮脂を分泌し、皮膚表面に存在しているマラセチア菌に分解されることで酸化脂肪酸となり、さらに他の菌で分解されることで、さまざまな刺激から皮膚を守るバリアの役割を果たす膜のようなものをつくっています。
下記の図は、皮脂が菌に分解されバリア機能をもった膜ができるまでを表したものです。
皮脂の量、マラセチア菌などのバランスが取れている状態が理想です。
しかし、皮脂の量が多くなる、マラセチア菌が増殖するきっかけを与える、刺激が加わるなどによって、バランスが崩れてしまうとターンオーバーが乱れフケの原因となってしまいます。
2. ストレスでフケが出る4つの理由
フケはターンオーバーの乱れであることをお伝えしてきましたが、なぜストレスでフケが出るのか?どのように関係しているのか?について解説していきます。
「ストレスは悪いもの」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしもストレスが悪いものではありません。しかし、長期間に渡ってストレスを受け続けることでカラダに悪影響が出ます。
ストレスがフケの原因になるのは主に、下記の4つのポイントに影響を及ぼすためです。
- 免疫力の低下・自立神経の乱れ
- ビタミン不足
- 血行不良
- 睡眠不足
それぞれがどのようにフケに繋がっているのか解説していきます。
① 免疫力の低下・自立神経の乱れ
ストレスは自律神経の働きを乱します。
自律神経のバランスが乱れると、内臓などを活性化させる神経の働きが鈍くなり、食欲が無くなったり、血行不良に繋がります。
その結果として、栄養の供給や栄養のバランスが悪くなり、頭皮の新陳代謝が乱れて行きます。
また、ストレスに免疫機能を低下させます。頭皮では、皮脂と善玉菌であるマラセチア菌とのバランスを保っていますが、免疫機能が弱まることで、このバランスが崩れ、新陳代謝が乱れる要因になります。
② ビタミン不足
ストレスを感じると、体が反応して抗ストレスホルモンが分泌されますが、ビタミンC・ビタミンB6・パントテン酸などの栄養素がこのホルモンを作るために使われます。
抗ストレスホルモンの合成に栄養を消費するため、頭皮を含む皮膚の合成に必要な栄養が不足することがターンオーバーを乱し、フケに繋がります。
また、ストレスによって、暴飲暴食や食欲の低下などに繋がります。
食事が乱れることにより、栄養のバランスが崩れ、肌に必要な栄養が足りなくなることもフケに繋がります。
③ 血行不良
ストレスを感じると、アドレナリンが活発に分泌され、交感神経の働きが活発になります。
交換神経が活発に働くと血管が収縮し、血行不良に繋がります。
血行不良により、頭皮に栄養の供給が鈍くなるため、ターンオーバーを乱しフケに繋がります。
④ 睡眠不足
睡眠中は皮膚の補修や細胞が作られるゴールデンタイムです。そのため、ストレスにより睡眠不足状態になることで、ターンオーバーを乱すことに繋がり、フケに繋がります。
また、ストレスにより交換神経の働きが活発になることで、眠れなくなったり、睡眠の質を悪くします。
睡眠はストレスを和らげる力がありますが、ストレスが原因で睡眠に悪影響を及ぼし、またストレスをため込みやすくなるという悪循環を生みます。
3. ストレスを和らげる方法7選
自分がストレスを感じているのかどうかは中々判断は難しいですし、何をすればスッキリするのか、自分のことを知るのもとても重要です。
もし、「フケの原因がストレスかな?」と思う部分があるのなら、あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
この章では具体的なストレス対策法を6つ紹介します。
- 太陽の光を浴びる
- 森林浴
- 運動(軽い散歩などでも効果あり)
- 入浴
- 瞑想
- 睡眠
これらは簡単に取り組めて、科学的にもストレスを和らげる効果があることがわかっているものです。
もし、「これをすればスッキリする」といったものがまだないなら、これらの対策を試してみてくださいね。
4. ストレス以外のフケの原因と対策9選
ストレスはフケの原因の1つにはなりますが、あくまでも1つの要素でしかありません。
フケに繋がる原因は他にもたくさんありますので、この章では、ストレス以外の原因とその対策について紹介していきます。
日々の行動に思い当たる点がないか思い返しながら読み進めていくと良いでしょう。
下記の中のどれか1つ、あるいは複数が絡み合っている可能性があるため、できることから改善していきましょう。
- シャンプーの洗浄力が強い
- 洗髪後のすすぎ洗いが不十分
- 空気の乾燥
- ドライヤーの熱風
- 強い紫外線
- 偏った食生活
- 血行不良
- パーマやカラー
- 加齢による皮脂の分泌量の減少
① シャンプーの洗浄力が強い
シャンプーの洗浄力が強すぎることがフケの原因になることがあります。
シャンプーの洗浄力が強いと、皮脂を洗い流しすぎ、皮膚のバリア機能が弱まりフケに繋がります。
また、失われた皮脂を補うために、体が反応してさらに皮脂の分泌量が過剰になってしまうとも言われています。
安物のシャンプーは、洗浄力が強いシャンプーであることも多く、強い洗浄力によって皮脂が洗い流され、すぎている可能性が高いです。
対策
なるべく洗浄力が強すぎず、刺激の少ないシャンプーを選ぶことをおすすめします。
シャンプーには界面活性剤(水では落とせない汚れをとる成分)の種類によって下記のように種類があります。
界面活性剤の種類 | 刺激の強さ | 価格 | 備考 |
硫酸系シャンプー | × 強い | 1000円以下 | 1000円以下のシャンプーはだいたいこれ |
石鹸系シャンプー | △ 中位 | 1000円前後 | 石鹸カスが頭皮に残りやすい |
アミノ酸系シャンプー | ◯ 弱い | 2000円以上 | 洗浄力が強すぎず頭皮に優しい |
硫酸系シャンプーは非常に洗浄力が強すぎるためおすすめできません。薬局などで販売されている市販のもののほとんどが硫酸系のシャンプーです。
また、刺激は少し抑えられますが、石鹸系のシャンプーは石鹸独特のカスが頭皮に残りやすかったり、ギシギシした仕上がりになるためおすすめできません。
そのため、刺激も少なく、皮脂を落としすぎないアミノ酸系のシャンプーを選びましょう。参考までに下記におすすめのシャンプーを紹介しておきます。
- 『haru ”kurokamiスカルプ”』・・・総合的におすすめNo1
- 『KADASON』・・・脂性フケの人におすすめ
筆者もありとあらゆるシャンプーを試しましたが、ダントツでharuシャンプーがよかったです。女性はもちろんのこと、男性にもおすすめです。
haru ”kurokamiスカルプ”
『haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加のシャンプーで、今女性にも男性にもとても人気のアミノ酸シャンプーです。
頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮に優しくフケのケアにも最適です。髪の仕上がりもスルスルとなめらかな仕上がりになります。
ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど、頭皮にお悩みの方が大絶賛するシャンプーです。
- 定期購入(2ヶ月毎): ¥3,256/400ml ←1ヶ月あたり1,584円!
- 通常:¥4,070
- 特徴: アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン
haru「kurokami スカルプ」公式ページ
脂性フケの人におすすめ!『KADASON』
『KADASON』は皮膚科医が監修し、すこやかな頭皮環境のために開発されたこだわりのシャンプーです。
頭皮ケアができる成分が配合されており、頭皮のベタつきやフケ、かゆみに悩む人など、脂漏性皮膚炎でしっかりと頭皮の洗浄が必要な人におすすめです。
頭皮への刺激は優しく、それでいてしっかりと洗えます。筆者もフケに悩んだ時に使っていましたが、1回2回使っただけで頭皮の調子がよくなり、フケが治るまで愛用しました。
- 定期購入(2本): ¥5,245 送料無料
- 通常:¥3,278+送料
- 特徴:抗炎症成分・抗菌成分配合、ベタイン系
KADASON 公式ページ
② 洗髪後のすすぎ洗いが不十分
洗髪後のすすぎが不十分ということはないでしょうか?
シャンプーやリンスは思った以上にしっかりとすすがないと、頭皮に残ってしまいます。
頭皮に残されたシャンプーやリンス、整髪剤が刺激となり頭皮へ刺激となって炎症を引き起こし、バリア機能が弱まることで、フケを引き起こしている可能性があります。
対策
頭皮の脂や汚れはお湯ですすぐだけでも7割〜8割は落ちると言われています。
そして、ほとんどの人は洗浄力の強いシャンプーを使っているため、強く洗い過ぎるなど言語道断です。頭の汚れを洗い流すよりも、シャンプーやリンスを頭に残らないように気をつけることが重要です。
下記のように優しく、すすぎは3分以上おこないましょう。
頭を洗う時の5つのポイント
頭皮は強くゴシゴシこすったり、爪で洗わず、指の腹で優しく洗いましょう。お湯の温度が高ければ高いほど皮脂を浮かせてしまうので、少しぬるいと感じる38℃程度で洗うと良いでしょう。
③ 空気の乾燥
湿度が低いことも頭皮の乾燥を招く要因になります。
特に冬は他の季節に比べて湿度が低くなりがちです。さらに暖房の使用などで空気の乾燥状態が続き、頭皮の表面から水分が奪われていくため乾燥状態になります。
頭皮が空気の乾燥によって乾燥することでフケが引き起こされる場合もあります。
対策
乾性のフケが気になる方や、乾燥体質で頭皮に乾燥を感じる場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿性が高い頭皮用の化粧水を使って保湿するといいでしょう。
アルコール分を含むものや、防腐剤を含むものなど、保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がたくさん出回っているので注意が必要です。
そこで保湿グッズを選ぶときは「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」を参考にしながら選んでみましょう。
④ドライヤーの熱風
髪を乾かす際にも注意が必要です。
乾かさなさすぎると、頭皮の常在菌が繁殖して刺激となり、頭皮環境が乱れる原因になります。
また、高温の風を出すドライヤーを頭皮に当てることで頭皮の水分を奪うことになり、乾燥の原因になります。
対策
できるだけ頭皮に負担がかからないドライヤーの仕方をご紹介します。
頭皮に優しいドライヤーの4つのポイント
ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は、冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。
頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。
⑤ 強い紫外線
頭皮が紫外線を浴びることによって皮脂が酸化し、酸化した皮脂が頭皮を刺激します。
酸化された皮脂や、紫外線の刺激によって頭皮のバリア機能が弱くなり、フケの原因になります。
対策
特に夏場は帽子などで、紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。
なお、帽子をかぶる際は、蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう
⑥ 偏った食生活や食べ過ぎ
バランスの悪い食生活や欧米型の食生活が原因で乾燥肌になる人が増えていると言われています。
過度なダイエットなどにより栄養不足となり、皮膚の再生に必要な栄養が行き渡っていない可能性があります。
逆に、高カロリーなものばかりな食事により、皮脂を過剰に分泌するようになっていたり、血行不良をおこしている可能性があります。
対策
下記の表は皮膚の乾燥に効果が期待できる栄養素と食べ物の表です。
栄養素 | 効果 | 食べ物 |
ビタミンA | 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する | いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん |
ビタミンB | 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える | 豚肉、レバー、卵、豆類 |
ビタミンC | コラーゲンの合成、抗酸化作用 | レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン |
ビタミンE | 血行促進、新陳代謝の活発化 | 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ |
セラミド | 皮膚を保湿する成分 | 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ |
リノレン酸 | 細胞分裂の補助 | えごま、大豆、小麦、柿 |
亜鉛 | 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 | 牡蠣、牛肉、たらこ、卵 |
基本的に、食べ過ぎないように気をつけ、タンパク質や野菜などのバランスの良い食事を心がけることが重要です。
上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
⑦ 血行不良
血行不良が原因で、頭皮の健康に必要な栄養素が十分に頭皮に行き届かないと、皮膚の新陳代謝に悪影響を及ぼします。
対策
運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。
運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。
体を動かすことでストレスの解消にも繋がるので一石二鳥です。
⑧ パーマやカラー
パーマやカラーリングはとても刺激の強い液体を使っているため、頭皮にとっては強い刺激となり、バリア機能も弱ってしまいます。
パーマやカラーをおこなって、フケがではじめても、すぐに治るならいいですが、しばらく治らないことがある場合は、パーマやカラーの頻度を抑えるか、行わないようにしてみましょう。
対策
もし、パーマやカラーをする際は美容師さんにあらかじめフケが出ることを伝えることで、頭皮を保護するクリームなどを塗ってから、パーマやカラーをしてもらえる場合があります。
⑨ 加齢による皮脂の分泌量の低下(女性に多い)
女性は、年齢とともに皮脂の分泌量が低下します。
女性は女性ホルモンのエストロゲンが皮脂の分泌を抑制する働きがあるので、年齢と共に女性ホルモンの分泌量が減少することで皮脂の分泌量も減っていきます。
皮脂の量が少なくなることで、保湿機能やバリア機能が弱まり、乾燥しやすくなってしまい、フケにつながります。
対策
加齢は防ぐことができませんので、このページで紹介したポイントを意識しながらできるところから対策を始めていきましょう。
なかなか良くならなければ皮膚科に相談することをおすすめします。
参考:育毛サロンの頭皮ケアを受けてみては?
育毛サロンと呼ばれる、頭皮のエステサロンのようなサロンがあり、そこでは、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、頭皮マッサージを受けられます。
無料体験を行なっているサロンものもあり、コスパよく、プロに頭皮を洗浄してもらえます。
例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。
通常は有料でおこなっているコースですが、体験と言いながらも満足できる内容です。無料体験コースがあるうちに1度は行ってみることをおすすめします。
私も行ったことがありますが、リラックスできたのはもちろん、頭皮がスッキリしてフケが出なくなったので大満足でした。
バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/
こういった無料体験のようなものは、「営業が強くないか?」と心配でしたが、そんなことは全くなく、美容室に行って髪を切った後のように、特に営業はなく、和やかな雰囲気のまま帰れました。
5. 病気や感染症が原因でフケが出ている場合もある
多くのフケは、日頃の生活の中に原因があるのですが、稀にフケの症状が病気や感染が原因の可能性もあります。
病気や感染によるフケの症状として下記の4つがあります。もしどれかに当てはまった場合は、病院に行く必要がありますので、注意深く見ていきましょう。
症状名 | 特徴 | 概要 |
脂漏性皮膚炎 | 頭だけでなく、眉、耳、鼻などの周りにも赤みが出る | 皮脂が多く分泌されることによって常在菌であるマラセチア菌が繁殖し刺激となることであかみやかゆみフケなどの症状が出る |
白癬菌(しらくも) | 楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)が出る | 白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。 |
乾癬 | 皮膚が少し盛り上がり、赤い発疹、フケのようなうろこ状の鱗屑 | 原因不明の皮膚疾患で、血管が拡張し皮膚の新陳代謝が通常の10倍以上の速度で進むため、皮膚が剥がれ落ちていく |
しらみ | 髪の根元に白い卵がある、髪をかき分けると虫がいる | 髪の根元付近に卵を産み、フケと間違われることもある寄生虫で、かゆみを引き起こす |
中には人から人へうつってしまうものもあるため、フケの量が多い場合や、かゆみが強い場合はなるべく皮膚科で診断を受けることをおすすめします。
参考までにそれぞれの症状について紹介しておきますが、もし思い当たるところがあれば、皮膚科であればどこでも問題ないので、お近くの通いやすいところを探して行ってみましょう。
① 脂漏性皮膚炎
出典:Yahoo知恵袋
脂漏性皮膚炎の原因は脂性フケと同様です。皮脂が分泌され、その皮脂に菌が繁殖することで炎症を引き起こしている症状です。
特徴としては、頭皮だけではなく、耳の周りや眉毛や鼻など、皮脂線が多いところにも赤みが出たり、皮膚が剥がれる症状が起こることです。
脂漏性皮膚炎は、抗菌・抗真菌薬を使って、菌の増殖を抑えたり、ステロイドによってかゆみや炎症を抑えることで治療をします。
② 白癬菌(しらくも)
出典:Yahoo知恵袋
白癬菌(しらくも)が原因でフケになっている可能性もあります。
白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。
汗や皮脂などで湿気があるところを好み、春から夏に向けて発症しやすくなります。
楕円形に髪が抜け、フケのような鱗屑(りんせつ)ができます。脂性のフケや円形脱毛症などとも間違えられやすいため、皮膚科にいって、しっかりと診断をうけましょう。
③ 乾癬(かんせん)
出典:https://girlschannel.net/topics/902204/
乾癬とは、皮膚が少し盛り上がって、皮膚に赤っぽい発疹ができ、その上にフケのようなうろこ状の鱗屑が剥がれ落ちていく皮膚疾患です。
乾癬は人に移るものではありませんが、白癬菌のようにうつるフケと混同しがちなので、皮膚科に行って診断してもらいましょう。
④ しらみ
出典;https://www.kosodate-ryouhin.co.jp
髪の毛の根元に卵をうむ寄生虫で、成虫になると頭皮から血を吸います。
そのため、かゆみがひどくなり、掻きむしってしまうことで、フケのような症状が出てしまったり、しらみの卵をフケと勘違いしてしまうケースもあります。
主に子供が感染しやすいですが、大人も感染する可能性があります。対策としては、頭についた卵を丁寧に1つずつ取っていくことや、駆除シャンプーで対処することができます。
【フケと併発して薄毛や抜け毛は気になっていませんか?】
フケの症状と併発して起こりやすいのが薄毛です。「最近髪が薄くなってきたかな?」「抜け毛が増えた」と気になっていませんか?
もし将来ハゲたくないなら、今から予防や対策をした方が良いでしょう。薄毛対策はフケを改善するための対策ともとても近いです。
こちらの記事「広告にだまされるな!自宅で0円から始められる薄毛対策10選」で日頃できるケアを紹介したり、薄毛を改善するための情報を紹介していますので、参考にしてみてください。
もし、髪が薄くなっているのか?対策が必要なのかな?となんとなくでも気になる人は、「DMMオンラインクリニック」のスマホで自宅にいながら専門家に頭皮や髪について無料相談できるサービスを利用してみても良いでしょう。
完全無料で抜け毛についてのアドバイスをおこなってくれると評判です。
DMMオンラインクリニック公式ページ:https://clinic.dmm.com/
6. さいごに
ストレスとフケの関係、フケの原因や対策について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ストレスはフケの原因の1つですが、フケの原因となりえるものはストレス以外にもいくつもあるため、あなたの生活習慣の中から課題になる点をできることから改善していくことが大事です。
リラクゼーションとして『バイオテック』の無料体験のようなサービスもおすすめです。
このページを参考に正しくフケ対策をおこなっていただければと思います。
あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。