「髪が薄くなってきた・・・」「増毛ってどんなものなんだろ?」と増毛について調べていませんか?
「増毛」と言っても方法はいくつかあり、増毛メーカーによっても特徴が違います。そのため、あなたの希望や予算に合わせて髪を増やすために何がベストかを考えていく必要があります。
このページでは、薄毛に悩みあらゆる対策を試してきた筆者が、増毛について下記の流れで紹介していきます。
このページを読んでいただければ、増毛とは何なのか?がわかり、髪を増やすためにどんなことをすれば良いのか、ベストな選択ができるようになるでしょう。
1. 増毛(ぞうもう)とは?
増毛(ぞうもう)というと、アートネイチャーやアデランスなどの増毛メーカーがCMを出しているのを、一度は見かけられたことがあるかもしれませんね。しかし、具体的にどういうものなのかわからないという声もよくあります。
増毛(ぞうもう)とは、自分の髪ではない他人の髪や人工的に作られた髪を使って、見た目の髪を増やすことを指します。
このページでは増毛や増毛メーカーについて詳しく解説していきますが、まずはじめに、増毛が育毛や発毛などとどう違うのか?増毛が向いている人はどんな人なのか?についてお伝えしていきます。
1-1. 増毛と育毛との違いは?
髪の悩みを解決する手段として、増毛を検討されている人もいるかもしれませんね。
増毛の他にも育毛対策や発毛対策などもありますが、増毛との違いについて下記の表にまとめました。
増毛 | 育毛・発毛 | |
概説 | 自分の髪以外の人毛や人工毛を頭に付け足すこと | 細くなった髪を太くしたり、髪を増やしたりすること |
メリット |
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デメリット |
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費用 | △数万円〜100万円/年間 | ◯数百円〜数万円/月 |
※毎月のメンテナンスが必要な増毛法があります。
増毛は人工的な髪を増やすので、確実に見た目を変化させることができますが、費用が高いという特徴があります。
それに対して育毛対策や発毛対策というのは、仮に医薬品を使ったとしても、効果は100パーセントではありません。
1-2. 増毛が向いている人とは?
増毛は主に人工毛を使って増やすので、育毛剤やシャンプー、医薬品のように、自分の髪が生えてくるように対策をするのとはアプローチの方法が根本的に違います。
そんな増毛を検討している人に向けて、どんな人が増毛に向いているのかについて紹介します。
下記の4つが向いている人の例ですが、増毛以外の方法と比較しながら、なぜ向いていると言えるのか、理由について解説していきます。
- 短期的にまとまったお金が用意できる人
- 自分の髪がほとんどない人
- 育毛剤や医薬品を使いたくない人
- 一気に見た目に変化を出したい人
増毛が合わないなと思った人は、「6章: 筆者も試した!効果の高い育毛対策」で私が実際に行った育毛・発毛対策について紹介していますので、参考にしてみてください。
① 短期的にまとまったお金が用意できる人
増毛は、最低でも数万円〜数百万円の費用が必要です。分割払いにすることはできますが、短期的には多くのお金が必要です。
増毛以外の方法の場合、月に数千円〜1万円程度の費用が中長期的に必要になりますので、まとまった出費が難しい人は、分割払いにするか、育毛剤や医薬品での対策の方が良いかもしれませんね。
② 自分の髪がほとんどない人
自分の髪がほとんどない人や、髪がなくなってしまったところに、育毛剤や医薬品などで元に戻すことは難しいです。
増毛であれば、人工の髪を使うのでいくらでも髪を増えたように見せることができますし、髪型も自由です。
③ 育毛剤や医薬品を使いたくない人
「育毛剤は効かないだろう」「医薬品は抵抗がある」という人もいます。
そういった場合は、日常生活のケアで地道に改善をしていくか、増毛で何とかするかの2つしかありません。
増毛であれば確実に髪を増やすことができますし、病院に行ったり、薬を飲む必要がありませんので、心配はいりません。
④ 一気に見た目に変化を出したい人
施術をしたり、かつらさえ作ってしまえば、瞬時に見た目の髪を増やすことができます。
増毛以外の方法では、大きな変化を短期的に得ることは難しく、最低でも半年ほどは時間が必要になってきますし、薄毛を改善するとなるとたくさんの時間が必要になるためです。
男女で方法は若干変わります。女性の方は「女性の増毛はどうなの?髪を根本的に増やすための2つの方法」を参考にしてみてください。
2. 3つの増毛方法の違い
実は、増毛の方法は1つではなく、いくつかありますので、どんな方法があるのか?どう違うのか?について解説していきます。
増毛は主に下記の3つのタイプがあります。
- 人工毛を「自毛に結びつける」タイプ
- 人工毛がついた皮膜を「頭皮に貼り付ける」タイプ
- 「頭に装着する」かつら・ウィッグタイプ
ひと昔前まではかつらやウィッグばかりでしたが、今では、新しい増毛法が次々と出て、より見た目にもわかりにくく、つけ心地が良く、日進月歩で進化しています。
増毛は、その人の髪の状態やどのような仕上がりにしたいかによって、どのような方法で行うかはかわってくるため、各社増毛メーカーが行なっている無料体験などで話を聞かなければ実際の費用はわからないようになっています。
具体的に3つの増毛法がどのように違うのかについて紹介していきます。
① 人工毛を「自毛に結びつける」タイプ
出典:https://www.aderans.co.jp/ladies/lp/i07/
費用目安:15万円~100万円/2年
薄毛が気になってきたかなという薄毛の初期段階の人は、自毛に人工毛を結びつけることで、頭全体のボリュームをアップすることができます。
分け目やつむじなど、ピンポイントで増やすことも可能ですが、メンテナンスが必要です。
② 人工毛がついた皮膜を「頭に貼り付ける」タイプ
出典:アートネイチャーCM
費用目安:50~130万円/2年
人工皮膜に人工毛が植えられており、医療用の接着剤などを使って頭部にくっつけることで増毛します。
かつらやウィッグなどと違って、ピンで固定したり、ネットを被ったりするわけではないので、ずれたり、はずれたりという心配がありません。
全てオーダーメイドでつくられますので、髪の太さ、色、髪質などを揃えられ、おでこの生え際やつむじなど、ナチュラルに増毛できます。
③「頭に装着する」 かつら・ウィッグタイプ
費用目安:10~150万円/2年
かつらやウィッグについてはご存知の通りかと思います。
ただ、近年ではウィッグの装着の仕方が工夫されてきており、ひと昔前であればテープや金具で留めていましたが、今では、人工毛を髪に編み込む方法などが出てきたり、留め具もつけやすく外れにくいように改良され続けています。
既製品のものだと安いですが、あなたに合わせたオーダーメイドだとどうしても高くなります。
3. 増毛についてよくある質問
周りで増毛を行なっている人を見つけることは難しいかもしれませんし、いたとしてもデリケートな問題でもあり、中々聞けるものではありませんよね。
増毛については馴染みがない人も多いので、増毛について、よくある質問をまとめましたので、参考にしてみてください。
- 人工の毛の重みで毛が抜けるって本当?
- かつらや増毛は見た目でバレる?
- 増毛剤ってどうなの?
① 人工の毛の重みで自毛が抜けるって本当?
結びつけるタイプの増毛を行なった場合、自毛が抜けてしまう可能性はゼロではありません。
髪を結んでいる人や、髪が長い人が、髪が引っ張られることによって髪が抜けてしまう牽引性脱毛症という症状もあるくらいで、どうしても人工毛を自毛に結ぶことで、自毛に負担がかかってしまうことは避けられないでしょう。
ただ、抜ける可能性はあると言っても、よほど髪が弱い人に限ったことですので、大きく心配することはありません。
② かつらや増毛は見た目でバレる?
最近では非常に技術が高まっており、増毛を行なっていてもすぐにバレることはほとんどないでしょう。
雨や汗に強い工夫や、スポーツをしても大丈夫なほど、工夫が凝らされていますので、使用法を守れば心配ありません。
③ 増毛剤ってどうなの?
増毛と聞くと増毛剤や増毛スプレーを連想するかたがおられますが、増毛剤とは、薄毛が気になる、分け目や生え際、つむじなどにスプレーをすることで、細かい微粒子や繊維を自毛に付着させ、見た目の髪を増やすことができるアイテムです。
そうすることで、髪の毛を増えたように、そして、濃く見せることができます。簡単に手早く薄毛を隠せて、シャンプーをすれば簡単に落ちるのでとても便利ですが、色々と欠点もあるためあまりおすすめしません。
詳しくはこちら「増毛剤ってどうなの?口コミでわかるデメリットとおすすめ3選」で紹介していますので、参考にしてみてください。
4. 増毛メーカー3社の比較
増毛というとCMなどでもおなじみの、大手3社「アデランス」「アートネイチャー」「スヴェンソン」などがありますよね。
増毛には3つのタイプがあることはお伝えしましたが、増毛メーカーによっても微妙に技術に違いがあります。
増毛業界では、具体的な増毛方法を公開していなかったり、料金についても明確な金額がわからない会社もあります。
※私も興味を持ったので、実際に資料請求、電話問い合わせをしましたが教えてくれませんでした。
どうやら、体験をしてみないことには料金がわからないようになっています。
4-1. 大手3社の増毛にかかる費用を徹底比較
下記に大手3社の比較表を作ってみました。しかし、料金を明記している会社もあれば、ない会社もあり、あくまでも目安の金額であり、髪の量や理想のヘアスタイルによっても金額は大きく変わります。
※不明と記載のあるところは、問い合わせても、資料を請求しても全て非公開でした。
増毛方法 | アデランス | アートネイチャー | スヴェンソン | |
人工毛を自毛に結びつけるタイプ |
など | 不明 |
| |
人工毛がついた皮膜を貼り付けるタイプ | 不明 | 不明 | – | |
かつら・ウィッグタイプ | オーダーメイド | 不明 | ||
既製品 | 4〜34万円 | |||
年間契約プラン | 初年度年間 253,000円~ 月額換算 17,700円~ | – |
|
増毛は、リフォームのようなもので、現状と理想が分からなければ料金もわかりません。そこで、体験を通して使用感を試し、見積もりを出してもらって決めましょう。
はっきりと料金はわからないので無料体験などに行くのがベストですが、体験にいかずにプランごとの大まかな料金が気になる方は「プロが教える!増毛に必要な費用の目安《大手3社徹底比較》」をご覧ください。
4-2. 費用が安くできる可能性がある!
費用面などで少し心配な場合は2社以上の体験を受けることで、費用の相場感がわかり、髪の仕上がりもイメージがつくでしょう。
そして、あなたの求める増毛にかかる費用の中で、一番お得なところを選ぶことができます。
さらに、複数社見積もりを出してもらっている旨を伝えることで、値引き交渉に応じてくれる可能性すらあります。
そのため、できれば「アデランス」と「アートネイチャー」「スヴェンソン」の体験も受けてみて、相見積もりをとってから決めてみてもよいでしょう。
こんなメリットも!
また、「体験に行くと断りにくい…」という声がよくありますが、2社を回ることで「もう1社で見積もりを出してもらっているので」と断りやすくなるメリットがあります。
5. 増毛と比べて植毛はどうなの?
近年、技術力が上がりとても注目度が高まってきている「植毛」という方法があるのですが、聞いたことはありますでしょうか?
増毛と植毛は全く違う方法ですが、「髪が増えたように見える」という点では共通した問題の解決法です。
植毛とはどんな方法なのか?増毛と比べてどうなのか?について紹介します。
5-1. 植毛とは?
植毛とは、自分の髪を毛根からくりぬき、薄毛が気になる箇所に移植する方法です。
細胞ごと採取し植えるため、植えた髪は通常の髪と同じように伸びたり抜けたりを繰り返すことができます。
生えている髪の本数は変わらないので、髪が増えた訳ではありません。ただし、髪が多い場所から薄い場所に髪を移動させるため、薄毛が改善したように見せることができます。
5-2. 増毛と植毛の違い
植毛とは何かご紹介したことで、増毛と植毛は全く異なった方法であることはおわかりいただけたかと思います。
この章では、具体的にどのような違いがあり、どのようなメリットがあるのか下記の表で紹介していきます。
増毛 | 植毛 | |
費用 | およそ30万〜150万 ※毎月メンテナンスに費用がかかる | およそ30万〜300万 ※メンテナンスほぼなし |
髪が増えるor生えるまでの時間 | すぐ | 髪が増えたと実感できるのは最低でも半年以上かかる |
リスク | なし | ・手術であるため傷が残るリスク ・髪が生えてこないリスク ・植毛をした髪以外が抜けるリスク |
メンテナンス・手間 | 月1回以上 | 必要なし |
行うことができない人 | 全員できる | 移植する髪がなければできない |
5-3. 増毛と植毛はどっちがいいの?
植毛もとても魅力的な方法です。そのため、増毛と比べてどちらが良いということは言えません。その人の希望にあった方法で薄毛を改善することが一番です。
どんな人が増毛をすべきで、どんな人が植毛に向いているのでしょうか?
増毛・かつらが合っている人 | 植毛が合っている人 |
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以上のように、合っている人と合っていない人がいます。
そのため、これまでの情報を参考にしながら、薄毛を改善する方法を選んでいっていただければと思います。
もちろん、植毛も高額な治療になるため、無料カウンセリングでしっかりとリスクや料金の説明を受けた上で納得できれば、治療に入るとよいでしょう。
増毛について詳しく知りたい人はこちらの記事「世界一わかりやすい「自毛植毛」とは?豊富な図解や比較でわかる全知識」を参考にしてください。
6. 筆者も試した!効果の高い育毛対策
筆者は自分の髪を若かりし頃のように戻すために、下記の表にあるようなあらゆる対策を試してきました。
最終的に、見た目に変化が現れた対策は医薬品で、それ以外の対策については、「抜け毛が減った」など、少し効果があったかなと感じるものも中にはありましたが、見た目を変えるほどの効果は得られませんでした。
その経験から、効果があったと考えられる順におすすめ順位をつけました。
※下記の順位の方法の青い文字から、各解説ページに飛ぶことができます。
おすすめ順位と方法 | 効果の高さ | おすすめな人・必要な人 |
1位. 医薬品 | ★★★★★ | ・すでに髪が薄くなってきており 早く確実に薄毛を食い止め、改善したい人 |
2位. 育毛剤 | ★★★☆☆ | ・本格的に薄毛の予防や改善を始めたい人 ・薬やクリニックに抵抗がある人 |
3位. シャンプー | ★★★☆☆ | ・頭皮環境が乱れている人 (フケ・赤み・かゆみ・べたつき) |
4位. 育毛サプリ | ★★☆☆☆ | ・食生活をどうしても変えられない人 |
5位. 日常生活の中でできる対策 | ★☆☆☆☆ | ・全ての人がすべき育毛のための土台作り |
もし増毛以外の方法をまだ諦めていない人は、あなたの状況や希望に合わせて、上記の表から飛べるページを参考にぜひ薄毛を回復させるための情報を仕入れてもらえればと思います。
7. さいごに
増毛に必要な費用について詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
増毛ができる会社はいくつかありますが、自毛の量や、理想のヘアスタイルによって、選択するコースが変わり、料金も異なってきます。
そのため、「アデランス」と「アートネイチャー」「スヴェンソン」の中からできれば2社以上の体験を受けてみて、見積もりをとってから決めるとよいでしょう。
あなたの髪についての悩みが軽くなることを心から祈っています。
育毛剤に関しては、43歳の現在までに使った数は30本以上、その額50万円以上。正直効果がないものも多く、「広告に騙された」と痛感。そこから本当に効果があるのか?効果があるものはどれなのか?気になって成分などを勉強してきました。
趣味は釣り。