自毛植毛完全ガイド|クリニックを比較してわかる費用からリスクまで

自毛植毛完全ガイド|クリニックを比較してわかる費用からリスクまで

「自毛植毛って何?」「自分の髪を植えることで薄毛が治せるの?」と自毛植毛とはどういうものか気になっていませんか?

自毛植毛は薄毛に非常に効果が高い方法で、お金とリスクさえ許容できれば是非おすすめしたい方法です。

しかし、自毛植毛は外科手術であり高額な費用が必要でリスクもあります。

そこで本ページでは、過去に育毛アドバイザーとして300人を超える方々の育毛をお手伝いをしてきた経験を持つ筆者が、自毛植毛の効果やリスク、費用について詳しく解説していきます

  1. 自毛植毛の効果と3つのメリット
  2. 植毛の4つの種類
  3. 自毛植毛の定着率と効果が実感できるまでの期間
  4. 自毛植毛をして効果が得られなかった人に考えられる2つの理由
  5. 自毛植毛の3つのリスク
  6. 自毛植毛をする前に知っておくべき6つのデメリット
  7. 自毛植毛にかかる費用の目安
  8. 自毛植毛にかかる費用を爆発的に安くするたった1つの方法
  9. 自毛植毛の手順
  10. AGAの対策方法まとめ

このページを最後まで読めば、自毛植毛についての理解が深まり、薄毛の改善に向けて大きな一歩となるでしょう。

1. 自毛植毛の効果と3つのメリット

自毛植毛とは、後頭部や側頭部の自分の髪を抜き取り、薄毛の部分に移植する方法のことです。

髪が薄い箇所に移植をし定着すれば、通常の髪と同じように髪は伸びたり生え変わったりするため、薄毛を改善する高い効果が期待できます。

近年、自毛植毛の技術力はどんどん向上し、盛んに行われるようになってきました。しかしながら、本当に効果があるのか?せっかく植えても抜けてしまうのではないか?と心配の声もよく聞かれます。

植毛を経験された方の中でどんな効果があったのか、効果があった人の声を見てみましょう。

口コミ・評判

muc********さん
私はアイランドタワークリニックのi-ダイレクト法で自毛植毛ました。料金は特別安くはないものの、いくつか調べたことがありますが料金自体は似たり寄ったりです。植毛はアフターケアなども含めてクリニックを選びましょう。なんだかんだでアイランドタワークリニックは最大手といえるクリニックです。メスで頭皮を切り取らないのが人気です。費用も移植する毛髪の本数で決まりますので、ある意味明瞭会計です。私がアイランドタワークリニックにした決め手は私自身がリラックスできる院内だったからです。他のクリニックが落ち着けないというわけではないですが、アイランドタワークリニックのカウンセラーの方と話しているとき不思議と緊張せず話せた印象があります。手術後1年ほど経ちますが術後の経過も順調で、少しずつ髪が増えていることが実感できます。まずは無料カウンセリングを受けてから決められてもいいんじゃないでしょうか。

出典:Yahoo知恵袋

この方を含め、「植毛をして効果があった」という声がたくさんあります。

下記の写真のように、見違えるほど髪をフサフサに戻すことさえ可能です。

植毛の効果

出典:アイランドタワークリニック

このページでは、気になる自毛植毛の効果やメリット、デメリットだけでなく、効果が出なかった人のパターンなど、薄毛の改善や自毛植毛を検討しているあなたに役にたつ情報をお伝えします。

薄毛に悩む人の多くは、植毛に至るまでに様々な治療や対策について検討したり実践されてきたかと思いますが、まず植毛にはどんなメリットがあるのか見ていきましょう。

自毛植毛3つのメリット

  • 男性ホルモンの影響を受けにくい
  • 半永久的に生え続ける
  • 頭皮の細胞が死滅している場合にも改善が可能

1-1. 男性ホルモンの影響を受けにくい

植毛に使うドナーは主に、自身の側頭部や後頭部の髪を使います。

実は、側頭部や後頭部の髪はAGAの影響を受けにくい部分で、完全に髪がなくなる方でも最後まで粘るのが側頭部と後頭部です。

そんな側頭部や後頭部の髪を移植するために、移植をした後もしっかりと定着してくれます。

1-2. 半永久的に生え続ける

移植した髪が定着さえ成功すれば、しっかりと髪が成長し太く、長く伸びてきます。

そして、植毛した髪はAGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の髪なので、半永久的に生え、抜けても生え変わることができます。

1-3. 頭皮の細胞が死滅している場合にも改善ができる

治療薬を使った治療や育毛剤での治療は、生え際や頭頂部がツルツルになっている場合などは、頭皮の細胞が死滅しているため改善がほぼ不可能です。

しかし、植毛であれば後頭部や側頭部のAGAの影響を受けにくい、生きた髪の細胞を移植することができるので、他の治療で改善が見られなかった人も全く違うアプローチでの治療が可能になります。

2. 植毛の4つの種類

植毛の方法にはメスを使って頭皮を切り取るものや、パンチという機械を使って髪を毛根からくり抜く方法など色々な方法があります。

現在、主に行われている植毛は下記の表にある3つです。

FUT法FUE法ARTAS(ロボット)
特徴メスを使用し、頭皮を帯状に切り出しドナーを採取パンチを使用しドナーを毛包ごと繰り抜くロボットを使って、ドナーを毛包ごと繰り抜く
線状の傷が残る傷が小さいのですぐに治る傷が小さいのですぐに治る
痛み痛みが持続する痛みはすぐにおさまる痛みはすぐにおさまる
定着率目安85〜95% 70〜95%70〜95%
手術時間長い長い短い
費用高い高い安い
メリット
  • 広範囲の移植に合う
  • 傷が目立たない
  • 痛みが少ない
  • 医師の技術に左右されない
  • 傷が目立たない
  • 痛みが少ない
  • 安い

最近では行われなくなった方法(人工毛を植え付ける「人工植毛」)も含め下記の4つの方法について紹介していきます。

  • FUE法(ダイレクト法)
  • ARTAS(ロボット)FUE法の一種
  • FUT法(ストリップ法)
  • 人工植毛

2-1. FUE法(ダイレクト法) 

FUE法(ダイレクト法) のイメージ

FUE法では、後頭部や側頭部から髪をパンチという機械を使って毛根ごとくり抜き、あらかじめ空けておいた箇所に髪を植えていくメスを使わない方法です。

そのため、患部を縫い合わせる必要もなく、大きな傷が残りにくいのがメリットです。

あやまって毛根を切断してしまう可能性もあり、一般的に定着率は70%〜80%と言われています。

FUE法はどんどん技術が発展していき、クリニックによっては95%近くまで定着率が上がってきています。

2-2. ARTAS(ロボット) FUE法の一種

ARTASは、FUE法で行うドナーを採取する作業を行うロボットのことです。

高性能のカメラ機能が搭載されており、瞬時に画像を分析し、髪の毛包を見つけ正確に抜き取っていきます。

採取した髪の植え付け作業は人の手を使って行います。

定着率を高めるためには少しでもドナーの細胞のダメージを減らしつつスピード感を持って植えることが必要です。ARTASは精度を高く保ちつつ、大量のドナーを短時間で採取できることで重宝されています。

2-3. FUT法(ストリップ法)

FUT法(ストリップ法)のイメージ

FUT法ではメスで頭皮を帯状に切り取り、植える株の採取から、株をわけ、植毛をするところまで全て手作業で行う方法です。

そのために、毛根の切断率が低く、定着率は85%〜95%とも言われています。

ただ、皮膚を切り取った部分を縫合する必要があるため、傷後が残りやすいです。

1回に切り取る毛髪の量が多いので、広い面積に移植出来るのが特徴です。

2-4.  人工植毛

人工植毛とは、人工的に作った髪を植毛する方法で、髪が全くなくても無限に髪を植えることができます。一度に大量の髪を植えることができるので、見た目上フサフサになり、一回あたりの費用でいうと比較的安価なのが特徴です。

しかし、人体に異物を埋め込むわけなので、必ず抜けてしまいます。定期的なメンテナンスも必要なため、最終的に高額な費用がかかります。

拒絶反応によるリスクや、メンテナンスの点によりほとんど行われなくなりました。

3. 自毛植毛の定着率と効果が実感できるまでの期間

せっかく多額の費用を投じて手術をするわけですから、植えた髪がどのくらい残るのか?また、どのくらいで効果が実感できるのか気になりますよね。

そこで、この章では下記の2つについてお伝えします。

  • 効果が実感できるまでの期間
  • 植毛の定着率

3-1. 効果が実感できるまでの期間

基本的には髪を剃ってから植毛をします。また、髪が定着しても、植毛をしてしばらく(数週間〜数ヶ月)すると一度髪が抜けると言われています。

その後、髪はすぐ生えてきますが、髪が増えたと実感できるのは早くても6ヶ月程度はかかるでしょう。

頭髪は下記の図のような「髪が生え、成長し、抜ける」という一定の成長サイクルを繰り返していますが、一度抜けてしまった髪は、下記の図の休止期に入っており、成長期に入るまでには3ヶ月前後の期間が必要です。

薄毛の人のヘアサイクルの仕組み

そのため、産毛が生えてきたとしても、髪が太く、長く成長するには時間がかかるため、髪が増えたと実感しはじめるまで6ヶ月〜1年くらいは時間が必要です。

3-2. 植毛の定着率

実は、植えた髪が全て定着するわけではありません。

植毛の方法にもよりますが、およそ70%〜95%が定着すると言われていますが、せっかく髪を移植しても定着せず抜けてしまい、二度と生えてこない髪もあります。

また、植毛が成功したと呼ぶには、この定着した髪が先ほどお伝えした「髪のサイクル」をきちんと繰り返すようにならなければなりません。

実質、髪を植えて本当に髪が通常通りに生えるのは、もう少し、少ない本数になってしまうでしょう。

なるべくドナーを無駄にしないために定着率の高いクリニックや手法を選ぶことをおすすめします。

4. 自毛植毛をして効果が得られなかった人に考えられる2つの理由

髪が薄くなって、AGA治療では歯が立たなくなっても、フサフサの頃に戻れる可能性があるほど強力な効果を持つ自毛植毛ですが、全員が復活できるわけではありません。せっかく植毛をしたのに効果が全くなかった人も存在します。

最近では定着率も上がり9割近くになってきている中で、どうして全く効果がないというような人が現れてしまうのでしょうか?

考えられる理由は主に2つです。

  • 髪が定着しなかった場合
  • AGAによる脱毛

4-1. 髪が定着しなかった場合

生きた細胞を取り出して別の個所に植えるという処置は、細胞が生き続けるように気をつけなければなりません。

ドナー(移植する髪)を取り出し、植えるまでの間に細胞にダメージを与えないように注意を払わなければなりません。

例えば、移植時に密度が高かったり、ドナーの細胞が乾いてしまう等、ドナーに物理的なダメージが加わると、植えた際の定着率が低下してしまう恐れがあります。

技術が上がってきていてほとんど起こり得ないので安心してください。

実績が豊富な技術の高い大手のクリニックを選べば定着率を高くできます。

4-2. AGAによる脱毛

側頭部や後頭部の植えた髪は、比較的男性型脱毛症(AGA)の影響を受けにくい髪と言われていますが、効果がなかった人は、植毛した髪ではなく、AGAによる脱毛が起こっている可能性があります。

移植した髪は正常な髪のサイクルに入っていたとしても、移植した箇所以外の部分の髪がAGAによって症状が悪化していった場合は、せっかく植毛をしても意味をなさない可能性があります。

治療薬などを使ってAGAの症状を止めておくことで、このようなリスクは減らすことができます。植毛にチャレンジする前に、できればAGA治療薬で薄毛の症状を食い止めたり、改善できたなどと、AGA治療薬で残りの自毛を守れるかどうか確認しておくとよいでしょう。

5. 自毛植毛の3つのリスク

自毛植毛は手術であるため、後遺症が残る可能性がゼロではありません。

しかし、安全性について皮膚科の学会でも高い評価があり、AGAの治療として推奨できるとされている方法なので、クリニックの選び方を間違えなければ心配しすぎる必要はありません。

ただ、あらかじめ起こりうるリスクについては知っておく必要がありますので、検討の材料の1つとして知っておいてください。

  • 傷跡が残るリスク
  • 仕上がりが不自然になるリスク
  • 植毛後のショックロス

5-1. 傷跡が残るリスク

植毛は外科手術であるため、頭皮に傷跡や凹みの後が残ってしまう可能性があります。

植毛では、皮膚を切り取ったり毛根ごとくり抜いて髪を取り出すなど、大小あれど頭皮に傷がつくことは避けられません。

傷跡といっても、近年では非常に技術が高まっておりほとんど傷がつかない方法もあります。

5-2. 仕上がりが不自然になるリスク

髪を移植する以上、仕方ないことではありますが、仕上がりが不自然になってしまうことがあります。

頭皮の毛穴は色々な方向に向いており、必ずしも均一ではありません。頭の部位によっても髪の流れや髪質は異なります。

質感が違う髪を移植することで見た目が自然にならなかったり、生え際やつむじの髪の流れが自然にならずに、仕上がりに違和感があることがあります。

「とにかく髪を増やしたい」という方や、「髪が生えただけで不自然な仕上がりでは無意味だ」など、その方の価値観によって評価は大きく変わりますので、髪の量を増やすだけではなく、仕上がりにもこだわりたい人は、それなりのクリニックを選ぶ必要があります。

5-3. 植毛後のショックロス

植毛をした際の刺激や麻酔などの影響によって、植毛した箇所の周辺の既存の髪が一時的に抜ける現象を、ショックロスといいます。

自毛植毛した人のおよそ20%にこの症状が起こると言われています。

ショックレスの影響を受ける髪の数にも個人差があるので一概には言えませんが、植毛が終わってから数週間〜数ヶ月後に抜け毛が増えることがありますが、抜けてもまた生えてくるので安心してください。

※ただし、AGAの症状が強い方は生えてきたとしても、またすぐに抜ける可能性があるので、治療薬などでしっかりと対策をしましょう。

6. 自毛植毛をする前に知っておくべき6つのデメリット

先ほどはリスクとして紹介してきましたが、リスクというほど大げさではありませんが、人によっては自毛植毛を検討する上で懸念点となるであろう6つのことについて紹介していきます。

  • まぶたや顔全体が腫れる
  • 痛み
  • 後頭部のつっぱり感
  • 刈り上げるので、術後に目立つ
  • 移植できる本数に限りがある
  • 費用が高い

6-1. まぶたや顔全体が腫れる

手術翌日から約1週間ほどは、まぶたや顔全体が腫れる可能性があります。

最も起こり得る可能性が高い症状で、手術には麻酔を使うため、麻酔がまぶた付近に付着することが原因です。

また、頭全体が腫れているように感じる可能性があります。一週間程度で自然に治ることが多いので安心してください。

6-2. 痛み

手術により頭皮は傷がある状態なので、麻酔が切れると頭皮の痛みや頭痛を生じることがあります。

よほど痛みが強い場合は鎮痛剤を処方してもらうことができますので、飲めば痛みは治まります。

ドナーを取り出した箇所と移植した箇所には傷がある状態なので、就寝時に枕に頭を付けられないという制約が1週間ほど続きます。数日間の就寝時はしばらく辛いかもしれません。

痛みの程度は手術の方法にもよりますので、痛みがなるべくないような方法を選ぶこともできます。

6-3. 後頭部のつっぱり感

FUT法では皮膚を切り取って移植をしますが、皮膚を切除した部分を引き伸ばし縫合します。

そのため、ドナーとして切り取った箇所の付近の皮膚が突っ張ったように感じる人がいます。

中には、1ヶ月以上もツッパリ感を感じる人もいますが、皮膚は自然と伸びていくため、次第にツッパリ感は治っていくでしょう。

6-4. 刈り上げるので、術後に目立つ

ドナーを正確に採取するために、ドナーとなる箇所の髪を1〜3mmほどの長さに刈り上げます。

そのため、何も対処をしなければ刈り上げた部分が目立ちます。しかし、刈り上げた部分はウィッグで簡単に隠すことができるのでそこまで心配する必要はありません。

料金は高くなりますが、下記の2つのクリニックであれば刈り上げない方法や、なるべくドナーの箇所が目立たない方法で植毛をすることが可能です。

それぞれのクリニックについては後ほど紹介します。

6-5. 移植できる本数に限りがある

自毛植毛では側頭部や後頭部の髪を移植するので、頭全体の髪の本数が増えるわけではありません。

髪の根元にある毛包ごと採取することになるので、ドナーとなる後頭部や側頭部の髪(移植した部分)は髪が生えてきません。

側頭部や後頭部を薄くしないためにも、最大でおおよそ12,000本〜15,000本程度が限界になります。

ちなみに日本人の髪の本数は平均で10万本と言われており、髪が多い人で13〜14万本、髪が少ない人で6〜7万本と言われています。

6-6. 費用が高い

植毛の費用は非常に高いです。

植毛する本数にもよりますが、およそ最低でも30万円〜で、400万円ほどかけて植毛をする人もいます。

範囲が広ければ広いほど多くの髪を移植する必要があるため、高額になっていきます。

満足のいく結果を出すためには、それなりの本数を移植する必要があるので、資金には余裕をもっておくことをおすすめします。

費用が安く技術力の高いクリニックを後ほど紹介します。

7. 自毛植毛にかかる費用の目安

自毛植毛がいくら効果がある方法でも、金銭的に可能な額でなければ行うことができません。

植毛は外科手術であるため、費用もAGA治療薬以上にまとまったお金が必要になります。

薄毛の範囲の広さや、クリニックによっても大きく費用は異なりますが、目安としてどのくらいの費用がかかるのか下記の表で把握しましょう。

薄毛のタイプ前頭部頭頂部前頭部と頭頂部前頭部と頭頂部の全域
薄毛のタイプ薄毛のタイプ「前頭部初期」薄毛のタイプ「前頭部と頭頂部」薄毛のタイプ「前頭部と頭頂部の全域」
必要なグラフト数目安200〜500500〜15001000〜20002000〜3000
金額目安35万〜80万35万〜200万60万〜250万120万〜400万

※グラフトとは、1つの髪の単位のことです。実はヒトの髪は1本だけ生えている訳ではなく、2本〜4本が同じ毛穴から生えています。

上記の表は薄毛の特徴に合わせた費用の目安です。前頭部などの生え際は植毛がしやすく、頭頂部の植毛に比べ、本数も少なくて済むため比較的安価です。

範囲が広ければ広いほど多くの髪を移植する必要があるため、高額になっていきます。

満足のいく結果を出すためには、それなりの本数を移植する必要があるので、資金には余裕をもっておくことをおすすめします。

7-1. クリニック価格比較

クリニックによって、基本料金がかかったり、グラフト毎の値段が異なります。

全国にある植毛治療ができる20のクリニックの価格を調べた結果、費用が安く、おすすめできるクリニックを4つ紹介します。

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アイランドタワークリニックTOMクリニック湘南美容外科親和クリニック
基本料金¥220,000¥330,0000¥220,000〜
500グラフト¥880,000¥429,000¥346,500〜¥715,000〜
1,000グラフト¥1,540,000¥803,000¥623,000〜¥1,210,000〜
2,000グラフト¥2,860,000¥1,441,000¥1,022,000〜¥2,200,000〜

※表に記載している金額は基本料金を含んだ金額です。

湘南美容クリニックが最も安かったです。

植毛は治療薬での治療も平行する場合が多く、湘南美容クリニックであれば治療薬も安く処方してもらうことが可能ですので、そういった部分でもおすすめです。

下記のリンクから詳細を見ることができます。

植毛の値段の差は企業努力によるものなので、値段が安いことで何か不利益を被ることはないと思います。

今回ご紹介した中で値段が高いクリニックについては、緻密で繊細な手術を行っているため、手間がかかることが値段に影響しているのだと考えられます。

7-2. 植毛ができるクリニックを選ぶ3つのポイントとおすすめ度比較

植毛ができるクリニックを選ぶポイントは3つです。

  • 技術力
  • メガセッション
  • 価格

植毛をより自然に仕上げ、高い定着率で成功させるには、高い技術力が必要です。

今回取り上げた4つのクリニックは技術や実績についてはトップクラスのクリニックばかりなので、問題ありません。

短時間に大量の移植を行うガセッションはスピードと技術が必要なため、メガセッションができるクリニックはそれなりの技術と施設を備えているということになります。

価格が安ければ、少しでも多くの髪を植毛することが可能で、よりフサフサに仕上げることができます。以上の3つの点でクリニックを選ぶことをおすすめします。

下記に4つのクリニックと特徴を比較できるように表にまとめました。
←スマホの方は左右にスクロールできます→

アイランドタワークリニックTOMクリニック湘南美容外科親和クリニック
手術方法FUE法(i-Direct法)FUE法(ARTAS)FUT法・FUE法FUE法
メガセッション
価格
エリア新宿・名古屋・大阪・福岡東京新橋のみ新宿・大阪・福岡
仙台・名古屋・札幌
横浜
新宿・名古屋・大阪・福岡
備考技術力高い・シェア高いモニター割引あり安いモニター割引あり モニター割引あり
総合評価4
★★★★☆
5
★★★★★
5
★★★★★
 3
★★★★☆

それぞれのクリニックの優れているポイントを赤字で表記しています。

何本植える必要がありいくらかかるのか、実際に症状と希望を話し、アドバイスをもらわなくては詳細はわかりません。これらのクリニックでは事前に無料カウンセリングを行ってくれるので、一度行ってみるとよいでしょう。

下記のリンクから詳細を見ることができます。

8. 自毛植毛の費用を爆発的に安くするたった1つの方法

植毛の費用はクリニックの選び方で大幅に安くすることが可能であることをお伝えしてきました。

安いクリニックを選んでも「まだ少しお金に余裕がないな」と感じた方に朗報です。

安いクリニックでも、比較的高めのクリニックでも、今からお伝えする方法を使えば、半額近くまで費用を安くできる可能性があります。

その方法は「モニター割引」です。この章では、爆発的に費用を抑えられる「モニター割引」について紹介します。

8-1. モニター割引とは?

モニター割引とは、あなたの症例部位の写真や体験談をクリニック側が自由に使っていいことを認めると、植毛の費用が割引されるシステムです。

クリニックによっても異なりますし、顔出しをするのか?HPへの掲載を許可するのかなど、の条件によっても割引率は異なってきます。

次に、どれくらい割引があるのか、先ほど紹介したクリニックを例にあげて紹介していきます。

8-2. モニター割引でいくら安くなるのか?

モニター割引の割引率や金額については下記の表の通りです。

アイランドタワークリニックTOMクリニック湘南美容外科親和クリニック
モニター割引正規金額から10%〜50%OFFなし正規金額から20%OFF10%・20%・30%・50%割引(MIRAI法)
備考掲載条件により異なるなしグラフト数・植毛方法により異なる掲載条件により異なる

主にモニターとして割引を受けた場合には、HPに症例部位や顔、体験談が掲載されることになります。

顔出しをしたり、HPだけではなくテレビなどのメディアでも使われることを許可するなどの条件によって割引率は変わってきます。

モニター者の素性が不特定多数に見られる機会が多いほど割引率が高くなります。

モニター割引は一定数モニターが集まれば募集を終了されてしまうので、興味がある方はなるべく早くこのシステムを利用することをおすすめします。

モニター割引は適応の条件があるので、詳しいことは症状を見てもらわなければ始まりません。電話で問い合わせても、「詳細はカウンセリングで」となることも多く時間の無駄なので、ネットからサクッと無料カウンセリングを申し込み、詳しい話しを聞いてみましょう。

9. 自毛植毛の手順

いくらくらい費用がかかるのか、本当に薄毛が治るのか?など、いろいろと不安がつきものです。

実際にどのような手順で植毛を行うのかあらかじめ流れを知っておき、少しでも心に余裕がある状態でカウンセリングを受ける方がリラックスして聞きたいことも聞きやすいと思います。

下記の図がおおよその流れです。

植毛の治療終了までの流れ

9-1. 手術までの流れ

カウンセリングでは、薄毛の状態を見ながら問診を行い、男性型脱毛症(AGA)なのかどうかの判断をします。

ドナーとなる部分の範囲を測り、移植する範囲の広さや何本移植が必要なのか全体のバランスを考えます。

生え際の位置やデザインを相談し、治療計画を立てていきます。何本必要なのか、どれくらいの値段になるのか、わからないことはしっかりと質問をして、納得がいくまで話を詰めましょう。

9-2. 手術開始から終了までの流れ

手術は医師と看護師数名で行われます。植える本数や植毛の手法にもよりますが、手術開始から終了までにはおよそ3〜6時間ほどかかります。

まず感覚がなくなるまで麻酔をします。この麻酔は少し痛いかもしれませんが、手術中は麻酔のおかげで痛みはありません。

それから、後頭部や側頭部からドナーとなる毛包を取り出します。あるいは毛根ごと皮膚を切り出します。そこから株をわけます。

生え際の密度や流れを見ながら、数ミリのスリット(植え込む穴)を開け、植えていきます。あとは、デザインや密度のチェックをして、洗浄をして包帯を巻いて終了です。

もしこの概要の中で気になるポイントがあればカウンセリングの際に質問をしましょう。

10. AGAの対策方法まとめ

これまで、自毛植毛について詳しく解説してきましたが、植毛はAGA治療の中でも最も高額な治療法なので、試してみたくてもできない方もたくさんおられます。

もし費用面やリスクの面で「予算的に難しいかな」「他の対策をしてからにしよう」と思った方のために、自毛植毛以外の方法についても紹介しておきます。

下記の表をご覧ください。

←スマホの方は左右にスクロールできます→

治療方法民間療法医薬部外品③医薬品④高度な治療
外用薬内服薬HARG治療AGAメソセラピー植毛
価格¥0~
¥11,000
¥1,650~
¥11,000
¥6,600〜 11,000/月¥4,600〜 16,500/月¥88,000〜165,000/1回¥14,800〜154,000/1回¥88〜2,200/1グラフト
効果
即効性×
治療場所自宅自宅自宅・病院病院・(自宅)病院病院病院

費用やリスクの観点から、①から④に向けて順番に試していくことをおすすめしています。

  • ①民間療法・・・なるべくお金をかけたくない人におすすめ
  • ②医薬部外品(育毛剤)・・・医薬品の副作用が気になる人におすすめ
  • ③医薬品・・・とにかく速く治したい人におすすめ
  • ④高度な治療・・・医薬品で改善しなかった人におすすめ

それぞれの方法について概要だけ解説しておきますので、さらに詳しく知りたい人は、紹介している「記事」を参考にして知識を深めてみてください。

それでは順番に紹介していきます。

①民間療法

AGAは遺伝が原因である点は否定できませんが、日々の生活習慣や食生活なども影響を与えていると言われています。

民間療法には主に以下の3つの治療法があります。

  • 食事療法
  • 生活習慣の改善
  • 頭皮ケア

それぞれの対策について詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。「広告にだまされるな!自宅で0円から始められるAGA対策10選」ほとんどお金もかからず、簡単にできる対策ばかりなので、じっくりと対策や予防をしたい人におすすめの方法がまとまっています。

②医薬部外品(育毛剤)

医薬部外品(育毛剤)とは厚生労働省が認可した有効成分を含むものです。

効果もある程度期待でき、医薬品ほど副作用のリスクは高くないもので、医薬品の副作用が気になる人におすすすめの方法です。

医薬品のように即効性があるものではないので、効果が出るまで最低でも3か月ほど継続する必要があります。

また、他の医薬品にくらべ、安価で入手しやすいことがメリットです。

医薬部外品(育毛剤)について詳しく知りたい方は、「騙されるな!30種使ってわかった育毛剤おすすめランキング」の記事を参照してください。

③医薬品

医薬品は厚生労働省が認可を出した、AGAに確かに効果があると証明された薬のことを指します。

医薬品には塗り薬である「外用薬」と飲み薬である「内服薬」の2種類が存在します。

外用薬に関してはドラッグストアで購入できるものもありますが、副作用のリスクも大きいので、基本的にまずは病院に行き、医師と相談した上で服用することをおすすめします。

あなたのAGAの進行度などによっては薬以外の高度な治療を提案される可能性があります。

ちなみに、病院に関しては近くのAGAクリニックなどに行くことになりますが、クリニックの選び方を間違えると、「思った治療が受けられない」「遠すぎて通えない」など後から後悔してしまいます。

そこで病院に行こうと思った方は必ず「ハゲ・AGA治療で失敗しない病院の選び方《地域別おすすめのクリニック》」をチェックしてからクリニックを選ぶことをおすすめします。

④高度な治療

主に医薬品で治療をすることが多いですが、「プロペシア」や「ミノキシジル」などの治療薬で治療が追いつかない場合もあります。

そのような場合は、医薬品以外の方法も提案される可能性があります。

具体的には以下2つのような治療法があり、あなたの予算や症状に応じてプロの目で判断をしてくれます。

  • HARG治療
  • AGAメソセラピー

値段も医薬品と比較すると高いですが、最先端の育毛治療なので、医師からの申し出があれば試してみるのもよいでしょう。

AGAの治療法についてはこちらの記事「AGA治療の全知識|失敗しないクリニックの選び方と費用の相場」で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。治療費はクリニックによって大きく異なるので、十分に比較してから行くことをおすすめします。

11. 最後に

これまで、自毛植毛とはからメリット・デメリット、費用などについて詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

自毛植毛は皮膚科学会でも推奨されている方法でもあり、高い効果が期待できるので、費用面に問題なければおすすめできる方法です。

しかし、外科手術ですので十分にリスクを把握した上で治療に臨みましょう。また、植毛をなるべく自然に仕上げるためには技術力の高いクリニックで行う必要がありますので、このページを参考にクリニックを選んでみてください。

がおすすめです。これらのクリニックでは事前に無料カウセリングを行ってくれますので、一度相談に行ってみてはいかかでしょうか。

あなたの悩みが軽くなることを心からお祈りしています。