「シャンプーをするたびに髪の毛が抜けている気がする」「抜け毛を予防できるシャンプーはないか」など抜け毛の気になる方にとって、シャンプーの上手な選び方や使い方が気になりますよね。
実は、「シャンプー」や「髪の洗い方」を変えるだけで、抜け毛は劇的に減らすことができます。
このページでは、過去に育毛アドバイザーとして300人を超える方々の育毛のお手伝いをしてきた経験を持つ筆者が、抜け毛の予防に効果的なシャンプーの選び方と使い方を紹介します。
- 抜け毛予防はシャンプーと洗い方で予防できる
- 抜け毛予防に効果が期待できるシャンプーの選び方4つのポイント
- 抜け毛予防に効果が期待できるシャンプー男女別おすすめ2選
- 抜け毛予防に効果的なシャンプー6つのステップ
- 抜け毛を予防するために気をつけたい洗い方2つのポイント
全て読んでいただければ、抜け毛に悪いシャンプーの習慣から脱却でき、シャンプーによる抜け毛をグッと減らすことができます。
※このページの口コミは全て個人の感想で、効果や副作用などを保障するものではありません。
1. 抜け毛は「シャンプー」と「洗い方」で予防できる!
実はシャンプーや洗い方を変えるだけで、抜け毛の効果は劇的に変わってきます。
それは、筆者が過去にアドバイスをさせていただいてきた方々の声からも裏付けできます。(個人の感想です。)
1-1. シャンプーは洗浄力が強すぎず、弱すぎないものを選ぶ
シャンプーは以下2つの観点で、洗浄力が強すぎず、弱すぎないものを選ぶ必要があります。
ある程度の洗浄力は必要
頭皮は常に皮脂が分泌されており、空気中のゴミがつきやすいので非常に汚れやすい環境にあります。
そして、その汚れが毛穴をふさいでしまうと、頭皮が皮膚呼吸できなくなり、毛根が弱ってしまいます。
そのため、シャンプーには不要なものをきちんと取り除ける洗浄力が必要です。
洗浄力が強すぎてもいけない
反対にシャンプーの洗浄力が強すぎると、必要以上に皮脂を洗い落としてしまい、今よりももっと皮脂が出るようになってしまいます。
すると一層汚れなどがつきやすくなるだけでなく、細菌の繁殖や炎症につながります。
このような症状は毛根を弱らせ、抜け毛の大きな原因になります。
1-2. 頭皮に優しく、でも汚れを取る洗い方が重要
シャンプーでは髪についた汚れをしっかりと取り除くことが大切です。しかし、毛根が弱っている時に間違った方法で髪の毛を洗うことで、髪の毛に追い打ちをかけてしまいます。
今日抜けなくてよかった髪の毛が、髪の毛に負担のかかる洗い方をすることで、抜けてしまう恐れがあります。また、日頃から頭皮や髪の毛に負担をかける洗い方をしていると頭皮トラブルを引き起こしますので、将来的な抜け毛にもつながってしまいます。
そのため、頭皮に優しい洗い方をすることも抜け毛予防には大切です。
以上の理由から、「どんなシャンプー」を使って「どう洗うか」は抜け毛予防に非常に重要な役割を持ちます。
少しの抜け毛ならそこまで気にしなくても良い!
健康な成人は1日に平均100本〜150本髪の毛が抜けます。そして、その半分程度がシャンプー時に抜けるといわれています。
つまり50本〜80本程度の抜け毛であればそこまで抜け毛を気にする必要はありません。
2. 抜け毛予防に効果が期待できるシャンプーの選び方4つのポイント
本章では、実際に抜け毛予防に使えるシャンプーを選ぶ時にチェックしていただきたい4つのポイントを紹介します。先ほどお伝えした通り、洗浄力が強すぎず弱すぎないものを選ぶことが重要です。
2-1. 「界面活性剤」の成分をチェックすること
界面活性剤は、シャンプーに必ず含まれる成分です。
界面活性剤とは水と油の境目(界面)を混じり合わせるもので、本来は水で落ちないような汚れを落とすのに効果的な成分で、食器用の洗剤などにも活用されています。
界面活性剤は、「天然界面活性剤」と「合成界面活性剤」の2種類に分けられますが、合成界面活性剤は避けるようにしましょう。なぜなら、合成界面活性剤の多くが、石油を中心とした質の悪い原料から人工的に作られたものだからです。
そういった「合成界面活性剤」入りのシャンプーを使ってしまうと、皮脂を過度に取り除いてしまったり、頭皮の皮膚細胞が破壊されるなど頭皮にとって悪いことが多い為注意が必要です。
ちなみに、市販のシャンプーのほとんどがこの石油を原料とした合成界面活性剤を使っているため注意しましょう。そういったところで合成界面活性剤が使われているのはコストが安いためです。
注意すべき主な合成界面活性剤(抜粋)
- パレス3硫酸ナトリウム
- アンモニウムラウレス硫酸ナトリウム
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウリル硫酸アンモニウム
- スルホン
- キシレンスルホン酸アンモニウム
2-2. 「アミノ酸系」のシャンプーがおすすめ
筆者はアミノ酸系の界面活性剤を使ったシャンプーを強くおすすめをします。
なぜなら、アミノ酸は私たちの髪の毛や頭皮を作るたんぱく質の成分だからです。体と同じ成分のシャンプーなので適度に皮脂を洗うことができます。
「アミノ酸配合」のシャンプーには注意!
アミノ酸配合のシャンプーとは、先ほどの合成界面活性剤にアミノ酸系洗浄剤を加えただけのシャンプーです。そのため、頭皮には悪いシャンプーになります。
純粋なアミノ酸系のシャンプーは「ココイルグルタミン酸」や「ココイルアラニン」が入っていますので、ご自身でシャンプーを探すときは気をつけてくださいね。
先ほどの合成界面活性剤に対して、アミノ酸系のシャンプーは天然界面活性剤を使っています。
2-3. 育毛剤の成分入りのシャンプーならなおよし
育毛成分が配合されたシャンプーも発売されています。育毛成分が配合されたシャンプーであれば血行を促進させる効果があったり毛根に栄養を与え健康にする働きがあります。
そもそも薄毛に悩む方向けに作られたものなので、強すぎず、弱すぎない刺激で髪の毛を洗うことができるものが多いためおすすめです。
2-4. 実はシリコン入りのものでも問題はない
シャンプーの中には「シリコン入り」のものと「ノンシリコン」と呼ばれるシリコンを使っていないものがあり、一般的に「ノンシリコン」の方が頭皮に良いとされています。
シリコンとはカラーやパーマなどから髪の毛を保護したり、髪の毛に艶を出すための成分で、多くのシャンプーに含まれています。
頭皮に悪いとされているのは、頭皮にシリコンの成分が残ってしまい、頭皮が痛むと言われているからです。しかし、筆者は抜け毛に悩む方もシリコン入りのものを選んでも良いと考えます。
なぜならシリコン自体は人体に悪い成分ではなく、よく洗えば落ちるためです。そのため、シリコンの有無をチェックするよりも、その他の洗浄成分に害悪なものはないか、またシャンプーはきちんと洗い流せているかを考えましょう。
3. 抜け毛予防で本当に使うべきシャンプー男女別おすすめ2選
では、前章のシャンプーの選び方をもとに、男女別におすすめのシャンプーを紹介します。
結論から申し上げて、おすすめのシャンプーは以下の2点です。
- 男性におすすめ:『&GINO プレミアムブラックシャンプー』
- 女性におすすめ:『haru ”kurokamiスカルプ”』
3-1. &GINO プレミアムブラックシャンプー
- 界面活性剤:天然(アミノ酸)
- 育毛成分:21種類の植物成分
『&GINO プレミアムブラックシャンプー』は頭皮に栄養を与える、21種類の天然植物成分を配合したアミノ酸系のシャンプーです。
栄養補給にもこだわったシャンプーなので、「3分ヘアパック」が推奨されています。「3分ヘアパック」とはシャンプーをつけたまま3分間放置し、頭皮全体にシャンプーの植物成分を行き渡らせるという画期的なお手入れ方法です。
そのため、「頭皮に優しい成分」+「3分パック」で頭皮ケアがきちんとできるおすすめのシャンプーです。
アマゾンのレビュー抜粋
他のレビュー見てると乾燥肌の方に向いているのだと思います。
値段ですがこれ1本で済むのでコスパは悪くないですね。ただ、送料込みだと考えると損した気分になるので店頭にも置いてほしいです。
出典:アマゾン
3-2. haru ”kurokamiスカルプ”
- 界面活性剤:天然(アミノ酸)
- 育毛成分:キャピキシル他
『haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた女性向けのアミノ酸系シャンプーです。
頭皮に優しいだけでなく、注目のスカルプ成分「キャピキシル」を高濃度配合したほか、頭皮環境を整える天然成分を多数配合しているため、頭皮にも栄養を行き渡らせられます。
ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど頭皮にお悩みの方の多くがその効果を実感しています。頭皮にお悩みがある女性は是非一度試していただきたいです。
アマゾンのレビュー
が、頭皮の湿疹が全く改善しないため(ステロイド使うとその時だけはよくなるんですが…)物は試しだと公式サイトで購入。
私にはとっても合ってました。
ロングでは4プッシュ使うので正直者もったいないと思ってましたが、アワアワにしてブラシで地肌をもみ洗いして、数分置いてしっかり洗い流す。不思議なことに、キシキシにもならなければツルッツルにもならず(笑)
でも乾かすとフワッとなります。
2か月程で、頭皮の痒みが少ないことに気づきました。
最近、ボタ○○トに浮気しようとして、2日で頭皮の痒みがぶり返し即こちらに戻しました。
超乾燥肌で、成分にアレルギー反応が出ない方にはオススメだと思います。
私は直毛、毛が細い、量普通、超乾燥肌、アルコール✕ですが、こちらが合ってます。
コンディショナー不要なくらい髪がサラサラに。柑橘系の香りもしつこくありません。ただ、コスパを考えるとお金のゆとりがあるときだけの購入となりそうです。
出典:アマゾン
4. 抜け毛予防に効果的なシャンプー6つのステップ
シャンプーを選んでいただいた後は、頭皮に優しい髪の洗い方を伝授します。いいシャンプーといい洗い方を組み合わせることで、抜け毛を大幅に減らすことができます。
4-1. 洗う前に髪をとかしておく
髪が長い方は特に洗う前に髪を手ぐしやブラシでとかしておくことを意識しましょう。なぜなら、髪の毛が絡まった状態で洗髪をすると髪に非常に強い負荷がかかるためです。
ポイントは、まずは毛先からとかしていき、その後全体をとかします。とかすことで、シャンプー前に余計なゴミを落とすことにもつながります。
4-2. シャンプー前にお湯で汚れをよく落とす
シャンプーをつける前にしっかりと髪の毛をすすぎます。そうすることで、以下の2つのメリットがあります。
- シャンプーをつけた時の頭皮や髪の毛への刺激を減らすことができる
- シャンプー前に汚れを落とすことができる
この段階で髪の毛の汚れを8割程度落とすイメージで洗いましょう。ちなみにお湯の温度は頭皮に刺激を与えない38度くらいがちょうどいいです。
4-3. よく泡立ててからシャンプーをつける
10円玉くらい(男性の場合、女性のロングヘアの方は500円玉くらい)を出し、手のひらできちんと泡立たせてからシャンプーを使いましょう。
よく泡立てずにシャンプーを頭皮につけると、髪の毛でシャンプーを泡立てることになるので、刺激を多く受けてしまいます。
また、シャンプーのつけすぎは洗い残しの原因になるため注意しましょう。
4-4. 爪を立てずにさっと洗う
汚れを落とすために爪を立てる方もいらっしゃるかと思いますが、頭皮を守るために爪は立てずに指のお腹で頭皮をしっかり洗いましょう。
側頭部や後頭部など髪の生え際から頭頂部に向けて全体をまんべんなく洗います。
そして、髪に優しいシャンプーでなければ、洗い終えたらシャンプーはなるべく早く流すことが余計な刺激を与えないためには大切です。
4-5. 洗い残しが無いようにしっかりと流す
髪をシャンプーで洗った時間よりも何倍も時間をかけて髪を流しましょう。ここでなるべくシャンプーの成分を残さないことが重要です。
シャンプーが残ってしまうと皮膚のトラブルにつながり、抜け毛につながります。
4-6. ドライヤーは8割まで
頭皮に刺激を与えないように「ゴシゴシ」ではなく、押さえるように髪の毛の水分を拭き取った上でドライヤーをします。ドライヤーをせずに髪の毛を濡れたままで放置すると、細菌などが発生する原因になりますので、抜け毛が気になる方は必ずドライヤーをしましょう。
そしてドライヤーを使用する際は温風を一箇所に過度に当ててしまうと、頭皮のトラブルの原因になります。そこで、温風と冷風を交互に当てて、過度に頭皮に熱を当てないようにしましょう。
また、8割程度乾いたところでドライヤーはやめておくことがベストです。なぜなら、8割までドライヤーで乾かせればそこからは自然乾燥で十分に乾きますし、頭皮に必要な水分も乾かしてしまうことを防ぐためです。
5. 抜け毛を予防するために気をつけたい洗い方2つのポイント
正しいシャンプーを選んで正しい髪の洗い方を行っていても、あなたの洗髪の習慣によっては抜け毛はもっとひどくなる可能性があります。
そこで以下の2つのポイントに注意しましょう。
5-1. 朝シャンは頭皮に悪い!
朝シャンは、頭皮に良くないため、抜け毛に悩む方、抜け毛を予防したい方は避けましょう。
朝シャンが良くない理由としては、シャンプーをした時に皮脂が落ちてしまうからです。皮脂は、頭皮をガードする役割も果たしており、それが落ちた状態で1日を始めると紫外線などで頭皮がダメージを受け、抜け毛につながります。
また、朝は時間がない方も多く、シャンプーを時間をかけてすすぎきれないことが多いことも朝シャンを避けるべき理由です。
抜け毛が気になる方は、朝シャンを控えるようにしましょう。夜しっかりとシャンプーをして、朝は髪の毛をお湯で濡らす程度をおすすめします。
5-2. リンスやコンディショナーの使い方に注意
リンスやコンディショナーを使いたいという方は使い方に注意しましょう。リンスやコンディショナーには髪の毛をコーティングする役割がありますが、頭皮までコーティングしてしまうと頭皮トラブルの原因になります。
そのため、以下の2つのポイントを意識していただければと思います。
- リンスやコンディショナーは頭皮にはつけず、髪の毛のみにつける
- 洗い残しが無いようにしっかりと流す
以上のポイントを守って、正しくリンスやコンディショナーを使いましょう。また、リンスなどの中に、合成界面活性剤が含まれている可能性もあるため要注意です。
6. さいごに
抜け毛予防に効果的なシャンプーの方法やシャンプーの選び方を紹介してきましたが、いかがでしたか。
シャンプーの方法や、選び方を少しだけ意識するだけで、抜け毛は大幅に減らすことができます。ぜひ本記事を参考に頭皮に優しいシャンプーの習慣を身につけていただければと思います。
あなたの悩みが少しでも解決することを心から祈っています。