少し髪が薄くなってきたり、髪が薄くなっている人を見ると、将来薄毛にならないか不安ですよね。
薄毛になる原因は、「遺伝」などどうしようもない部分もありますが、今少しだけ意識を変えるだけで5年後・10年後に薄毛になる可能性をグッと減らし、髪をフサフサに保つことができます。
このページでは育毛アドバイザーとして1000人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、薄毛に悩んでいる方の生活パターンから見えた薄毛にならないために今できることを厳選して11個お伝えします。
「今日からできること」を中心に解説しているので、まずはできることから始めてみていただければと思います。
1. 薄毛の原因は?
薄毛は遺伝、生活習慣、食生活、頭皮環境の中に薄毛を引き起こす要因がたくさんあります。
薄毛の予防という観点で、まず優先度の高い予防ケアを紹介していきますので、次の章以降を参考にしてみてください。
原因について詳しく知りたい人は、こちらの記事『AGAの原因とは?プロが教える効果的な対策10選【豊富な図解でわかりやすい】』を参考にしてみてください。
2. これをすれば大丈夫!薄毛予防11選
それではいよいよ、今日から簡単にはじめることができて、とても重要な薄毛対策についてご紹介していきます。
- (1) 睡眠は時間と質にこだわる
- (2) 有酸素運動をする
- (3) ストレスの発散方法を見つける
- (4) タバコは控える
- (5) 薄毛に良い栄養を摂る
- (6) 薄毛に悪影響があるものを控える
- (7) 過度なアルコールは控える
- (8) シャンプーにこだわる
- (9) 育毛剤を使う
- (10) 頭皮に優しく洗う
- (11) 頭皮マッサージをする
(1) 睡眠は時間と質にこだわる
睡眠が足りないと、ストレスがたまりやすくなる、免疫力の低下、頭皮環境の悪化、血行不良など、髪の成長や頭皮に悪影響が出ます。
どうしても時間が確保できない方は睡眠の質にこだわってみましょう。以下の4つは睡眠の質が向上させる効果が期待できます。
- 寝る前にスマホやパソコンをなるべく触らない
- 90分の睡眠サイクルを意識する
- 22時~2時の睡眠時間を確保する
- リラックスした状態で睡眠時間を迎える
(2) 有酸素運動をする
ランニングなどの有酸素運動は、血行をよくするために最も有効な方法です。
栄養分や酸素は血液で運ばれますが、血行が悪いと毛髪に栄養や酸素が行き渡らなくなり、髪の育成に悪影響を及ぼすため、適度に運動して髪に栄養を行き渡らせましょう。
また、少量ではありますが汗と一緒に脱毛を引き起こすホルモンを排出することができるとも言われています。以下のように無理のないことから始めてみましょう。
- 通勤でバスを使わず歩く
- 休日に散歩をする
- 毎日湯船に浸かる
- サウナで汗を流す
無理して運動してストレスになってしまうと元も子もありません。あくまでも気分をリフレッシュしながら汗をかけそうなものがあれば試してみましょう。
(3) ストレスの発散方法を見つける
あなたなりのストレスの発散方法を見つけることも、薄毛対策には効果的です。
仕事など、ストレスから逃れることができなくても、そのストレスをうまく発散できれば髪の毛へのダメージを減らすことができます。
そこであなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の4つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいかもしれません。
- 太陽の光を浴びる
- ハーブティーを飲む
- カラオケに行く
- ヨガや瞑想をする
(4) タバコは控える
タバコは髪の育成に必要な栄養素であるビタミンを破壊します。また、タバコは血管を収縮させ血行を悪くしてしまいます。
タバコは辞めるか、本数を減らすように心がけましょう。
(5) 薄毛に良い栄養を摂る
脱毛ホルモン「DHT」を抑制する効果が期待できる成分が2つあります。
それは「イソフラボン」と「亜鉛」で、これらの栄養素は、DHTの元になる物質を抑制する働きがあります。そのため、イソフラボンと亜鉛を適度に摂取しましょう。
- イソフラボンを取れる食材・・・納豆、豆腐など
- 亜鉛を取れる食材・・・・・・・牡蠣、煮干し、するめ、ビーフジャーキー、チーズなど
忙しくてなかなか食事に気を使えない方にも毎日食べていただきたいのは、「ゴマ」と「納豆」です。
納豆やゴマには「イソフラボン」「亜鉛」「ビタミン」「タンパク質」などが豊富に含まれているため、頭皮や髪に必要な栄養素をまとめて摂取することができます。定食屋などでも簡単に追加できるので、1日1食どこかで食べられるように意識してみましょう。
もし、食事に気をつけることが難しい人はサプリで補うのもありです。サプリについてはこちらの記事「育毛アドバイザーが選んだ育毛サプリおすすめランキングTOP10」で価格や成分について比較していますので、参考にしてみてください。
(6) 薄毛に悪影響があるものを控える
栄養不足よりも、栄養の取りすぎによって悪影響が出ている場合もあります。外食やコンビニ食ばかりではありませんか?
薄毛が気になった時にできるだけ避けたいものが以下4つのものです。
- 油分
- 糖分
- 食品添加物
- 塩分
「油分」や「糖分」を過剰に摂取することで、皮脂の分泌が活発になり頭皮環境の悪化に繋がります。また、「食品添加物」「塩分」は髪の成長に悪影響があるとも言われています。
そのため、以下のような食べ物はなるべく避けることが薄毛対策には大切です。
- ラーメン
- スナック菓子
- ファーストフード
- 揚げ物
我慢することは難しくても、頻度を落とすなどして工夫をしてみましょう。
(7) 過度なアルコールは控える
お酒をたくさん飲む人はアルコールを控えた方がよいでしょう。理由は3つです。
- 睡眠の質を下げる
- DHTを抑制するはずの栄養素が減少する
- 髪に必要な栄養素が破壊される
アルコールはこのように様々な部分に影響を及ぼすため、薄毛を改善したい人は飲む量を減らしたり、飲む頻度を減らすように心がけましょう。
(8) シャンプーにこだわる
市販のシャンプーの多くが洗浄力が強すぎて「皮脂を洗い流しすぎてしまう」という問題があります。皮脂を失うと、皮脂を補うために、皮脂を過剰に分泌するようになるという説もあり、皮脂は適度に落とすことがポイントです。
アミノ酸シャンプーは刺激の少ないタンパク質を豊富に配合しているため、適度に頭を洗浄することができます。
アミノ酸シャンプーは種類がたくさんありますが、「市販の人気アミノ酸シャンプーおすすめ20選![2024年ランキング]」の記事で20種類を徹底的に比較した結果、『haru ”kurokamiスカルプ”』がおすすめだということがわかりました。
(9) 育毛剤を使う
育毛剤とは育毛に良いとされる成分が入った液体を頭部に塗布することで、頭皮環境をよくするために使うものです。
育毛剤には育毛に良い成分が豊富に配合されており、「抜け毛を防ぐ」「髪のボリュームアップ」「頭皮環境の改善」などの効果が期待できるとされています。
薬機法では医薬部外品や化粧品などに分類されており、医薬品ではないので、副作用の心配が不要なのがメリットです。安全に、そして手軽に対策をしたい人は育毛剤を使ってみましょう。
育毛剤は種類がたくさんありますが、「騙されるな!30種使ってわかった育毛剤の効果とおすすめ3選」の記事で20種類を徹底的に比較した結果、『薬用ナノインパクト100』がおすすめだということがわかりました。
(10) 頭皮に優しく洗う
頭皮にフケが出やすい人や、乾燥しているような人は、頭皮を強く洗いすぎている可能性があります。
洗髪の際に頭皮に負担のかかる洗い方になってしまうと、頭皮や髪の毛にダメージを与え、薄毛の原因になる恐れがあります。
下記のステップで頭皮に優しいシャンプーをしましょう。
(11) 頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは血行を良くし、栄養の吸収効率を高めたり、新陳代謝を高め毛母細胞の働きを活性化する効果があると言われています。
入浴中などに時間をとってやってみましょう。
以下の手順で行ってみましょう。
簡単頭皮マッサージ手順
- こめかみあたりに両手の親指以外の4本の指をあてます。10秒間、指の腹を使ってぐーっと上へ持ち上げるように上下に動かしたり、ゆっくりと円を描くように頭皮の表面をグリグリと動かします。
- 10秒が経ったら、指を少し上へずらして同じように頭皮を動かしていきます。少しずつ指を上へずらし頭のてっぺんまでいきます。
- 次に、後頭部耳の後、髪の生え際あたりに4本の指をあてて、1と同じようにマッサージします。
- 少しずつ指を後頭部の中心部へずらしていき、中央までいきます。
注意:頭皮マッサージのやりすぎはよくないので、力を入れすぎず5分以上はやらないように注意しましょう。
3. 薄毛の最強の予防法は治療薬
薄毛を予防することを考えている人の中には、すでに髪が薄くなってきていることを感じているケースもよくあるのですが、「以前と比べて髪が薄くなった」「髪が細くなった」ということはありませんか?
もし、髪にすでに変化があった場合は、これまでお伝えしてきた予防法では追いつかない可能性があります。
どうしてもこれ以上薄毛を悪化させたくないのであれば、早めに薄毛専門のクリニックに行って相談しておくことをおすすめします。
3-1. 薄毛専門のクリニックでの治療は育毛剤より安い?
最近では、薄毛専門のクリニックは全国にどんどん増えており、価格競争もおこなわれているため、治療薬はどんどん安く購入できるようになっています。
実は今では育毛剤よりも薬の代金は安くなっています。
薄毛専門のクリニックによって、治療薬の価格は大きく違いますのでしっかりと安いクリニックを選べば次におすすめするクリニックのように3,000円台から薬を購入できます。
3-2. 最もおすすめの薄毛専門クリニック
クリニックは全国にたくさんありますが、治療は自由診察であるため費用はクリニックによって大きく差があります。
そのため、薬が安く、通いやすく、治療方法が豊富なクリニックに行きましょう。今回プロペシアの価格で比較を行いましたが、プロペシアは基本的に最初に使われることも多く、プロペシアが安いクリニックはジェネリック薬も安く売っているためです。
今回ご紹介するにあたって30以上のクリニックを調べ、その中から上位9位を下記の表にまとめました。
※10位は複数あったので省かせて頂きました。
おすすめ順位 | クリニック名 | プロペシア価格 | 拠点数 | 治療の豊富さ |
1 | AGAスキンクリニック | ¥4,600~ | 60院以上 | ◎ |
2 | 湘南美容クリニック | ¥5,500~ | 80院以上 | ◎ |
3 | アゲインメディカルクリニック | – | 1拠点 | ◯ |
4 | ガーデンクリニック | ¥7,150~ | 6拠点 | ◎ |
5 | Dクリニック | ¥7,700 | 4拠点 | △ |
6 | TOMクリニック | – | 2拠点 | ◎ |
7 | 銀座総合美容クリニック | ¥7,700 | 1拠点 | ◯ |
8 | ゴリラクリニック | ジェネリック薬 ¥3,300~ | 19拠点 | ◯ |
9 | イースト駅前クリニック | ¥8,200前後(地域による) | 22拠点 | ◯ |
30以上あるクリニックの中から、全国に拠点があり費用の安さの観点で最もおすすめだったAGAスキンクリニックについて紹介します。
『AGAスキンクリニック』
『AGAスキンクリニック』は30のクリニックを比較した結果、非常に低価格で豊富な治療を受けられる、最もおすすめのクリニックです。
提携院含め全国に60院以上ある業界の中でも最大規模の薄毛専門クリニックで、費用に関しても毎月3,000円台からと業界最低水準で治療を受けられます。
無料カウンセリングをおこなっていますので、気軽に相談してみましょう。
治療内容及び費用
- カウンセリング・・・・・無料
- 初診料・・・・・・・無料.
- プロペシア、フィナステリド錠など・・・・3,700円/月〜
AGAスキンクリニック公式ページ
全国の薄毛クリニックの比較を見てみたい人はこちら「薄毛治療完全ガイド|何科に行くべき?から全国地域別おすすめ病院まで」の記事を参考にしてみてください。
病院は面倒..という方におすすめの方法
ただ、「病院は面倒…」という方や、近くに専門のクリニックがなさそうな方は、「スマホで家にいながら医師に診断してもらえる」サービスがおすすめです。
『DMMオンラインクリニック』が行なっているネット診察はスマホのテレビ電話で無料で診断してもらえ、必要に応じて宅配でプロペシアなどの正規の薬を送ってもらえます。
いきなり病院へ行くのではなく、通販で育毛剤を買う感覚で医師が処方する薬を入手できるので病院治療の前の第一歩として非常におすすめです。話を聞いて治療を断ることも可能ですし、その場合はお金は一切かからないので、気軽に診察してもらいましょう。
(参考)DMMオンラインクリニック公式ページ:https://clinic.dmm.com/
上記公式ページから予約すれば、予約した日時にクリニックと電話できるようになります。予約すれば待ち時間もほとんどありません。
4. まとめ
薄毛予防のために今できることを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
薄毛 予防の基本は規則正しい生活です。それをしっかりと意識した上で、難しい方はできることから少しずつ予防を始めていただければと思います。
あなたが薄毛予防に成功することを心から祈っています。