
病気などで薬を処方してもらう場合、健康保険証を提示すれば、自己負担額は減額されますが、”AGA治療は保険の適用にならない”ということは一度は耳にしたり、目にしたことがあるのではないでしょうか?
残念ながら、AGA治療は、保険の適用になりません。しかし、治療費を安くするためのコツはいくつか存在します。
このページでは、過去に育毛アドバイザーとして1,000人を超える方々の育毛をお手伝いしてきた経験を持つ筆者が、AGA治療の保険についてや費用について下記の流れで詳しく紹介します。
- AGA治療は医療保険の適用にならないの?
- 抜け毛の症状で医療保険の対象になるケース
- AGA治療に医療ローンは使えるの?
- AGA治療費を安く抑えるコツとおすすめのクリニック
- AGAクリニックで受けられる3つの治療と費用目安
このページを読んでいただければ、AGA治療の保険についてや、治療に関するお金について知識が身につき、少しお得に治療できるようになるでしょう。

1. AGA治療は医療保険の適用にならないの?
結論、どのクリニック・どの病院でも、AGAは医療保険の対象にはなりません。
そこでまずはじめに、AGAと医療保険について、知っておくべき下記のポイントについて解説していきます。
- 医療保険の適用にならない理由
- AGA治療は医療費控除の対象にもならない
- AGA治療に保険証は必要ない
- 皮膚科でも医療保険の適用にならないの?
1-1. 医療保険の適用にならない理由
AGA(男性型脱毛症)の治療は、厚生労働省が定めた医療保険が適用される病気に含まれていないため、AGA治療は保険の適用になりません。
生命に関わる病気の治療として見なされていないことが理由です。そのため、レーシックやED治療、美容整形などと同様に自由診療となり全て実費負担となっています。
風邪や骨折など医療保険が適用される病気や怪我であれば、2〜3割の負担で済む制度になっているので、全て実費負担になることで、非常に高額に感じてしまうかもしれません
ただ・・・AGAクリニックは近年数がとても増えたこともあり、価格競争がおこなわれ、安いクリニックであれば2,000円台から薬を購入することも可能です。詳しくは「4章:AGA治療費を安く抑えるコツとおすすめのクリニック 」をご覧ください。
参考:医療保険制度とは?
医療保険制度は、病気や怪我をして、医療機関の受診や治療を受けた際にかかる医療費の自己負担を減らすための仕組みです。
年齢によって自己負担額はそれぞれ違いますが、おおよそ自己負担額1割〜3割の負担で医療を受けることができます。
1-2. AGA治療は医療費控除の対象にもならない
医療費控除という「年間の医療費が10万円を超えたら、医療費控除でお金が戻ってくる」制度があります。
しかし、こちらもAGAはそもそも保険の適用にならないため医療費控除の対象にもなりません。
1-3. AGA治療に保険証は必要ない
AGA治療をする際、保険証は持って行く必要はありません。
保険に入っていることを証明するために保険証を使いますが、AGA治療はそもそも保険の適用にならないため、保険証は使えないためです。
1-4. 皮膚科でも医療保険の適用にならないの?
残念ながら、なりません。
どこで治療を受けるかではなく、「厚生労働省が定めた医療保険が適用される病気」に当てはまる病気と診断されなければ、保険の適用にはなりません。
皮膚科でもAGA治療はできるの?
なお、一部の皮膚科ではAGAの治療薬を処方してもらうことは可能です。
皮膚科でも、一部の皮膚科ではAGA治療薬を処方してくれるところもありますが、数としては多くはなく、皮膚科に行くメリットがないためおすすめしません。
| 皮膚科 | AGA専門クリニック | |
| 薄毛の専門性 | △詳しくない医師もいる | ◎専門医なので精通している |
| 治療内容 | △薬を1種類しか置いていないところも多い | ◎薬も豊富で、サプリなど別の治療も豊富 |
| 無料カウンセリング | △大半の病院でやっていない | ◎無料カウンセリングを受けられる |
| 価格(プロペシア) | △割高なケースが多い | ◎比較的安く処方される |
そして、AGAクリニックというと治療費が高そうなイメージがあるかもしれませんが、AGA治療については皮膚科よりもクリニックの方が安いのです。
皮膚科では専門的な知識を持っていない医師も多いので、治療にはAGAクリニックに行くようにしましょう。
AGAと医療保険についてのポイント
- AGAは医療保険の適用にならない
- AGAは医療費控除の対象にならない
- 皮膚科でも医療保険の適用にならない
2. 抜け毛の症状で医療保険の対象になるケース
AGAは医療保険の適用になりませんが、抜け毛や脱毛症の中でも、”病気である”とされる症状だった場合は医療保険の適用になります。
ごく稀ですが脱毛を引き起こす可能性のある症状が2つあります。
もし抜け毛以外に、体調に変化がある場合は下記の2つの病気を疑いましょう。これらであればその治療のために保険を適用できるケースがあります。
| 病気 | 特徴 | 行くべき病院 |
| 円形脱毛症 | 10円玉サイズの円形に脱毛班がある場合 | 皮膚科 |
| 甲状腺機能障害 | 倦怠感、疲労感、むくみなどの症状がある人、側頭部が薄くなっている人 | 内科 |
円形脱毛症は部分的に円形の脱毛が起こる症状なので、わかりやすいとは思いますが、もし気になる方はこちら『世界一詳しい円形脱毛症の完全ガイド|原因から治療法までプロが解説』の記事を参考にしてください。
甲状腺機能障害が原因の薄毛については、こちらで『側頭部が薄毛になった時に疑うべき5つの症状と症状別対処法』少し解説していますので、気になる点がある人はご覧ください。
どちらの場合も、1度AGAクリニックで診察してもらえば、これらに当てはまっているのかを教えてもらえます。
これらは、厚生労働省が定めた医療保険が適用される病気に含まれるため保険の適用になります。
また、年間を通して治療費が10万円を超える場合は医療費控除も受けられるので、領収書・処方箋・診断書は残しておきましょう。
3. AGA治療に医療ローンは使えるの?
多くの人がおこなうAGA治療は、1ヶ月あたり1万円以下で済んでしまうので、医療ローンを組むようなことはありません。
しかし、下記のようなより先進的で高度な治療をおこなう場合は、医療ローンを組むケースもあります。
- 頭皮に薬を注入する(メソセラピー)
- 手術で毛を植える(植毛)
それぞれ下記のような治療で、一般的に治療薬で効果が出なかった時や、AGAが進行している時に行う治療です。
| 高度な治療 | 概要 | 費用の目安 | |
| メソセラピー | 注射や超音波、レーザーなどを使い患部に直接育毛成分を浸透させる治療法 | ¥14,800〜150,000/1回 | |
| 植毛治療 | 毛が生えなくなった箇所に自身の髪を植え付ける | ¥330,000/1回〜 | |
上記のような治療は、1回あたり数万円〜数十万円の費用がかかり、治療によっては何度かおこなう必要があるため、治療費は高額になります。
ただ、多くのAGAクリニックでは、医療ローンを利用でき、月々1万円〜1万5000円程度に設定されていることが多いです。
AGAの治療薬で改善しなかった場合や、なるべく確実に早く効果を得たいという人が受ける治療ですので、まだ治療を初めていない人は気にする必要はありません。
4. AGA治療費を安く抑えるコツとおすすめのクリニック
クリニックでの治療費は高額で、かつクリニックによって治療費が大きく異なります。
そこで、余計なオプションやクリニック独自の治療法などの費用が高くなる可能性があります。
費用を抑えたい方は、初診費用を安く抑えるために以下の4つのポイントを覚えておきましょう。
- 予算を決めて、それ以上の治療法は即決しない
- ジェネリック薬がないか確認する
- 「まずはカウンセリングだけ」と申し込み時に伝えよう
- 複数のクリニックの無料カウンセリングを受ける
コツ1. 予算を決めて、それ以上の治療法は即決しない
事前にいくらまで支払いができるのか、どんな治療を受けたいかイメージした上でクリニックに行きましょう。
クリニックでは数千円から治療を始められますが、中には「あなたのために」と数万円の治療を提案されることがあります。
しかし、下記の理由で、想定した以上の治療法をすぐに決めきるのはおすすめしません。
- 本当に必要なのか、じっくり考えるべき
- 他のクリニックではもっと安くその治療を受けられるかもしれない
想定予算を超える治療を提案された場合は「あまりに高いので、1度家族に相談したい」と結論を先延ばしにしましょう。
少なくとも、ここで紹介したところは、断っても営業してきたという噂は聞きませんし、次断りにくいと思ったら別のクリニックに行けばいいだけです。
コツ2. ジェネリック薬がないか確認する
先発医薬品に比べて安い傾向があるため、費用を安く抑えたい人は、ジェネリック薬を処方してもらえるか聞いてみましょう。
ジェネリック薬とは?
新薬の特許が切れた後、薬の成分は全く同じで臨床試験を簡易化して安くした薬のことです。
効果はほとんど新薬と同じことが国に認められていて、価格が抑えられています。
「価格の安いジェネリック薬(後発医薬品)でも良いですか?」と確認してくれるところもありますが、たまに、新薬をそのまま処方される場合がありますので、もし確認されなかったら聞いてみましょう。
コツ3. 「まずはカウンセリングだけ」と申し込み時に伝えよう
「治療費を聞いてから始めたい」とカウンセリングだけ受けて判断したい方は申し込み時にその旨を伝えておきましょう。
ネットでの申し込みが基本ですが、その際備考欄などに下記のように「まずはカウンセリングだけ」と書いておきましょう。(電話の場合も下記の内容を伝えましょう。)
初めてのAGA治療のため、まずは無料カウンセリングのみ希望します。
費用やリスクをしっかり聞いて、納得ができたら治療に入りたいです。
事前に、あなたのスタンスを知っておいてもらうことで、あなたにあった説明・提案を受けやすいです。
コツ4. 複数のクリニックの無料カウンセリングを受ける
クリニックによって提案される治療内容は違う可能性があり、そうなると費用も大きく変わってきます。
無料カウンセリングだけで、治療を断ることも可能ですので、いくつか行って信用できるクリニックを探すのがおすすめです。
治療費が安くおすすめのAGAクリニック
AGAクリニックでは、まず治療薬を使ってはじめていくことが多いです。
そのためなるべく治療薬が安いクリニックに行くことをおすすめしています。全国にある30以上のクリニックを比較した結果、立地や価格、治療の豊富さの観点で最もおすすめだったのが、『AGAスキンクリニック』です。
このクリニックであれば全国60箇所以上に拠点を持ち、安いので、迷ったらここがおすすめです。
最もおすすめの『AGAスキンクリニック』

「AGAスキンクリニック」は、AGA治療専門のクリニックを最も多く出している最大手です。
完全無料のカウンセリングがあり、治療ができるかの検査まで無料でしてもらえるので、「まずは相談だけでも」という方には特におすすめです。
治療内容も豊富なので、薄毛治療をこれからはじめる方だけでなく、色々試したけど効果がなかった人まで、全ての方が使うべきクリニックです。
クリニック内は、診察から会計まで完全個室が徹底されていて、プライバシーの配慮がしっかりされているのも嬉しいポイントです。
| 主な治療薬の料金 | フィナステリド:3,700円~ デュタステリド:5,300円~ ミノキシジル内服:11,000円 ミノキシジル外用:6,800円 |
| 初回カウンセリング、毎回の診察料 | 無料 |
| 治療内容 | 投薬、メソセラピー、植毛など薄毛治療のほぼ全てに対応 |
| 診察時間 | 10:00~14:30/15:30~22:00 年中無休 |
AGAスキンクリニック公式ページ
家の近くにAGAクリニックがないんだけど..
もし、「近くにAGAスキンクリニックがない」「病院に行くのが面倒」という場合は、最近は「スマホ」で家にいながら診療を受けられるサービスがあります。
それは『DMMオンラインクリニック』というクリニックで、スマホでの無料カウンセリングののち、希望がある場合は治療薬を郵送で送ってもらうことができます。
内服薬は1ヶ月あたり2,000円台〜なので、とても安価です。
DMMオンラインクリニック公式ページ:https://clinic.dmm.com/
上記公式ページから予約すれば、予約した日時にクリニックと電話できるようになります。予約すれば待ち時間もほとんどありません。
5. AGAクリニックで受けられる3つの治療と費用目安
AGAクリニックで受けられる治療は、大きく以下3つがあります。
- 薬の処方
- 頭皮に薬を注入する(メソセラピー)
- 手術で毛を植える(植毛)
割高だったり、不要な治療を避けるためにも、主な治療と料金相場については理解しておきましょう。
5-1. 薬の処方
クリニックに初めていく方がまず案内されるのが薬の治療で、ほぼ全てのAGAクリニックで受けることができます。

薬のラインナップはどのクリニックも大体以下の通りで、共通しています。
| 効果 | 料金 | ||
| 飲み薬 | プロペシア(フィナステリド) | 薄毛の進行を止める | 3,000~5,000円/月 |
| ザガーロ(デュタステリド) | 薄毛の進行を止める(より効果が強い) | 6,000~9,000円/月 | |
| ミノキシジル | 発毛を促進する | 6,000~8,000円/月 | |
| 塗り薬 | ミノキシジル | 発毛を促進する | 5,000~10,000円/月 |
まずは、プロペシアのような薄毛の進行を止める薬を処方され、必要であればミノキシジルを併用していくパターンが多いです。
プロペシアだけの処方で、毎月3,000~5,000円で済む場合もあれば、併用すると、高くて20,000~25,000円になることもあります。
これらの成分は、どれも半年以上の臨床試験で正式に効果が認められていて、薄毛の改善が期待できます。
・プロペシア:3年続けることで約8割の人の薄毛が改善(浜松町第一クリニック公式)
・ザガーロ:プロペシアの1.6倍の発毛効果がある(浜松町第一クリニック公式)
・ミノキシジル:半年以上続けると、約9割の人が薄毛の改善を実感(大正製薬公式)
副作用は大丈夫?
副作用の可能性はありますが、風邪薬と同じで、あっても100人に1~5人のものが多く、気にしすぎる必要はありません。
AGA治療薬の主な副作用をまとめると、以下の通りです。
| 副作用 | |
| プロペシア(フィナステリド) | ・男性機能の低下(EDや性欲の減退、精液の減少) ・肝機能障害 ・うつや気力の低下 |
| ザガーロ(デュタステリド) | |
| ミノキシジルの内服薬 | ・多毛症(腕や足などの体毛が濃くなる) ・胸の痛み ・動悸・息切れ ・むくみ |
| ミノキシジルの外用薬 | ・塗った部分のかゆみ、炎症 ・頭痛 |
持病があったり、副作用が不安な方は、最初の診察で医師にしっかり伝えて確認をとりましょう。
また、全てに共通して、治療を始めて数ヶ月で抜け毛が増える「初期脱毛」が起こることがあります。
これはヘアサイクルが正常に戻り、元気な毛に生え変わる反応とされていて、気にする必要はありません。
5-2. 頭皮に薬を注入する(メソセラピー)
注射やレーザーを使い、頭皮に直接AGA治療薬などの、薄毛に効く成分を注入する「メソセラピー」という治療もあります。

引用元:AGAスキンクリニック
薄毛治療の特急券のような存在で、飲み薬や塗り薬に比べて効果が高く、結果が出るのも早いとされています。
薬での治療がうまくいかない方や、薄毛がかなり進行した方が、クリニックで案内されることが多いです。
ただ、料金は一回あたり3~8万円と、投薬治療に比べてかなり高くなります。
毎月数回の施術を半年以上は続ける必要があり、年間で100万円をこえるケースもあるので、まずは投薬治療から始めるのがおすすめです。
5-3. 手術で毛を植える(植毛)
後頭部から自分の毛を採取し、それを薄毛の部分に植える「植毛」という治療もあります。

引用元:親和クリニック
ツルツルになった部分へも移植できるので、これまでの治療法で効果が出ないくらい薄毛が進行した人にもチャンスがある治療法です。
移植するのはAGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の髪なので、半永久的に生え、抜けても生え変わることができます。
ただし、費用は高額で、数十万、数百万円を覚悟しなければいけません。希望する際は必ず複数のクリニックに行き見積もりを取るようにしましょう。
6. さいごに
これまでAGA治療が保険適用にならない理由や、少しでも安く治療を受けるコツなどについて詳しくお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
AGAと医療保険についてのポイント
- AGAは医療保険の適用にならない
- AGAは医療費控除の対象にもならない
- 皮膚科でも医療保険の適用にならない
少しでも治療費を抑えたい人は、本ページを参考に治療法に目星をつけた上でクリニックを受診するとよいでしょう。おすすめは『AGAスキンクリニック』です。
あなたのAGAが改善することを心から祈っています。















