10円の形にハゲてしまったら「これ治るのかな?」「ストレス溜まりすぎなのかな?」と不安になってしまいますよね。
実は、10円ハゲはほとんどの人は、放っておいても自然に治ることが多い症状ですが、進行具合によっては、まれに治療が難航してしまうこともあるので注意が必要です。
このページでは育毛アドバイザーとして過去に1000人以上の育毛のお手伝いをしてきた筆者がハゲの原因や対処法を以下の流れで紹介していきます。
このページを読んでいただければ、10円ハゲでお悩みの方が原因や治療法の知識がつき不安が軽くなることでしょう。
<10円ハゲとは?>
10円ハゲとは、円形脱毛症の総称のことで、自己免疫疾患が原因と考えられていますが、詳しいことはまだ解明されていない症状です。円形脱毛症の人の特徴として、爪に横筋が入ったり、たくさんの凹みなどの症状が出ている場合もあります。
1. 10円(円形脱毛症)ハゲの5つの種類
10円ハゲ(円形脱毛症)は一般的にストレスによるものだという認識が広まっており、「ストレスには強いと思っていたのに」と少し落ち込んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
円形脱毛症の発症率は1〜2%、およそ100人に1人か2人と言われており、下記の方のように円形脱毛症に悩む人は非常に多いです。
出典:yahoo知恵袋
10円ハゲ(円形脱毛症)の原因はストレスだけではありませんし、初期段階であればすぐに治る可能性があるので落ち込む必要はありません。
そして安心してください。初期症状の人の場合は80%の人は1年以内に治ると言われています。
しかし、進行が進むとどんどん治療も難しくなっていきますので注意が必要です。10円ハゲ(円形脱毛症)には進行度やハゲ方によって下記の5種類がありますので、どれに当てはまるか順番に見ていきましょう。
円形脱毛症の種類 | 症状 | 治療に要する期間 | 特徴 |
単発型 | 一箇所から数カ所に渡って、円形に脱毛してしまう症状 | およそ1年以内 | |
多発型 | 2箇所以上が円形に脱毛し繰り返し発症してしまう症状 | およそ半年から2年 | |
全頭型 | 多発型の円形脱毛症が進行していき頭全域に渡って髪が抜けてしまう症状 | 症状の改善が進まなかったり、改善しても再発したり、治療に長期間にわたるケースが多い | |
汎発型 | 全頭型の円形脱毛症がさらに進行し全ての髪が抜けきってしまう症状 | 症状の改善が進まなかったり、改善しても再発したり、治療に長期間にわたるケースが多い | |
蛇行型 | 円形脱毛症の一種で、脱毛が帯状に進行していく症状です。 | 数年かかるケースが多い |
症状が重くなるにつれて、治療に時間がかかるので円形脱毛症を発症したらはやめに病院の診断を受けることをおすすめします。
2. 10円ハゲ(円形脱毛症)の4つの原因
10円ハゲ(円形脱毛症)を発症する主な原因は下記の4つです。
- 自己免疫異常
- アトピー
- 精神的ストレス
- 出産
10円ハゲを発症した場合、なるべくはやく病院に行くことをおすすめしますが、原因がわかるだけでも安心につながり、精神的な負担も軽減できるので、それぞれの原因について見ていきましょう。
① 自己免疫異常
自身の免疫機能が異常をきたし、自分自身の細胞を攻撃してしまう疾患です。通常は体に入ってきた異物を攻撃するはずの機能が、毛根の細胞を異物と認識してしまい攻撃されてしまうために発症すると考えられています。
なぜ自身の細胞を間違えて攻撃してしまうのか詳しい原因はまだ明らかになっていませんが、免疫力の低下、ホルモンバランスの崩れ、ストレスなどが原因のひとつとして考えられています。
② アトピー
実は、円形脱毛症患者の方の中で、40%以上の人がアトピー性疾患を持つとされています。また、家族や血縁関係がある人にアトピーの素因を持つ人がいると円形脱毛症になりやすいと言われています。遺伝的な要因があると考えられています。
③ 精神的ストレス
精神的なストレスを長期間にわたり受け続けると、血管が収縮し頭皮への血行が悪くなります。血液によって髪に必要な栄養素が運ばれるため、血管が収縮し血行が悪くなることで髪の成長が阻害されハゲに繋がると考えられています。
また、精神的なストレスは免疫系統や、ホルモンバランスが崩れるきっかけになるため、さまざまな要因と結びついています。
④ 出産
妊娠中は女性ホルモンの働きが増加するため、髪の生え変わりの周期が変化します。出産するとホルモンの働きがまた変わり、一気に多くの髪が抜ける時期に入ってしまうために、出産後に脱毛してしまいます。それによって、前髪や分け目、全体的に薄くなるなどの症状となってしまいます。
その中で円形脱毛症を発症するケースもあります。また、出産などによる生活の変化がストレスとなり円形脱毛症となっているケースもあります。
3. 進行度によって異なる10円ハゲ(円形脱毛症)の治療法
円形脱毛症は細かい原因がはっきりとは明らかになっていません。しかし、効果がある治療法が確立されていますので、進行度に合わせた治療がなされます。
軽度の場合は自然治癒する可能性もありますが、症状が重くなっていく可能性もあるのですぐに皮膚科で診てもらいましょう。
ちなみに、10円ハゲ(円形脱毛症)は男性型脱毛症(AGA)と違って保険の適応になるので安心です。
3-1. 軽度(脱毛面積が25%未満)
軽度の症状で、発症してから半年未満の場合は、ステロイド剤などの外用薬を使ったり、抗アレルギー薬などの内服薬で治療します。
軽度の症状で、発症から半年以上経っている場合は、下記の5つのような治療を行っていきます。
- ステロイド局所注射 ・・・ステロイド剤を注射する治療法
- 局所免疫療法 ・・・薬剤を局部に塗りかぶれさせることで毛根を攻撃しているリンパ球を薬剤の方に集中させる治療法です。
- 冷却療法 ・・・ドライアイスを定期的に患部にあてる治療法
- PUVA療法 ・・・紫外線をあて毛根を攻撃しているリンパ球の働きを抑える治療法
- スーパーライザー療法 ・・・特殊な紫外線をあてて自律神経を刺戟する治療法
3-2. 重度(脱毛面積が25%以上)
重度の症状で、発症してから半年未満の場合は、外用薬、内服薬、処置療法とあわせて、下記のようなステロイドパルス療法やステロイド内服が行われます。
発症してから半年以上経っている場合は、局所免疫療法を中心とし、外用薬や内服薬、処置療法を併用しながら治療していきます。
- ステロイドパルス療法 ・・・入院し点滴でステロイド剤を体内に注入する治療法
- ステロイド内服 ・・・ステロイド剤を服用する治療法
実は円形脱毛症ではないってこともよくある…
はっきりと円形に髪が抜けてしまっているものは円形脱毛症とみてまず間違いないのですが、「円形脱毛症ではなく、加齢や遺伝による男性型脱毛症(AGA)あるいはFAGAすなわち一般的なハゲだった。」というケースもよくあります。
その場合、放置しておくと、まだまだ髪が薄くなってしまう可能性があるため、もしまだ、「円形脱毛症かどうかわからない」という場合は、皮膚科ではなく薄毛専門のクリニックでの治療が必要です。
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4. さいごに
10円ハゲ(円形脱毛症)の種類、原因、治療法などについて詳しくお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
10円ハゲ(円形脱毛症)の原因は主に下記の4つです。
- 自己免疫異常
- アトピー
- 精神的ストレス
- 出産
症状が軽い場合は自然治癒する可能性もありますが、症状が重くなっていくと、治療に何年もかかったり、治療が難航する可能性もあるので、すぐに皮膚科で診てもらいましょう。
あなたの頭の悩みが少しでも改善することを心から願っています。
10円ハゲができました。原因は分からないのですが、一つだけわかるのはそのハゲた頭皮の部分にはしこりのようなものがあるということです。
こんもりと頭皮が膨れている感じです。
もう2.3週間経ちますがまだ治りません。
手術しないと治らないでしょうか…?