単なるかゆみだと思って放置しておくと、症状が悪化して、フケや抜け毛などに繋がることもあります。
このページでは頭皮ケアアドバイザーとして1000人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、頭皮のかゆみについて下記の流れで紹介していきます。
- 頭皮のかゆみはあらゆるトラブルの兆候!
- 頭皮のかゆみの3つの原因
- 頭皮のかゆみは病気や感染症が原因である可能性も
- 頭皮の乾燥が原因のかゆみに対処する方法
- 頭皮の皮脂が原因のかゆみに対処する方法
- 最終的には皮膚科?それとも市販の薬?
このページを読んで頂くことで、頭皮のかゆみの原因がわかり、正しく対処できるようになるでしょう。
1. 頭皮のかゆみはあらゆるトラブルの兆候!
頭皮にかゆみを感じると悩みを抱えていませんか?かゆみが激しいと集中力も奪われて困りますよね。
頭皮にかゆみが生じているということは、皮膚で炎症が起こっている証拠ですので、悪化すると、かゆみだけでなく下記のような症状も併発してしまう可能性もあるため注意が必要です。
- 湿疹
- フケ
- ニキビ
- 薄毛
以上のような症状を引き起こさないためにも、なるべく早めに対策をしましょうね。
ただし、多くの人がかゆみの原因がわからないまま対策をしてしまうことで、症状を悪化させてしまっているケースもありますので、まずは、頭皮がかゆくなる原因から理解しましょう。
2. 頭皮のかゆみの3つの原因
頭皮のかゆみの原因は大きく分けると下記の3つです。
- 乾燥
- 過剰な皮脂
- 外部からの刺激
それぞれどのようにしてかゆみに繋がるのかについて、紹介していきます。
頭皮が正常な状態
頭皮からは常に皮脂が分泌され、皮膚に住む常在菌とうまく協力しながら皮脂膜をつくり、外からの刺激から頭皮を守るバリアのような役割を持っています。(上図は常在菌がバリアを作るまでのイメージ図です)
しかし、皮脂の量、頭皮の乾燥、外部からの刺激などによって、頭皮環境のバランスが崩れると頭皮に炎症が引き起こされ、かゆみになります。
① 乾燥
頭皮は通常、皮脂膜によって外部の刺激をバリアし、皮膚表面の保湿を担う機能を守っています。
しかし、外部からの刺激が強すぎる場合、頭皮の皮脂膜のバリア機能が弱まり、外部からの刺激に敏感になります。
それによって、保湿を担うセラミドの保湿機能などが弱まり、水分が蒸発して失われ乾燥していきます。
主に、頭皮の乾燥に繋がるものは下記のようにたくさんあります。
- 体質
- 皮脂を洗い流しすぎている
- ストレス
- 栄養不足
- パーマやカラー
- 紫外線
- ドライヤーの熱
- 洗髪の仕方が間違っている
- 加齢
それぞれあなたの行動を思い出しながら、乾燥に繋がる行動をしていた場合は、見直すようにしましょう。
詳しい対策は後ほど紹介します。
② 過剰な皮脂
頭皮の皮脂が過剰になることで、頭皮に住む常在菌とのバランスが崩れ、その皮脂が頭皮に刺激になります。
頭皮の皮脂が過剰になる要因としては下記のようなことが挙げられます。
- 食べ過ぎ(脂っぽい食事)
- ストレス
頭皮の皮脂は食生活や生活習慣などによって、過剰になったり、ストレスなどによっても皮脂の量が増えることがあります。
また、皮脂は適度に頭皮に残っている方がよいのですが、皮脂の量が多い人はシャンプーなどで洗い流されず残った皮脂に、さらに皮脂が積み重なり、皮脂の量が多くなりすぎることでかゆみの原因になることもあります。
③ 外部からの刺激
頭皮は常日頃から、刺激を受けやすい場所です。
皮膚は外部から刺激を受けると、炎症やかゆみなどの症状が生じることがあります。また、外部からの刺激は、それそのものがかゆみを引き起こすこともありますし、頭皮環境を乱し、乾燥しやすい状態にもしてしまいます。
かゆみに繋がる外部からの刺激としては下記のようなものが挙げられます。
- 紫外線
- カラーやパーマ
- シャンプーやコンディショナーの成分
- 頭皮の保湿ケア用品(化粧水)
3. 頭皮のかゆみは病気や感染症が原因である可能性も
頭皮のかゆみは、皮脂や乾燥などが原因で生じている場合は、自然に治る場合もありますが、実は病気や感染症などの可能性もあります。
病気や感染症と診断される症状としては主に下記の4つがあります。
病名 | 特徴 | 概要 |
脂漏性皮膚炎 | 頭だけでなく、眉、耳、鼻などの周りにも赤みが出る | 皮脂が多く分泌されることによって常在菌であるマラセチア菌が繁殖し刺激となることで、赤み、かゆみ、フケなどの症状が出る |
白癬菌(しらくも) | 楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)が出る | 白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。 |
乾癬 | 皮膚が少し盛り上がり、赤い発疹、フケのようなうろこ状の鱗屑 | 原因不明の皮膚疾患で、血管が拡張し皮膚の新陳代謝が通常の10倍以上の速度で進むため、皮膚が剥がれ落ちていく |
しらみ | 髪の根元に白い卵がある、髪をかき分けると虫がいる | 髪の根元付近に卵を産み、フケと間違われることもある寄生虫で、かゆみを引き起こす |
中には人から人へうつってしまうものもあるため、かゆみが強い場合や、フケなどの症状もある場合はなるべく皮膚科で診断を受けることをおすすめします。
皮膚科であればどこでも問題ないので、お近くの通いやすいところを探して行ってみましょう。
参考までにそれぞれの症状について紹介しておきます。
① 脂漏性皮膚炎
出典:Yahoo知恵袋
脂漏性皮膚炎の原因は皮脂が原因です。皮脂が分泌され、その皮脂に菌が異常繁殖することで炎症を引き起こしている症状です。皮脂が原因のかゆみが激しくなって悪化した場合、脂漏生皮膚炎まで悪化してしまう可能性があります。
特徴としては、頭皮だけではなく、耳の周りや眉毛や鼻など、皮脂線が多いところにも赤みが出たり、皮膚が剥がれる症状が起こることです。
脂漏性皮膚炎は、抗菌・抗真菌薬を使って、菌の増殖を抑えたり、ステロイドによってかゆみや炎症を抑えることで治療をします。
② 白癬菌(しらくも)
出典:https://bandh.org/shirakumo.html
白癬菌(しらくも)が原因でかゆみになっている可能性もあります。
白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでかゆみが発症します。
汗や皮脂などで湿気があるところを好み、春から夏に向けて発症しやすくなります。
楕円形に髪が抜け、フケのような鱗屑(りんせつ)ができます。脂性のフケや円形脱毛症などとも間違えられやすいです。
③ 乾癬(かんせん)
出典:https://www.kansen-partners.jp/psoriasis-hairsalon/hairsalon01
乾癬とは、皮膚が少し盛り上がって、皮膚に赤っぽい発疹やかゆみが生じ、その上にフケのようなうろこ状の鱗屑が剥がれ落ちていく皮膚疾患です。
乾癬は人に移るものではありませんが、白癬菌のようにうつるフケと混同しがちなので、皮膚科に行って診断してもらいましょう。
④ しらみ
出典;https://www.kosodate-ryouhin.co.jp
髪の毛の根元に卵をうむ寄生虫で、成虫になると頭皮から血を吸います。
しらみはとてもかゆみがひどく、掻きむしってしまうことで、フケのような症状が出ることもあります。
主に子供が感染しやすいですが、大人も感染する可能性があります。対策としては、頭についた卵を丁寧に1つずつ取っていくことや、駆除シャンプーで対処することができます。
4. 頭皮の乾燥が原因のかゆみに対処する方法
頭皮の乾燥が原因のかゆみは、頭皮が乾燥しないように、日頃から気をつけることが重要です。
頭皮の乾燥を防ぐために効果的な対策を1つずつ紹介していきますので、ぜひ実践してみてください。
① シャンプーの仕方を見直す
本来、38℃のお湯だけでも皮脂や汚れは8割落ちると言われており、ゴシゴシと頭皮に物理的な刺激が加わることで、頭皮環境が乱れることがあります。
シャンプーはお湯の温度や、洗髪の仕方など、意外と正しいやり方ができていない人も多いです。
下記の5つのポイントに注意しながら丁寧に洗髪をしましょう。
また、お湯の温度に気をつけながら、頭の汚れを洗い流すよりも、シャンプーやリンスを頭に残らないようにすすぎに気をつけることが重要です。
シャンプーやリンスなどのすすぎ残しにより、頭皮に刺激となり、頭皮環境が乱れるためです。
② ドライヤーの仕方を見直す
「頭皮が熱い」と感じるまでドライヤーをあててしまったり、ドライヤーを必要以上に頭皮に近づけたりしていませんか?
ドライヤーの熱はとても温度が高く、頭皮の水分を急激に奪うため、乾燥に繋がります。
できるだけ頭皮に負担がかからないために、ドライヤーをする際のポイントをご紹介します。
過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は、冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。
頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してターンオーバーが乱れる原因になります。普段、乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。
③ 食生活を見直す
外食などが多くなり、食は偏っていませんか?また、過度なダイエットにより栄養は不足していませんか?
頭皮では常に新しい皮膚が作られ、生まれ変わっていますが、ビタミン、ミネラルなど必要な栄養が不足することで、新陳代謝の乱れに繋がります。
栄養不足によって、皮膚の新陳代謝が正常に行われず、バリア機能や保湿機能が弱まるためです。
下記の表は皮膚の再生などに重要な栄養素と食べ物の表です。
栄養素 | 効果 | 食べ物 |
ビタミンA | 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する | いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん |
ビタミンB | 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える | 豚肉、レバー、卵、豆類 |
ビタミンC | コラーゲンの合成、抗酸化作用 | レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン |
ビタミンE | 血行促進、新陳代謝の活発化 | 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ |
セラミド | 皮膚を保湿する成分 | 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ |
リノレン酸 | 細胞分裂の補助 | えごま、大豆、小麦、柿 |
亜鉛 | 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 | 牡蠣、牛肉、たらこ、卵 |
基本的に、肉や野菜などのバランスの良い食事を心がけることが重要です。
上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。
④ ストレスケアをする
ストレスによって、肌荒れなどを起こす人もおられると思いますが、ストレスによってホルモンバランスが乱れることで、血行不良になり、皮膚の新陳代謝に必要な栄養素が不足するためです。
また、ストレスによって栄養素を多く消費するため、皮膚の再生に必要なビタミンなどが不足し、頭皮の新地代謝の悪化に繋がります。
ストレスは簡単に取り除けるわけではありませんし、ストレスが全て悪いわけではありませんが、これから紹介するトレス対策を参考に、ケアをするようにしましょう。
対策1) ストレスを和らげる
あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の7つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいかもしれません。
- 太陽の光を浴びる
- 森林浴をする
- 散歩
- 入浴
- 瞑想
- ハーブティーを飲む
- 人に相談する
対策2) 睡眠の質を高める
睡眠はストレスを溜め込まないための最も効果的な対策です。
特に22時〜2時は成長ホルモンが活発に分泌され、頭皮の合成や新陳代謝も活発になる時間帯であるため、なるべくこの時間帯に睡眠をとることを心がけましょう。
1日6時間以上寝ることがベストですが、1時間半サイクルで睡眠をとると睡眠の質を高めることができると言われており、4時間半、6時間、7時間半などのサイクルを意識しながら睡眠の質を高めてみましょう。
睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの画面を見ない、ホットミルクを飲む、ストレッチをするなども効果的と言われています。
⑤ 頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは、頭皮を柔らかくして血行を良くすることができます。
頭皮マッサージをすることで、頭皮の血行がよくなり、頭皮の新陳代謝を活発にすることができると言われています。
この基本的な動作と、このページで紹介するポイントを意識しながら、あなたの気持ち良いと感じる部分をマッサージしてみましょう。
この動画では指を丸く円を書くように動かしたり、包み込むように引っ張ったりする方法を紹介しています。
これまでの頭皮マッサージで指を動かすバリエーションをまとめると下記の4つです。
- 指でグーっと押す
- シワを押上げる
- シワを押し上げるようにしつつ、円をかきながら動かす
- 頭全体を包むようにし、引っ張り上げる
これらの動きを参考にしながら頭のシワを動かしましょう。
こちらの記事「5分でできる!世界一簡単な頭皮マッサージの方法と全注意点」で詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。
⑥ 紫外線対策をする
頭皮が紫外線を浴びることによって皮脂が酸化し、酸化した皮脂が頭皮を刺激します。
酸化された皮脂や、紫外線の刺激によって頭皮のバリア機能が弱くなり、乾燥に繋がります。
特に夏場は帽子などで紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。なお、帽子をかぶる際は、蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう
⑦ カラーやパーマは控える
乾燥しやすい人は、パーマやカラーの頻度を抑えるか、行わないようにしてみましょう。
パーマやカラーをする際は美容師さんにあらかじめ乾燥体質であることを伝えることで、頭皮を保護するクリームなどを塗ってから、パーマやカラーをしてもらえる場合があります。
⑧ アミノ酸シャンプーに変える
頭皮の皮脂を洗い流しすぎると、頭皮が刺激を受けやすくなり乾燥に繋がります。
特に1000円以下のシャンプーなどは、食器用洗剤並みに洗浄力が強いとも言われているほどです。
シャンプーには界面活性剤(水では落とせない汚れをとる成分)の種類によって下記のように、硫酸系、石鹸系、アミノ酸系と種類があります。
ドラッグストアで1000円以下、あるいは1000円前後で販売されているシャンプーのほとんどは硫酸系、石鹸系のシャンプーで洗浄力が強いです。
界面活性剤の種類 | 刺激の強さ | 価格 | 備考 |
硫酸系 | × 強い | 1000円以下 | 1000円以下のシャンプーはだいたいこれ |
石鹸系 | △ 中位 | 1000円以下 | 石鹸カスが頭皮に残りやすい |
アミノ酸系 | ◯ 弱い | 2000円以上 | 洗浄力が適度で頭皮に優しい |
あくまでも目安ですが、2000円以上のシャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤を使っており、洗浄力が優しいです。(高ければいいというわけではないのでご注意を!)
乾燥体質の人はアミノ酸系のシャンプーを使うことで皮脂を落とし過ぎないようにすることができます。おすすめは『haru ”kurokamiスカルプ”』というシャンプーです。
『haru ”kurokamiスカルプ”』
『haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加のシャンプーで、今、女性に大人気のアミノ酸シャンプーです。
頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮に優しくフケのケアにも最適です。髪の仕上がりもスルスルとなめらかな仕上がりになります。
ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど、頭皮にお悩みの方が大絶賛するシャンプーです。
- 定期購入(2ヶ月毎): ¥3,256/400ml ←1ヶ月あたり1,584円!
- 通常:¥4,070
- 特徴: アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン
haru「kurokami スカルプ」公式ページ
⑨ 湯シャンを試す
シャンプーを使わず、お湯だけで洗う「湯シャン」をすることで、皮脂を洗い流さず、皮脂の頭皮を守る力を生かして、乾燥を防ぐことができます。
個人の体質によりますが、乾燥は湯シャンで改善する人もいます。
なお、頭皮がベタつく脂性体質の人は湯シャンで症状が悪化する可能性があるので、注意が必要です。
参考:頭皮のリセットにおすすめ!育毛サロンの無料体験
育毛サロンと呼ばれる、頭皮のエステサロンのようなサロンがあり、そこでは、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、頭皮マッサージを受けられます。
無料体験を行なっているサロンもあり、コスパよく、プロに頭皮を洗浄してもらえます。
例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。
通常は有料でおこなっているコースですが、体験と言いながらも満足できる内容です。無料体験コースがあるうちに1度は行ってみることをおすすめします。
私も行ったことがありますが、頭皮がスッキリしてフケがしばらく出なくなったので大満足でした。
バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/
こういった無料体験のようなものは、「営業が強くないか?」と心配でしたが、そんなことは全くなく、美容室に行って髪を切った後のように、特に営業はなく、和やかな雰囲気のまま帰れました。
5. 頭皮の皮脂が原因のかゆみに対処する方法
頭皮の皮脂が原因のかゆみには、皮脂を除去したり、皮脂が過剰に分泌されないように、体質を改善していく必要があります。
頭皮の皮脂の分泌量を減らしたり、除去するためにおすすめの方法を紹介していきます。
日々の行動に思い当たる点がないか思い返しながら、思い当たる点をできることから改善していきましょう。
① 食事を控える(脂っぽい食事に気をつける)
皮脂の量は食事と密接に関わっています。
皮脂の量は体質にもよりますが、ラーメンやファーストフードなど、脂っぽい食事を多く摂取することで、皮脂を排出しようとして、頭皮の皮脂量も増えます。
また、肥満気味の人も同様に皮脂の量が多い傾向にありますので、特に脂っぽい食事を控えるようにしましょう。
食事に気をつけるだけで、比較的すぐに頭皮の皮脂の量が大きく減るのを感じることができるかもしれませんよ。
② ストレスケアをする
体質にもよりますが、ストレスによってホルモンバランスが乱れると、皮脂の量が多くなることがあります。
下記のようなストレスを軽減すると言われている対策に取り組みながら、自分をいたわってあげましょう。
- 太陽の光を浴びる
- 森林浴をする
- 散歩
- 入浴
- 瞑想
- ハーブティーを飲む
- 人に相談する
睡眠不足は、ストレスを溜め込みやすくしてしまう原因になります。睡眠時間には特に気をつけ、ストレスを感じる場合は、しっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。
③ シャンプーを変える
シャンプーは通常、洗浄力の強いものを使っている人が多いのですが、現代ではシャンプーで皮脂を洗い流しすぎているため、カラダが失った皮脂を補うために過剰に分泌するようになっているとも言われています。
皮脂の洗い残しが原因でかゆみが生じる場合もあるので、なんとも言えませんが、食事などにも気を配れて、皮脂の量が落ち着いてきた人は、洗浄力はそこそこで、刺激 の少ないシャンプーを使うと良いでしょう。
おすすめは『KADASON』という皮脂が多い人に向けて作られたシャンプーです。
『KADASON』
『KADASON』は皮膚科医が監修し、すこやかな頭皮環境のために開発されたこだわりのシャンプーです。
頭皮ケアができる成分が配合されており、頭皮のベタつきやフケ、かゆみに悩む人など、脂漏性皮膚炎でしっかりと頭皮の洗浄が必要な人におすすめです。
頭皮への刺激は優しく、それでいてしっかりと洗えます。筆者もフケに悩んだ時に使っていましたが、1回2回使っただけで頭皮の調子がよくなり、フケが治るまで愛用しました。
- 定期購入(2本): ¥5,245 送料無料
- 通常:¥3,278+送料
- 特徴:抗炎症成分・抗菌成分配合、ベタイン系
KADASON 公式ページ
6. 最終的には皮膚科?それとも市販の薬?
これまで紹介した対策で頭皮のかゆみを改善できる可能性はありますが、もしやってみても改善できない場合や、継続できなさそうだなと感じた場合は、皮膚科か市販の薬を使ってみても良いかもしれません。
6-1. 市販の薬でかゆみは改善するの?
市販薬は頭皮のかゆみや湿疹に対して使うもので、使用すれば、かゆみを改善できる可能性があります。しかし、根本的にかゆみの原因を改善できるわけではありません。
市販の薬は、炎症を抑える、かゆみを抑える、菌の増殖を抑える成分が入っていますが、もし、皮脂の量や乾燥が原因だった場合は、薬の使用をやめたとたんにまたかゆみが出てしまう可能性があるためです。
市販薬を使う場合も、必ずこれまで紹介した対策には取り組むようにしましょう。
6-2. はやめに皮膚科へ
3章でお伝えしましたが、頭皮のかゆみは、病気や感染症の可能性もあります。
病気や感染症が原因で頭皮がかゆい場合は、自然治癒や今回ご紹介した対策では改善できない可能性があります。
そのため、もし、かゆみが激しい場合や数週間症状が改善しない場合は必ず皮膚科に行って一度診てもらいましょう。
7. さいごに
頭皮のかゆみの原因から対策まで詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
頭皮のかゆみは、皮脂や乾燥、外部からの刺激などが原因となって、頭皮環境が乱れ、炎症を起こすことでかゆみとなります。
このページでご紹介した方法を参考にしながら、皮脂や乾燥、刺激などに繋がる行動に注意しましょう。
皮脂が原因のかゆみ対策 | 乾燥が原因のかゆみ対策 |
もし時間が経ってもに改善しない場合は、なるべくはやく皮膚科に行くことをおすすめします。
あなたの頭皮のかゆみが少しでも改善することを心から願っています。