頭皮が赤くなったり、フケが出たり、においが出たりと、脂漏性皮膚炎の対処法が気になっていませんか?
頭皮の脂漏性皮膚炎は完治が難しいと言われたりもしますが、体質からじっくりと改善していくことで、症状を緩和することは難しくありません。
このページでは頭皮ケアアドバイザーとして過去に1000人を超える方にアドバイスを送ってきた筆者が、あなたの脂漏性皮膚炎のお悩みを解決するのに役立つ情報を下記の流れで紹介していきます。
- 頭皮の脂漏性皮膚炎とは?主な4つの症状
- 頭皮の脂漏性皮膚炎を根本的に改善するためにまずすべきたった1つのこと
- 頭皮の脂漏性皮膚炎を改善するために自宅でできる対策8選
- 脂漏性皮膚炎以外でフケ・かゆみ・炎症が起こる4つの病気
- 皮膚科でできる頭皮の脂漏性皮膚炎の治療
- 脂漏性皮膚炎やフケにまつわるよくあるQ&A
本ページを読んで頂くことで、脂漏性皮膚炎を解消するために何をすれば良いかがわかり、改善にグッと近づくでしょう。
1. 頭皮の脂漏性皮膚炎とは?主な4つの症状
脂漏性皮膚炎とは、皮膚で皮脂が過剰に分泌されることで、常在菌(マラセチア菌)が増殖し、刺激となって炎症が引き起こされることをいいます。
脂漏性皮膚炎は、頭皮だけでなく鼻の周りなどにも同じ症状がおこる場合があります。
頭皮の脂漏性皮膚炎の対策を紹介する前に、どんなことが原因で脂漏性皮膚炎になるのか、原因や症状について紹介していきます。
1-1. 頭皮の脂漏性皮膚炎の原因
皮脂は悪いものと誤解をされてしまうこともあるのですが、皮脂は体にとってなくてはならないものです。
頭皮では常に皮脂を分泌し、皮膚表面に存在するマラセチア菌に分解されることで酸化脂肪酸となり、さらに他の菌に分解されることで、さまざまな刺激から皮膚を守るバリアの役割を果たす物質を作っています。
下記の図は皮脂と菌による皮脂の分解のバランスが取れた状態です。
しかし、皮脂が過剰に分泌されることで、菌が増殖し皮膚に刺激をもたらします。この刺激によって頭皮が炎症を引き起こすことで脂漏性皮膚炎となります。
1-2. 頭皮の脂漏性皮膚炎のよくある4つの悩み
脂漏性皮膚炎では赤みなどの症状以外に主に下記の4つのようなことで悩む方が多いです。
- 抜け毛
- かゆみ
- フケ
- におい
脂漏性皮膚炎で、頭皮が赤くなったり、上記のような症状が出る場合があります。
これらの症状は、炎症を抑えることで軽減できますので、もし上記のような症状がひどい場合は皮膚科に相談するようにしましょう。
このページの後半で皮膚科で受けられる治療についても解説していきます。
2. 脂漏性皮膚炎を根本的に改善するためにまずすべきたった1つのこと
頭皮の脂漏性皮膚炎が出ている場合、シャンプーを変えることで症状が改善していく可能性が高いです。
なぜなら、近代では安価で洗浄力の強いシャンプーが普及し、必要な皮脂まで洗い流してしまっています。そのため、皮脂を適度に残せるシャンプーに変えることで、肌への刺激を減らすことができるからです。
シャンプーは星の数ほど販売されていますが、何でもいいというわけではないので、正しいシャンプーの選び方やおすすめについて紹介していきます。
- 正しいシャンプーの選び方
- 洗浄力が強すぎないおすすめのシャンプー2選
2-1. 正しいシャンプーの選び方
あなたがシャンプー選びで重要視すべきポイントについて紹介していきます。ポイントは下記の2つです。
- 硫酸系ではなくアミノ酸シャンプーであること
- 無添加であること
① 硫酸系ではなくアミノ酸シャンプーであること
また、シャンプーは界面活性剤(水では落ちない汚れを落とす成分)によって下記のように種類があります。
界面活性剤の種類 | 刺激の強さ | 価格 | 備考 |
硫酸系シャンプー | × 強い | ◯ 安め 1000円以下 | 1000円以下のシャンプーはだいたいこれ 「ラウリル硫酸◯◯」「◯◯スルホン酸」と表記 |
石鹸系シャンプー | △ 中位 | △ 中位 2000円前後 | 石鹸カスが頭皮に残りやすい |
アミノ酸系シャンプー | ◯ 弱い | × 高め 3000円以上 | 皮脂を落としすぎないので最も良い 「ココイル◯◯」と表記 |
硫酸系のシャンプーは洗浄力が強すぎて、必要以上に皮脂を洗い流してしまいます。一般的に安価に流通しているものがこの硫酸系のシャンプーです。
脂漏性皮膚炎の原因は皮脂によるものですが、ヒトの身体では、この硫酸系のシャンプーの強い洗浄力によって落とされた皮脂を補おうと、皮脂を過剰に分泌し始めることが原因とも言われているほどです。
まず、「ラウリル硫酸◯◯」「◯◯スルホン酸」などと表記のあるものは避け、アミノ酸シャンプーを選びましょう。
アミノ酸シャンプーは洗浄力が強すぎず、とても優しいので安心です。アミノ酸シャンプーは「ココイルメチルタウリンNa」や「ココイルグルタミン酸Na」と表記があります。
注意!アミノ酸配合シャンプーはアミノ酸シャンプーではない!
中には、アミノ酸配合と表記のあるものもありますが、硫酸系の洗浄成分に、アミノ酸を配合しただけのシャンプーなので、騙されないように注意しましょう。
② 無添加であること
一般的に薬局などで買える市販のシャンプーのほとんどは、添加物が含まれています。添加物には刺激性があり、敏感な人はこれらの添加物が入っているだけでも、炎症を引き起こす可能性があります。
添加物とは・・・
シリコン・石油系界面活性剤・防腐剤・人工香料・人工着色料
このような刺激性のある成分が含まれていないシャンプーを無添加と呼んでいます。
無添加のシャンプーを使うことで、刺激を与えないで済むため、無添加であることに越したことはありません。
コンディショナーやリンスに注意!
アミノ酸シャンプーの中には、髪をケアするための成分が入っておらず、ギシギシになってしまうものがあります。まず、天然オイルが入っていて、髪のケアができるシャンプーを選ぶことが大事です。
一般的なリンス、コンディショナーを使っている人も多いですが、髪をスルスルと通りを良くしてくれる反面、頭皮の皮脂を詰まらせ、刺激となってしまうのでおすすめできません。
天然オイルが入っており、頭皮だけでなく、髪のケアもできるシャンプーを選ぶか、成分に安心できるコンディショナーを選びましょう。
2-2. 洗浄力が強すぎないおすすめのアミノ酸シャンプー2選
皮脂を落としすぎず、徐々に体質を改善していくにあたって、まず試していただきたいのが、洗浄力が強すぎず、添加物のような刺激性のある成分も入っていないシャンプーに変えることです。
一般的に、薬局などで1000円以下で販売されているシャンプーは洗浄力が強すぎ、刺激性が高いものが多いです。
そこで、脂漏性皮膚炎を改善するために、先ほどの選ぶポイントを踏まえたベストなシャンプーを2つ紹介しますので、あなたの好みに合わせて、どちらかを選ぶと良いでしょう。
- 『haru ”kurokamiスカルプ”』・・コンディショナーいらず
- 『ハーブガーデン』・・・・コンディショナーとセットでお得
これらのシャンプーを選ぶにあたって、20種類以上のシャンプーの成分を比較しました。気になる人はこのページの最後「アミノ酸シャンプー比較表」で紹介しています。
haru ”kurokamiスカルプ”
『haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られた無添加のシャンプーで、累計50万本を販売達成した今大人気のアミノ酸系シャンプーです。
頭皮に優しいだけでなく、頭皮環境を整える天然成分を多数配合しており、頭皮と髪をダブルでケアしてくれます。きしまないための成分を配合しており、これ一本でリンスもコンディショナーも不要で、艶のある美しい髪を保ちます。
30日間の返金保証がついているので安心してはじめることができますね。
- 定期購入: ¥3,256 (通常¥4,070)
- 特徴: アミノ酸シャンプー、100%天然由来、無添加、ノンシリコン
haru「kurokami スカルプ」公式ページ
ハーブガーデン
『ハーブガーデン』は、天然由来成分無添加100%のシャンプーで、あらゆるメディアや雑誌で紹介され、SNSでも大人気のアミノ酸シャンプーです。
植物由来のオイルや、美容成分がたっぷり入っているので、頭皮を優しくケアしながら、美しい艶のある髪に仕上げてくれます。
ハーブガーデンは定期で購入すると¥2,200(コンディショナーとセットでも¥4,400)と、とってもお手頃価格です。15日間の返金保証もついているので、満足いかなかったときも安心できますね。
- 定期購入: ¥2,200 (通常¥4,400)
- 特徴: アミノ酸シャンプー、無添加、オイル入り
ハーブガーデン公式ページ
3. 頭皮の脂漏性皮膚炎を改善するために自宅でできる対策8選
脂漏性皮膚炎は根本的に治していくためには、皮脂の分泌を適正に戻すために体質を変えたり、菌が増殖しないように気をつけたり、炎症を悪化させないことが重要です。
これから紹介する自宅でできる対策を参考に、取り組んでいきましょう。
- 正しく洗髪する
- しっかりと乾かす
- 睡眠の質を高める
- ストレスを溜め込まない対策をする
- 食べ過ぎない
- 頭部に触れない・掻かない
- 朝シャンはしない
- スタイリング剤は使わない
①. 正しく頭を洗う
これまで、シャンプーについて解説してきましたが、頭を正しく洗えていないことで、炎症に繋がっている可能性もあります。
強く洗いすぎたり、すすぎが甘かったりすると炎症につながります。そこで、頭の洗い方で気をつけるポイントをご紹介します。
これらのポイントに注意しながら、優しくしっかりと洗いましょう。
②. しっかりと乾かす
脂漏性皮膚炎の原因は頭をちゃんと乾かさないことにあるかもしれません。
入浴後、しっかりと髪を乾かさず、湿った状態が長く続くと、頭皮で雑菌が一気に増殖します。皮脂の分泌量が多いことと相まって症状が出ている可能性があるためです。
ドライヤーは熱風なので、使い方にも気をつけなければなりませんが、下記の4つのポイントを参考に丁寧に乾かしましょう。
ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は、冷風にして乾かすことをおすすめします。
頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。
③. 睡眠の質を高める
睡眠不足によって、免疫機能の低下、血行不良、ホルモンバランスの低下など、頭皮や皮膚にとって悪影響を与えるものばかりです。
特に22時〜2時は成長ホルモンが活発に分泌され、頭皮の合成や新陳代謝も活発になる時間帯であるため、なるべくこの時間帯に睡眠をとることを心がけましょう。
1日6時間以上寝ることがベストですが、1時間半サイクルで睡眠をとると睡眠の質を高めることができると言われており、4時間半、6時間、7時間半などのサイクルを意識しながら睡眠の質を高めてみましょう。
睡眠の質を高めるために、就寝前はスマホの画面を見ない、ホットミルクを飲む、ストレッチをするなども効果的と言われています。
④. ストレスを溜め込まない対策をする
ストレスは、睡眠不足と同様に免疫機能の低下、血行不良、ホルモンバランスの低下など、頭皮や皮膚にとって悪影響を与えます。
ストレスの緩和には睡眠が最も簡単で効果的ですが、あなたなりのストレスの発散方法を見つけ、定期的にストレスを発散してあげましょう。
下記の3つはストレスを和らげる効果があると言われているので試してみるといいかもしれません。
- 太陽の光を浴びる
- ハーブティーを飲む
- ヨガ・温泉など
⑤. 食べ過ぎない
皮脂が過剰に出てしまう原因の1つに食事があります。
食事として取り入れた栄養分は、常にエネルギーとして使われ、使われなかった分は脂肪として蓄えられます。
現代では食生活の乱れや、欧米型の食生活により、肥満体型の人も増えていますが、糖分、塩分、脂分の多い食事ばかりだと、皮脂が過剰に分泌されやすくなってしまいます。
揚げ物や肉の脂など、脂っぽい食事だけではなく、白米やお菓子などの炭水化物や糖分の取りすぎも同様に皮脂の分泌に影響します。
まずは、食べ過ぎないようにこころがけましょう。
⑥. 頭部に触れない・掻かない
脂漏性皮膚炎は頭皮に炎症が起こっているということなので、かゆみを感じて頭を触ってしまったり、掻いてしまったりということもあるでしょう。
しかし、炎症を起こしているところに刺激を加えてしまうことで、さらに炎症が悪化する可能性があります。
それによって、さらに抜け毛が増えてしまう可能性もあるため、なるべく触らないように注意しましょう。
⑦. 朝シャンはしない
脂漏性皮膚炎でお悩みの方の中にはベタついた頭皮をすっきりしたいと、朝シャンをするという人もおられますが、シャンプーで頭を洗うことはおすすめしません。
1日に1回でも皮脂を落としすぎがちな状態で、朝シャンまですると逆効果となってしまう可能性があるためです。
⑧. スタイリング剤は使わない
ヘアスタイルを固めるために、スタイリング剤を使用する方も多いですが、スタイリング剤が髪についている間は汗などで流れ、どうしても頭皮に付着し、皮膚に刺激となってしまいます。
また、シャンプーをしてもどうしてもスタイリング剤が頭に残ってしまい、炎症を悪化させるリスクがあるためです。
そのため、脂漏性皮膚炎を発症し、頭皮に赤みがある場合や、抜け毛がある場合は。なるべくスタイリング剤は使わないことをおすすめします。
4. 脂漏性皮膚炎以外でフケ・かゆみ・炎症が起こる4つの病気
脂漏性皮膚炎が原因でフケやかゆみ、炎症がおこることはよくあることです。
しかし、脂漏性皮膚炎以外にもこれらの症状が生じる場合があり、病気や菌による感染や寄生虫まで様々です。
脂漏性皮膚炎以外の病気や感染症として診断される症状についても頭に入れて起きましょう。
病名 | 特徴 | 概要 |
乾燥フケ | パラパラと小さい乾燥したフケ。肩が白くなるフケの症状 | 乾燥や、頭皮が刺激を受け、バリア機能が低下することによるターンオーバーの乱れが原因で起こる |
白癬菌(しらくも) 出典:https://bandh.org/shirakumo.html | 楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)が出る | 白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。 |
乾癬 出典:https://www.kansen-partners.jp.,, | 皮膚が少し盛り上がり、赤い発疹、フケのようなうろこ状の鱗屑 | 原因不明の皮膚疾患で、血管が拡張し皮膚の新陳代謝が通常の10倍以上の速度で進むため、皮膚が剥がれ落ちていく |
しらみ 出典;http://www.kosod.. | 髪の根元に白い卵がある、髪をかき分けると虫がいる | 髪の根元付近に卵を産み、フケと間違われることもある寄生虫で、かゆみを引き起こす |
もしかすると、このように、脂漏性皮膚炎以外の病気や感染症と併発していたりする場合もありますので、一度皮膚科に行くことをおすすめします。
フケの症状は皮膚科であればどこでも対応してもらえるので、手軽にお近くの皮膚科を受診しましょう。
5. 皮膚科でできる頭皮の脂漏性皮膚炎の治療
脂漏性皮膚炎は皮脂の分泌が正常に戻るように、地道に対策をしていくことで改善の余地があります。しかし、炎症が強い場合、フケ、ベタつき、抜け毛、におい、などの症状が出てしまう恐れもあります。
そのため、一時的にであっても炎症を抑えることで症状が改善しますので、「症状だけでも何とかしたい」という人は皮膚科に行って、薬を処方してもらうと良いでしょう。
この章では、皮膚科で処方してもらえる主な薬を、大きく2種類に分けて紹介します。
- 抗菌・抗真菌の薬
- ステロイド系の薬
5-1. 抗菌・抗真菌対策の薬
脂性のフケを治療するために、抗菌剤や、ステロイドなどで治療をすることが一般的です。
脂性フケの治療に使われる薬は下記のようなものがあります。主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。
薬 | イメージ | 有効成分 | 用途 |
ニゾラールローションクリーム ニトラゼン(ジェネリック薬) | ケトコナゾール | 抗真菌 | |
ゲンタシン軟膏クリーム | ゲンタマイシン硫酸塩 | 抗菌 | |
ルリッド錠 | ロキシスロマイシン | 抗菌 |
脂漏性皮膚炎により赤みや、かゆみがひどい場合は、抗菌・抗真菌作用とステロイドの混合薬が使われることがあります。
5-2. ステロイド系の薬
ステロイドとは、炎症を抑えたり、アレルギー反応を抑える薬で、とても強力な薬です。
副腎皮質から分泌されるホルモンに似せた人工的に作られた物質で、副作用が強いことや、症状を抑えるだけの対処療法であることから賛否両論ある薬です。
長期間服用することで、副作用として皮膚が弱くなったり、感染症にかかりやすくなるとされています。
ステロイドは医師の判断の元、短期的に使用しましょう。
6. 脂漏性皮膚炎やフケにまつわるよくあるQ&A
脂漏性皮膚炎やフケについては、詳しい原因はまだ明らかになっておらず、対策や治療についても完全に治す方法はまだありません。
そういったこともあり、受ける質問がいくつかありますので、参考までに紹介しておきます。
- 皮膚科に行かないと治らないのか
- 脂漏性皮膚炎は短髪の方が早く治るのか
- 石鹸シャンプーは悪化するのか
- カフェインは脂漏性皮膚炎に良くないのか
- 乾燥肌でも脂漏性皮膚炎になるのか?
- 季節性はあるのか?
①. 皮膚科に行かないと治らないのか
皮膚科に行かなくても改善は可能でが、皮膚科に行くとグッと早く良くなる人もいるようです。
ただ、皮膚科に行ってできることは、基本的に薬によって、炎症を抑えることだけです。
薬を使う場合、使い続けなければ症状が抑えられないので、根本解決になりません。
たとえ皮膚科に行くとしてもこれまで紹介した基本的な対策をして脂漏性皮膚炎を根本的に治しましょう。
②. 脂漏性皮膚炎は短髪の方が良いのか?
短髪の方が良いことは間違いありません。
短髪にすることで2つのメリットがあります。
- 蒸れにくい
- 薬が塗りやすい
脂漏性皮膚炎は皮脂を餌に増殖した常在菌が原因です。菌は基本的に高温多湿を好みますので、髪が長い方が蒸れやすく、菌が増殖しやすい環境となります。そのためなるべく短髪の方が蒸れにくくておすすめです。
次に、薬を使う場合に、髪が長いと塗りにくいのはもちろん、頭皮ではなく、髪についてしまう確率が高かく、頭皮に行き渡りにいくいでしょう。そのため、なるべく髪が短いことに越したことはありません。
③. 石鹸シャンプーはダメなのか?
石鹸シャンプーは硫酸系のシャンプーに比べ洗浄力は抑えてありますが、石鹸は必ず石鹸カスが出ます。
丁寧に洗い流さなければ、石鹸カスが頭皮に刺激を与えたり、毛穴に詰まり、炎症を悪化させる可能性があります。
そのため、なるべくこのページで紹介したおすすめのシャンプーでケアすることをおすすめします。
④. カフェインは脂漏性皮膚炎に良くないのか?
コーヒーやお茶、コーラなどはカフェインが多いことで知られていますが、カフェインは皮脂を多く分泌させる働きがあるため、あまりおすすめすることはできません。
小さなことですが、脂漏性皮膚炎を改善するために量を減らして様子を見てみましょう。
⑤. 乾燥肌でも脂漏性皮膚炎になるのか?
乾燥肌の人も脂漏性皮膚炎になる可能性があります。
乾燥肌の人は元々、刺激にとても弱いため、かゆみや赤みなどの炎症による症状が強めに出てしまう可能性があります。
アトピーと脂漏性皮膚炎は症状が似ています。脂漏性皮膚炎を併発しているか判別がつかない場合は、病院に行き医師に相談することをおすすめします。
⑥. 季節性はあるのか?
脂漏性皮膚炎は季節によって症状が重くなり得るタイミングとそうでないタイミングがあります。
脂漏性皮膚炎の原因である菌は、皮脂の量、温度、湿度、の影響が大きいです。そのため、どうしても夏前後になってくると、先ほどあげた影響で増殖しやすくなってしまいます。
7. さいごに
頭皮の脂漏性皮膚炎の原因から対策まで詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
脂漏性皮膚炎によって、フケ、抜け毛、赤みなどあらゆる症状がありますが、炎症を抑えることで、一時的に症状は改善するでしょう。しかし、根本的に改善しなければ、いつまでたっても薬を使い続ける必要がありますので、根本的な対策をすることをおすすめします。
本ページでご紹介した方法を参考にしながら、シャンプーを変えたり、頭の洗い方を見直したり、生活習慣に気をつけたり、できることからケアをしていきましょう。
低刺激で安心できるおすすめのシャンプーは下記の2つです。
- 『haru ”kurokamiスカルプ”』・・コンディショナーいらず
- 『ハーブガーデン』・・・・コンディショナーとセットでお得
あなたの悩みが少しでも改善することを心から願っています。
参考:アミノ酸シャンプー比較表
下記の表はアミノ酸シャンプー11種類を徹底的に比較したものです。
シャンプー | 評価 | 添加物 刺激成分 |
1位 haru ”kurokamiスカルプ” 2ヶ月ごと定期コース:¥3,256/400ml 通常:¥4,070 | 洗浄成分:◎ 刺激成分:◯ | 【洗浄成分】 ココイルグルタミン酸TEA コカミドDEA ココイルメチルアラニンNa ココイルグリシンKなど 【刺激成分】 エタノール |
2位 ハーバニエンス 2ヶ月ごと定期コース:¥2,200/300ml (セット¥4,400〜) | 洗浄成分:◎ 刺激成分:◎ | 【洗浄成分】 ラウロイルメチルアラニンNa ココイルグルタミン酸Na ココアンホプロピオン酸Na コミカドプロピルベタインなど 【刺激成分】 – |
3位 ブラックシャンプー 定期コース:¥4,752/400ml 通常:¥5,280 | 洗浄成分:◎ 刺激成分:◯ | 【洗浄成分】 コミカドプロピルベタイン ココイルグリシンK ラウリルグルコシド ココイルグルタミン酸TEAなど 【刺激成分】 エタノール |
モーガンズノンシリコン アミノ酸シャンプー白樹 ¥2,860〜/300ml | 洗浄成分:△ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 デシルグルコシド オレフィン(C14-16)スルホン酸Na コカミドプロピルベタイン ラウロイルメチルアラニンNaなど 【刺激成分】 安息香酸Na ポリクオタニウム-10 エチドロン酸4Naなど |
マイナチュレシャンプー 1ヶ月ごと定期コース:¥2,979/280ml 通常:¥3,696 | 洗浄成分:◎ 刺激成分:△ | 【洗浄成分】 コカミドプロピルベタイン ラウロイルメチルアラニンNa など 【刺激成分】 フェノキシエタノール 安息香酸ナトリウム など |
アスタリフトスカルプ フォーカスシャンプー 定期コース:¥1,980/200ml 通常:¥2,200+送料200 | 洗浄成分:△ 刺激成分:△ | 【洗浄成分】 ココイルアラニンTEA ココイルサルコシンNa PEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na ラウリルベタインなど 【刺激成分】 メチルパラベン 安息香酸Na オレイルアルコールなど |
ZACCパールリッチシャンプー ¥6,380/400ml コンディショナーセット | 洗浄成分:△ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 コカミドプロピルベタイン スルホコハク酸ラウレス2Na ココイルグルタミン酸TEA など 【刺激成分(添加物)】 フェノキシエタノール メチルパラベン プロピルパラベン 香料など |
ボタニカルシャンプー (モイスト) ¥1,540/490ml | 洗浄成分:◎ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 コカミドプロピルベタイン ココイルメチルタウリンNa ラウロイルメチルアラニンNaなど 【刺激成分(添加物)】 エタノールベヘントリモニウムクロリド,ジステアリルジモニウムクロリド,香料 フェノキシエタノールなど |
モンゴ流シャンプーEX ¥4,400/400ml | 洗浄成分:△ 刺激成分:△ | 【洗浄成分】 ラウロイルメチルアラニンNaラウロイルサルコシンNa ラウロイルメチルβ-アラニンTEAなど 【刺激成分(添加物)】 エタノール フェノキシエタノール |
守り髪シャンプー ¥3,080/400ml | 洗浄成分:△ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 スルホン酸Na コカミドDEA ココイルグルタミン酸TEA 【刺激成分(添加物)】 エタノール フェノキシエタノール メチルパラベン プロピルパラベンなど |
ディアボーテオイルインシャンプー ¥781〜/500ml | 洗浄成分:◎ 刺激成分:× | 【洗浄成分】 ココイルメチルタウリンNa パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン コカミドメチルMEA ココイルグルタミン酸TEA 【刺激成分】 エタノール 安息香酸Na 塩化Na など |
<評価軸>
洗浄成分・・・アミノ酸系・ベタイン系・グルコシド系◎/スルホコハク酸系◯/スルホン酸系・硫酸系△/
刺激成分( 添加物)・・・0つ◎/1つ◯/2つ△/3つ以上×